あめこんこん 新装版 ちいさいモモちゃんえほん (講談社の創作絵本)
- 講談社 (2009年5月26日発売)


- 本 ・本 (28ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061324015
作品紹介・あらすじ
「あめこんこん、ふってるもん。うそっこだけど ふってるもん あめふりごっこする もんよっといで。」というモモちゃんの声に、「いれて」とだれかが答えます。つぎつぎに仲間が加わっていって、最後に「いれて」っていったのは……。
・文/松谷みよ子さんからのメッセージ\n゛あめこんこん ふってるもん゛によせて 松谷みよ子
幼い子が、はじめて雨にさす傘と、長ぐつを買ってもらったよろこび。
まっかな傘に、まっかな長ぐつ。
おかあさんにおんぶして、雨の日、大きな傘でおでかけもうれしいけど、もう大きくなったんです。
じぶんの傘と、じぶんの長ぐつで、雨の日あるけるんです。
もううれしくて、
「はやく雨こんこん、ふらないかなあ」
と、空をみあげているうちに、もうじっとしていられなくなって、
「雨こんこん、ふってるもん、うそっこだけどふってるもん」
お天気なのに外へとびだしてしまうのです。傘をさして、長ぐつをはいて――。
おや、そうしたら、ポツリ、ほんとに雨がふってきて――。
生きてるって、すてきだな。
お日さまもだいすき、雨もだいすき。
一日一日が、どきどきするような新鮮なよろこびを、私たちも、子供といっしょにうけとめましょうよ。
・担当者のうちあけ話
松谷みよ子さんの代表作「モモちゃんとアカネちゃん」シリーズから、「ちいさいモモちゃん」のお話を絵本にした、武田美穂さん版「ちいさいモモちゃんえほん」は、1995年に小さいサイズで刊行されました。これは、子どもたちが、お家でお父さん、お母さんのおひざの上にのって読むことを想定したもの。
今回、それをリニューアルして幼稚園や保育園での読み聞かせにも使えるように、すこし大きめサイズにしました。じつをいうと、そのきっかけは設定が拡大のまましてしまったカラーコピー。そのモモちゃんがなんともいえずかわいく、こっち、こっちとよばれているようで、「大きいのもいいじゃない」とそのままダミー(試作品)を作ってしまいました。
お家でも、大勢の読み聞かせでも「あめふりごっこ するもの よっといで」「いれて」という文のリズムと、絵のかけあいを楽しんでくださると嬉しいです。(ほろほろ鳥)
感想・レビュー・書評
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娘のお気に入りの絵本。
新装版で登場です。
図書館で借りて、娘はとっても気に入った様子。
「あめこんこん、ふってゆもんっ!」と、モモちゃんと一緒に歌ってます。
そんなに気に入ったのなら買おうと思ってamazonに行ったら、ない!??
もしかして絶版???
他にもいろいろ検索してみてもやはり在庫なし。
夜寝る前の、読み聞かせの定番となっている絵本なのに。。。
試しに、図書館に返却する前に本を隠してみましたが、「あめこんこん~~~!!」と号泣。
うーーん、しかたがない。
全ページをカラーコピーして糊づけして、読み聞かせをしていました。
そんな状態で数ヶ月を過ごしていましたが、今回ようやく新装版が出ました。
もちろん予約注文で購入。
届いてみたら...
でかっ!!!
前の本の1.5倍はあるんじゃないでしょうか。
こんなにでかくて扱いづらいじゃん、とぶつぶつ言ってましたが、娘は「でっかーーーい!」と大喜び。
そして読んでみると、読み聞かせがしやすい。
しかも、大きいモモちゃんは思ったよりもかわいらしく、これに見慣れてしまうと今までの本では物足りない。
うーーん、さすが講談社。
この本の誕生のきっかけが、コピーミスで拡大してしまったからだとか。
失敗は発明の母ですね~。
この調子で、我が家の夜の読み聞かせの定番、カラーコピー版「よるですよう」「モモちゃんのおいのり」が新装版で出てくるのを待ち望んでいます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2歳11ヶ月
あめふりさんぽ、が好きなのでこちらを借りてみました。あまりハマらず… -
(クイズみたいになっていて、楽しかった)
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あめこんこん ふってるもん
うそっこだけど ふってるもん
あめふりごっこ する もん
よっといで
それぞれのリズムで歌いながら読み聞かせる。
いい絵本です!!
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新しい傘と長靴で、あめふりごっこをするお話。
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2019年度 幼稚園4歳児
晴れにもかかわらず『あめこんこん』を読みましたが
しっかりと絵本の世界に入り込んでくれました。
子供達と一緒にお話を楽しむことができました。 -
優しく語りかけられているように感じる文章がとても好きです。
晴れた日に、ぜひ。 -
ちいさいモモちゃんシリーズの改訂版
絵が見やすくて可愛く生まれ変わりました。
新品の傘に長靴
待ちきれなくてお庭で「うそんこ雨降り遊び」
仲間に入ってくるのは誰かな?
子供心をくすぐる絵本 おすすめです。
著者プロフィール
松谷みよ子の作品





