大型版 だいじょうぶだいじょうぶ (講談社の創作絵本)

  • 講談社 (2006年10月26日発売)
4.08
  • (41)
  • (28)
  • (27)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 521
感想 : 39
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • 本 ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061323353

作品紹介・あらすじ

子どもから大人まで広く愛されてきたロングセラーが大型版に!
これが本屋のイチオシ!

小さかったころの ぼくを いつも たすけてくれたのは
おじいちゃんの ことばだった。

心配しなくても「だいじょうぶ」。無理しなくても「だいじょうぶ」。
それは、おじいちゃんのやさしいおまじない。
子どもたちのしなやかな強さを育むのはもちろん、すこし疲れた大人にも前を向く力を与えてくれる絵本です。

どくしゃのみなさんへ
おじいちゃん、おばあちゃんをさそって、みんなで、さんぽにでかけよう。ゆっくり、のんびり、あるいていけば、ほら、ぼくらのまわりは、こんなにも、たのしいことがあふれてる。――いとうひろし

日本図書館協会選定図書/講談社出版文化賞絵本賞

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 小学校の読み聞かせにこの本をよく読む方がいて気になっていたので借りてみた。
    「大丈夫大丈夫」たった一言でやってみる勇気がもらえたり、安心感が生まれたり。
    その優しさが男の子の心の中にちゃんと育っていったんだなってラストがまた良い。

  • おじいちゃんとぼく。
    ぼくが小さい頃、おじいちゃんといっしょに散歩に行く。
    意地悪な子もいれば、危ないこともある。ばい菌だってうようよしている。心配になるぼくにおじいちゃんは言う。「だいじょうぶだいじょうぶ」って。
    そして、ぼくが「だいじょうぶ」って思えるようになったころ、おじいちゃんはもっと年寄りになる。

    子どもを見守る温かいまなざしに溢れている。世界への希望を示す絵本。心の中で「(無理しなくても)だいじょうぶ」と思えることはとても大切なことだと思う。
    そう思えない現世であったとしても、思っていたい。

    • 白いヤギと黒いヤギさん
      同感です。
      東京書籍 小学国語5年生の教科書に掲載されているのは素晴らしいことだと思います。
      まだ世の中の色々なことがわからなかった男の子が...
      同感です。
      東京書籍 小学国語5年生の教科書に掲載されているのは素晴らしいことだと思います。
      まだ世の中の色々なことがわからなかった男の子が、大人へと変化していく5年生という時期に、この物語に触れるのはとても意味があると思います。
      ぜひたくさんの人に読んでもらいたいですよね。
      2025/02/22
  • 3歳0ヶ月息子

    息子にも何かあった時『だいじょうぶだいじょうぶ』と言ってあげたいし、母業を頑張って気を張り詰めている自分にも『だいじょうぶだいじょうぶ』と言ってあげたくなる。

  • ぼく〟が今よりずっと赤ちゃんだった頃、〝お爺ちゃん〟が今よりずっと元気だった頃、ぼくとお爺ちゃんは、毎日のように散歩を楽しんでいました。散歩の途中、困った事や怖い事に出合うと「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と言ってくれるお爺ちゃんでした・・・。 やがて〝ぼく〟は、ずいぶん大きくなり〝お爺ちゃん〟は、ずいぶん歳をとりました。だから今度は、ぼくの番です。お爺ちゃんの手を握り、何度でも繰り返します「だいじょうぶ、大丈夫だよ、お爺ちゃん」と。 大人から子どもへ、子どもから老人へと、愛情が育み励まされる絵本です。

  • なんだかホッとさせてくれる本です。
    (H.M.先生)

  • 「だいじょうぶだいじょうぶ」不安なとき、こわいとき、つらいとき、おまじないのようにとなえたくなる愛情深くて力強いことば。このおじいちゃんのように「だいじょうぶだいじょうぶ」言ってあげれる人になりたい。

  • 「だいじょうぶだいじょうぶ」心を少し強くさせる魔法みたいな言葉。
    〇未就学児~

  • 「だいじょうぶ、だいじょうぶ。」不安になったときのおまじないのような言葉。世の中きっと何かあってもなんとかなる。前向きな気持ちになれる。
    読み聞かせ(4分20秒くらい)

  • やさしかった!

  • おじいちゃんとお散歩していた小さな頃を回想する男の子。
    新しいことを知り、楽しいことに出会う度世界は広がるが、同時に困ったことや恐れることも増えていく。
    その度におじいちゃんがかけて助けてくれたのは「だいじょうぶ だいじょうぶ」という言葉。「無理してみんなと仲良くしなくてもいいんだよ」「たいていの病気やけがはいつか治るもんだよ」「世の中、そんなに悪いことばかりじゃないよ」…おじいちゃんの「だいじょうぶ だいじょうぶ」に込められた安心のエールは優しい愛情そのもの。
    巡りめぐるその優しさに最後は泣きたくなる。

全39件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1957年、東京に生まれる。早稲田大学教育学部卒業。大学在学中より創作を始め、絵本『みんながおしゃべりはじめるぞ』(童心社。現在は絵本館で出版)でデビュー。
主な作品に『シポックさいごのえもの』(めくるむ)、『ルラルさんのにわ』(絵本にっぽん賞)、『くもくん』(日本絵本賞読者賞)『バンバンバンバンバンソウコウ』『ルラルさんのたきび』(以上ポプラ社)、『おさるのまいにち』『おさるはおさる』(ともに路傍の石幼少年文学賞)、『おさるになるひ』(産経児童出版文化賞、IBBYオナーリスト選出)『おさるのもり』(野間児童文芸賞)、『だいじょうぶだいじょうぶ』『おさるのしま』(講談社出版文化賞)(以上講談社)、『マンホールからこんにちは』(児童文芸新人賞)『ナナのおけいこ』(以上徳間書店)『クグが拾った物語』(理論社)、『コグニのはじまり』(あすなろ書房)他多数がある。

「2025年 『ありんこのぎょうれつ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

いとうひろしの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×