- 本 ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061324688
作品紹介・あらすじ
運命は、じぶんの力できりひらくもの!
幸運の星をぬすまれたフィオーラは、不運つづき。でも、このままでは大好きな家族のもとへいつまでたっても帰れない……そう思って不幸の魔女に立ち向かいます。
・作/たなか鮎子さんからのメッセージ
誰も「ふこう」にはなりたくありません。でも、残念ながらそれはどんな人の上にも、思いがけなく降りかかってくるものです。
そんな時、不幸から自分を救えるのは、自分しかいないのではないか、と思います。どんな状況になっても、逃げ出さずに自分と向き合い、心の中からおそれや不安を追い出すこと。それがしあわせへとつながっていく道なのではないかと思います。
最初このお話をイタリア民話で読んだ時、けなげなフィオーラに心を動かされて、ぜひ彼女の物語を作りたいと思いました。フィオーラの前向きさは、知らないうちにまわりの人をも幸せにみちびいていきます。
私が勇気をもらったように、この絵本で元気や勇気をもらえる人がいて下さったら、とても嬉しいことです。
感想・レビュー・書評
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〝ある嵐の日、漁に出ていたお父さんの船が行方知れずになり、お母さんは悲しみのあまり病気に。 フィオ-ラの一家は、火が消えたように暗くなってしまい・・・。「知ってるかい? あの漁師の家が、急に不幸になったわけを」「知ってるとも。嫉み深い“不幸の魔女”が、フィオ-ラの“幸せの星”を、横取りしてしまったからさ。それ以来、一家は災難つづきってわけだ」・・・「私のせいで、これ以上みんなを、辛いめにあわせってはいけない」と、フィオ-ラは身支度を整えると、そっと我が家を後にした「さようなら。どうかお元気で!」・・・〟
~作者<たなか鮎子>さんからのメッセージ~
誰も「不幸」にはなりたくありません。でも、残念ながら、それはどんな人の上にも、思いがけなく降りかかってくるものです。 そんな時、不幸から自分を救えるのは、自分しかいないのではないか、と思います。 どんな状況になっても、逃げ出さずに自分と向き合い、心の中から怖れや不安を追い出すこと。 それが幸せへと繋がっていく道なのではないかと思います・・・。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
昔話風の仕上がりで、難しい表現なく最後までドキドキしながら読ませる本でとっても良かった。絵も今の子に受け入れられそうなタッチで絵と文字の配置も良く考えられている。★4.5位あるかな。買うか買わないか微妙なラインでした(★5は必ず本棚に入れようと思っている)。
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ふこうのまじょにしあわせの星をよこどりされてしまったフィオーラですが、前向きな心は持ち続け…
イタリア民話を下敷きに創作したお話。 -
2012年6月18日
装丁/田中久子(ENSEMBLE) -
絵がきれいだけど、話はいまいち。
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フィオーラの幸せの輝きが悪い魔女に奪われてしまい家族が不幸に。
旅に出たフィオーラの行く先々で悪いことが起こる。
最後にたどり着いた人のところでもらったせっけんを魔女の城へ行って使うと魔女はきれいになり、いい魔女になった。
幸せの輝きを取り戻したフィオーラの一家はまた幸せな生活を取り戻す。
幸せの輝きが魔女に奪われたのが唐突に感た。
絵は背景の色遣いがきれい。 -
8分41秒:武豊
*この絵本は「不幸な星の下の娘」(『みどりの小鳥-イタリア民話選』イタロ・カルヴィーノ作 河島英昭 訳/岩波書店を下敷きに創作されたもの。
家の中が火が消えたようにくらくなる ということとはどういうことなのか、家族のありかたも考えめぐらせる。
著者プロフィール
たなか鮎子の作品





