狂言えほん せつぶん (講談社の創作絵本)

  • 講談社 (2009年1月16日発売)
3.38
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本棚登録 : 138
感想 : 17
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  • 本 ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061323896

作品紹介・あらすじ

大好評!講談社の「狂言えほん」シリーズ
日本の伝統芸能が読みきかせにぴったりの絵本に!

~「せつぶん」は、こんなお話です~
節分の夜。「蓬莱が島」から、鬼が日本にやってきました。鬼はひと休みしようと、一軒の民家を訪ねます。そこでは女が1人、留守番をしていました。女は怖がって、鬼を追い払おうとしますが、鬼のほうは美しい女に一目ぼれして、言い寄ろうとします。しかし女に冷たくされ、鬼はついに泣き出してしまいました。それを見た女は、本当に自分のことが好きならばと、宝物を要求します。鬼は喜んで宝物を差し出し、すっかり亭主気取りですが、女は急に豆をまきはじめ……。

※読みきかせ……3歳から
ひとり読み……小学校低学年から

感想・レビュー・書評

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  •  「狂言」は「能」とともに 室町時代に成立したとされる古典芸能です。

    この絵本はわかりやすく「狂言」がかかれています。 
     

     せつぶんのよる おにが 「ほうらいがしま」 から やってきます。

    いえにいた おんなは とを あけてしまいます。

    みんながしっている 「せつぶん」 のおはなしですが おにが 

    ないてしまったり おんなとの やりとりが おもしろい本です。


     小学生 低学年から 読めます。

  • 講談社の狂言えほんの一冊。後書きにもあるが、伝統芸能のおもしろさの一端に触れることを意図して作られている。
    多分、話を知っていれば、動きのある本物の狂言の方が面白く感じるのではないか。

  • 意外性がなかった。

  • 節分の夜、『ほうらいがしま』からはるばるやって来た鬼が立ち寄った民家の女に一目惚れ。
    この鬼は結構な迫力の強面なのだけど、惚れた女の気を引こうとグイグイいって悉く塩対応されるトホホさのギャップが可笑しい。確かにいきなり「きもののほころびをぬってくれ」は真逆のNGアプローチwいろいろ間違ってるが憎めない鬼だなぁ。
    か弱い女性が豆をまいて強い鬼を追い出すという正統派ながら大人の節分絵本。
    7歳の息子や他の男性方には、好意の拒絶を露にする女のつれない態度としたたかな計算高さの方が鬼より怖かったんじゃないだろうかw

  • もうすぐ節分

  • 鬼があわれ。。。そんな読後感。

  • 6'30"
    1月、2月の読み聞かせ

  • 鬼と女の表情、やさしくも力強い絵に大いに魅せられました。

  • なんだかひどい。
    強面の鬼が、ポロポロ涙を流したかと思えば、女は鬼が自分を好きなことを確信するやその証拠に宝物をください、といってのけ、挙句、豆で追い出す始末。
    こちらもすっかりらめんくらってしまいます。
    版画でしょうか、野村さんの絵が力強く、ユーモラスであたたか。

  • 29年度  4-1
    7分

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著者プロフィール

絵本・童話作家、翻訳家。大分県生まれ。『ふってきました』(講談社)で、日本絵本賞、講談社出版文化絵本賞受賞。『どうぶつゆうびん』(講談社)で、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞受賞。現在『せつぶんセブン』ほかセブンの行事絵本シリーズ(世界文化社)で、活躍中。著作は400冊以上。

「2023年 『たなばたセブン 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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