狂言えほん ぶす (講談社の創作絵本)

  • 講談社
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本棚登録 : 156
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061323476

作品紹介・あらすじ

野村萬斎氏(狂言師)推薦!
「狂言」を通して、表現の楽しさを子どもたちに伝えたい――。この「狂言えほん」シリーズが、小さな子どもにとっての最初の一歩になれば、私もうれしいです。

~「ぶす」は、こんなお話です~
むかし、あるお屋敷に、主人と2人の家来がおりました。ある日、主人は「このつぼには『ぶす』というたいへんな毒が入っている。くれぐれも近寄らないように」と家来に言いつけて、出かけていきました。「ぶす」を見てみたくなった2人の家来は、「あおげ、あおげ」と、毒の風にあたらないように扇であおぎながら、つぼに近づきます。ついにつぼの中を見た2人は、「ぶす」が砂糖であることを知り、夢中でぜんぶ平らげてしまいました。帰ってくる主人に言い訳をするために、2人が考えたこととは、いったい?

※読みきかせ……3歳から
  ひとり読み……小学校低学年から

感想・レビュー・書評

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  • 同タイトルの本がでポプラ社からも出ていて、そちらは内田麟太郎さんの文と長谷川義史さんの絵。好みの問題だが、私はこちらのささめやゆきさんの絵の方がシンプルで好きだ。

    皆さんよくご存じの狂言で「にほんごであそぼ」にも時々登場する。
    読んでいると、野村萬斎さんの朗々とした声が脳内で響いてきそう。
    「ぶす」とは「トリカブト」の猛毒のことらしい。ドキッとするほど綺麗な花なのにね。
    後書きに詳しく載せてあるので、出来ればそちらも読んであげたい。

    貴重品だった黒砂糖を、ある屋敷の主人が手に入れる。
    使用人に食べられまいと「これはぶすという猛毒だ」と嘘をつき、独り占めしようとする。
    ところが主の留守の間に使用人がしたことは・・・

    「あおげ あおげ」「あおぐぞ あおぐぞ」というふたりの使用人の掛け合いが可笑しい。
    扇で風を送っては、「ぶす」に恐々近づく場面だ。
    好奇心だけで「毒」と言われるものに手を出せるものなのか、首をひねるところ。
    たぶん太郎・次郎の二人は、主をそもそも信頼して無かったのだろう。
    「ぶす」を食べきったあとの処置が、それはもうすごい。よくぞここまで。
    しかも、ここからが特に面白いところ。
    常日頃どんな目に遭っているかが、ここで良く分かるというもの。
    ラストはほとんどコントのようで、これを生かすには思い切り楽しそうに読むしかない。

    昔々、ひとびとはこんな話を考えて鬱憤を晴らしていたのね。
    読んでいてこの主に同情心のひとかけらも浮かばない・笑
    室町時代に成立されたとされる古典芸能の狂言を、一度は能楽堂で観てみたいものだ。
    約9分半。出来れば中学年以上に。

  • 福音館 ぶすのつぼ

  • 易しい言葉で書かれている。「あおげ、あおげ」「あおぐぞ、あおぐぞ」と狂言の言い回しもあり
    コミカルな展開に絵があっていると思う

  • 6-1 2022/11/09
    *****
    5-1 2020/02/19
    5-3 2020/02/12
    5-2 2020/02/12

    *********
    「落語」に。

  • 10分。狂言絵本だが、難しいところはなく、1年生でも内容に引き込まれて集中できていた。最後のところでは笑いもおき、緊張と緩和がある良い読み物。

  • 10分

  • 面白い。
    あたまいい。

  • このような話は、昔話にもあったような?
    「附子(ぶす)」とはトリカブトの猛毒のこと。

  • 2012年5月8日

    装丁/タカハシデザイン室

  • 2019年度 5年生
    触ってもいけない「ぶす」に興味をもち、二人は、中身を見たいと気持ちを駆り立てられる。
    壺の中身を見る迄、又、中身を見た後の二人の掛け合いが面白い。
    子供達からの感想の一つに、「ぶす」を食べた後、言い訳を考えることが面白かったと。
    子供達は、静かに話に耳を傾けながら、それぞれ、色んな思いで聞いてくれていました。 
    2018年度 5年生 7分
    甘くて美味しい黒砂糖を毒の「ぶす」だと偽って一人占めしようとした主人が家来に一本とられたお話。
    主人の嘘を見破っていく展開、ぶすを食べる為に家来が思いつた事とは?!
    家来の方が一枚上手でした。
    変更がなければ来年の6年生の教科書に出てくる予定だそうです。
    昔話や伝統の絵本もいいですね☆
    2018年度 2年生 7分
    やはり、『ぶす』って見るだけで、クスッと笑う子がいました。
    なぜ、掛け軸を破ったり、お茶碗を割ったりするのだろう?と、話の展開が面白く、聞き入ってくれていました。
    2016年度  5年生  8分
    2013年度  6年生
    2010年度  6年生  5月  7分
    ちょうど来月、狂言を学校から観に行くので、
    タイミングとしては、良かったと思います。
    どんなお話もさすがに静かに話をきてくれています!
    6年生になると本選びに悩みますが・・・
    今までもホッと出来るものや落語本が好きみたいですね。
    最後の一年なので、なるべく色んなジャンルのものにも
    挑戦したいとおもいます。
    お話し会が終わってから、先生からも子供達にお話があったようです。
    教室に絵本を置いてきました!
    2011年度  6年生  5月
    2012年度  6年生  6月  8分
    『ぶす』はお話は同じでも本により絵や文章の長さが全然違います。
    こちらは絵も文章もシンプルで時間内に2冊めるようにと、短いこの絵本を選びました。
    『ぶす』ではありませんが、六年生は二学期に狂言鑑賞があります。

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著者プロフィール

絵本・童話作家、翻訳家。大分県生まれ。『ふってきました』(講談社)で、日本絵本賞、講談社出版文化絵本賞受賞。『どうぶつゆうびん』(講談社)で、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞受賞。現在『せつぶんセブン』ほかセブンの行事絵本シリーズ(世界文化社)で、活躍中。著作は400冊以上。

「2023年 『たなばたセブン 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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