狂言えほん そらうで (講談社の創作絵本)

  • 講談社 (2008年9月27日発売)
3.48
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本棚登録 : 101
感想 : 11
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  • 本 ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061323797

作品紹介・あらすじ

野村萬斎推薦! 「狂言えほん」第4弾 いつも空腕(うその腕自慢)ばかり言っているけれど、本当は臆病な太郎冠者。主人に買い物を言いつけられて出かけますが、暗い道で出会うものが怖く見えて……。

感想・レビュー・書評

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  • はじめての狂言えほん。これはおもしろい。歴史の検証を経ているので、物語の面白さは折り紙付き。その面白さをそのままに絵の力を使ってさらに楽しめる構成になっている。物語をよく理解できる。小学校の中学年や高学年にはうってつけ読んでいても楽しい。

  • 狂言絵本
    そらうでという
    偽り自慢話を空腕立てといい
    空腕となった
    臆病だけど
    主人の前では腕自慢

  • 小僧の開き直りっぷりが楽しいです。

  • 「そらうで」というタイトルに惹かれて手にとってみました。

    そらうで…ソラウデ…空腕?
    なんじゃそりゃ?

    見ると「狂言絵本」とあります。
    おお、古典芸能!
    思わずあの野村萬斎さんが目に浮かびました。
    へぇぇ、珍しい、面白そう。

    「そらうで」っていうのは、想像通り「空腕」と書くのだそう。
    つまり、腕があるように見せかけること。
    普段威勢のいいことを言っている主人公・たろうが実は臆病者であった、
    というお話なのですが、それだけじゃ終わらないのです。

    単なる臆病者ではなく、「ほら」に長けているたろう。
    主人のいいつけを守れなかった「言い訳」があまりに大げさで…
    なんとそれが「芸は身を助ける」というオチにつながっていきます。
    うむむ…たろうには臆病ではあるけれど機転のきく頭の良さも感じます。

    ウソをつくことはもちろん良くないこと…ですけど、あまりに面白いウソなら
    笑って許してあげる寛大さも大事かもなぁ、なんて思ってしまいました。
    たろうのウソに最後は感心してしまう主人、なかなかあっぱれなお方です。

  • 2013年度  6年生
    2011年度  6年生
    さすが 6年生は、行儀も良く よく聞いてくれています。
    特に狂言は、見に行って知っていると言うのもあり
    面白いお話と興味深く集中して聞き反応も良かったです。

  • お殿様に刀をかりておつかいに行って
    こわがって刀もとられて(殿様がこっそりとった)
    帰ってきて
    きったはったの大乱闘をさも本当のように伝える太郎のはなし

    そらうでってのは
    空腕立て
    うそのうでじまん
    ってことらしい

  • H22年9月 4-1

  • ウソのうまいの家来に、主人が言った。
    本当は夜が怖くて…。

  • 2008・12・18

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著者プロフィール

絵本・童話作家、翻訳家。大分県生まれ。『ふってきました』(講談社)で、日本絵本賞、講談社出版文化絵本賞受賞。『どうぶつゆうびん』(講談社)で、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞受賞。現在『せつぶんセブン』ほかセブンの行事絵本シリーズ(世界文化社)で、活躍中。著作は400冊以上。

「2023年 『たなばたセブン 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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