みみかきめいじん (講談社の創作絵本)

  • 講談社 (2009年9月16日発売)
4.02
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本棚登録 : 809
感想 : 72
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  • 本 ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061324107

作品紹介・あらすじ

「みみかきして!」と、お客が続々つめかける、みみかき名人の先生。
助手のひょうたんのひょうすけは、次々にやってくるお客さんを相手に大奮闘。
最後やってきたのは……! さて、先生とひょうすけは、どうする?

第27回講談社絵本新人賞を受賞してデビューした、かがくいひろし。子どもたちみんなが笑顔になる、かがくいひろしの絵本。

感想・レビュー・書評

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  • ☆2021.12 3年生 読み聞かせ☆
    まさかのクリスマス絵本!
    遠目のきく絵柄ではないのだけれど、こどもたちはすばらしい集中力で、こまかなところもちゃんとキャッチしてやわらかな反応を見せてくれた。展開のおもしろさもさることながら、描かれるみみかきのきもちよさも共有してくれた感じで、かがくいさんの絵本のあったかな魅力が伝わって嬉しくなった。一冊の絵本をこどもたちと一緒に味わえたような心持ちがして、充実感があった。

    以下余談。
    ほわほわのついた耳かき知らない子もいるかなー?と思い、最初に本物を見せたところ、耳かき!との声が方々からあがってホッ。でも、中に、「むかしのやつ!」といった子もいて苦笑い。たしかに最近はあまり見かけないタイプかしらん・・!?

  • リズムがあって絵が優しい

  • 耳かき名人のひょ・うーたん先生がやってきたお客さんの耳を「みみかき草」でお掃除。
    たくさんのうさぎを順番に耳かきしたり、象相手にはとても大きなみみかき草を用意したり。
    その耳かき草を用意するのは弟子のひょうすけの役割。
    気持ち良すぎて丸まってしまうお客さんもいたり。
    最後のお客さんはシャンシャンという音とともにやってきた透明人間。
    名人が間違えて鼻の穴をほじったせいで、透明人間がくしゃみをしてしまい、一瞬その姿が見える…。
    名人と弟子はサンタクロースの姿を見てしまったことは誰にも言わないでおこうとし、今日はさっさと店じまいをするのだった。


    象の耳かきをしているときに耳の穴のところが光っていたのが面白かった。
    さぞ気持ちいいんだろうなあ。

    相変わらず笑える。

    かがくいさんって2009年に亡くなっていたのか。
    知らなかった…。
    もう新作は出ないのだと思うとしんみり…。

  • みみかき名人に耳かきをsてもらって、幸せそうな動物たちの顔。

    ぞうさん用の巨大な耳かき棒や、

    透明人間(実はサンタさん!)ようの、透明耳かきなど、ユニークな耳かきがいっぱい。

    みならい助手(?)のひょうすけがカワイイ!

  • 去年の小学校での読みきかせで、ちょっとしたブームになったんですから!(。。。たった、20人くらいの中ですが)
    えー、私も読みたい!
    はははは、このゾウの表情うけるーーー。
    えー、みみかきが生えてる~。
    などなど。

    読み聞かせをするママたちの中でウケてました。
    かがくいさんの絵本はどれも、「ぷっ」って思わず吹き出すようなものが多いみたいですね。 by えみママ

  • 3歳

  • だいぶ最高!!
    うさぎ!
    ぞう!
    透明人間!

  • ナンセンスなようでユーモアがあって楽しい絵本。キャラクターも個性があって、表情が面白い
    。ゾウが溶ける展開はなかなか思いつかない面白さがあります。

  • 娘が、小さい頃、耳かき好きだったなぁ。絵本を読んで、耳かきしてと言われて久しぶりにしたら、くすぐったいと言われた。
    ユーモラスで優しい。
    透明人間が意外なあの人で、面白い。

  • ◎耳かきをしてもらうとホント気持ちいい〜
    ◎帽子や手袋、サングラスもなしに「透明人間」を描いた貴重な絵本!ではないでしょうか
    ヒントは登場シーンの音。答えは一瞬のクシャミの姿
     驚きの世界観、自由さ。

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著者プロフィール

1955年、東京都生まれ。1980年東京学芸大学教育学部美術科卒。第13回紙わざ大賞展準大賞受賞。2005年『おもちのきもち』(講談社)で第27回講談社絵本新人賞を受賞し、絵本作家としてデビュー。絵本に『もくもくやかん』『ふしぎなでまえ』『はっきよい畑場所』『みみかきめいじん』(講談社)『おむすびさんちのたうえのひ』『なつのおとずれ』(PHP研究所)「だるまさん」シリーズ『おしくら・まんじゅう』『おふとんかけたら』(ブロンズ新社)「まくらのせんにん」シリーズ(佼成出版社)『がまんのケーキ』(教育画劇)がある。2009年、逝去。

「2016年 『うめじいのたんじょうび』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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