- 本 ・本 (28ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061324725
作品紹介・あらすじ
あいちゃんは大きくなって、お気に入りのワンピースが着られなくなってしまいました。
でも、お母さんが、このワンピースを使って、うさぎのミミちゃんに洋服を作ってくれることになったのです。あいちゃんもミミちゃんの洋服作りをお手伝い。ママのお裁縫箱は、素敵なものがいっぱいつまった魔法の箱のよう。お母さんの愛情と、女の子の憧れがつまった作品です。
【読み聞かせ:3歳から ひとり読み:5歳から】
・作/こみやゆうさんからのメッセージ
わたしは以前、出版社で編集者をしていました。そしてその当時、宮野さんは都内の児童書専門店で働いていて、私はそのお店によく足を運んでいました。宮野さんは、その画才もさることながら、いつも子どもと子どもの本にふれていましたので、絵本を作るのにもってこいの人だと思いました。そして宮野さんのデビュー作『ももちゃんとおかあさん』ができあがり、それ以来のお付き合いをさせてもらっています。
わたしたちの作品には、いつも「理想の大人(母親)像」が登場します。なにかと忙しい現代のお母さんやお父さんは、この本のママのようには、なかなか振る舞えませんよね。子育て真っ最中のわたしだってそうです。でも、せめて本の中だけでも、理想の大人像を見せてやれたら、その印象は、ずっとその子の中で生き続けると信じています。
・絵/宮野聡子さんからのメッセージ
幼いころ、わたしは母のお裁縫箱が大好きでした。色とりどりの糸やボタン、ぴかぴかのまち針、美しいレースの数々……。眺めているだけで、とにかく幸せな気持ちになったのを覚えています。だからなのでしょうか……? 『あいちゃんのワンピース』の出版が決まったとき、わたしは一目散にボタンやレースを買いに走りました! 資料用という名目で、大量に(笑)。そして下絵を経て、いざ着彩へと入ったとき。色を重ねるごとに、お裁縫を開けたときの、あの幸福感がよみがえってきたんですよね。ぴかぴかしたものや、かわいらしい小物を眺めるときの幸せな気持ちって、子どもも大人も関係ないんだなってつくづく思って。描きながらワクワクしました。とにかく、女の子の好きなものをいっぱい集めた作品です。隅々までじっくりと眺めていただけたら嬉しいです。
感想・レビュー・書評
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背が伸びたので、あいちゃんのお気に入りのワンピースが小さくなってしまいました。そこでママが、うさぎのぬいぐるみのミミちゃんのワンピースにリメイクしてくれることになりました。あいちゃんには、ママのお裁縫箱が、リメイクに必要な道具だけでなく、綺麗な糸やボタンやレースまで出てくる魔法の宝箱に見えたのかもしれませんね。
昔は「仕立て直し」と呼ばれる生活の知恵だったそうです。戦後の物資の乏しい頃、中学校に入学する母は、祖父のウールの着物をセーラー服に仕立て直してもらったと聞いています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【娘6歳セレクト】
着られなくなったワンピースをリメイクして
お母さんがぬいぐるみのワンピースを作るお話。
なんだけど、その過程が素晴らしくて
引き出しを開けるとワクワクの連続☆
私もこーやって娘とやりとりしながら
作ってあげられたらなぁーと思った。
子供の頃、母親の持っているものが
宝物のように感じた感覚を
思い出させてくれるとても温かい絵本♡
もっと多くの人に読んで欲しい! -
あいちゃんが大きくなって着ることができなくなったワンピースを、おかあさんが、うさぎのぬいぐるみ用に作り直してくれるというシンプルな内容。絵がとても繊細に書き込まれていて、裁縫箱の絵はパッとインパクトのあるものです。
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素敵な裁縫箱!
こんなふうにリメイクされたら、嬉しいだろうな。
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娘が ちょうど 裁縫に興味が出てきたので タイミングバッチリな 絵本でした♪
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これはお裁縫についてわかりやすくて可愛いほん!あんなにキラキラのボタンやレースがあったら子どもは嬉しいだろうな
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私も作りたい!と凄く興味を持った。
可愛らしい女の子って感じのが好きみたい -
娘:5歳3か月
本人が選んだ絵本です。
こういう柔らかい女の子が出てくる絵本が好きなようで、表紙を見て選んでました。
このワンピースかわいい、といいながら読んでいました。 -
ボタンとリボンを選ぶのが楽しい
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娘チョイスの寝る前の読み聞かせ。私も思わずわぁ♪と感嘆の声をあげてしまうほど素敵な裁縫箱の中身でした(^-^)我が家にも娘が大切にしているうさことこうさのぬいぐるみがあるのですが、ワンピース作ってと言われました。そして娘はうさぎのぬいぐるみの名前をみみちゃんとももちゃんに変更すると言い出しましたf(^_^)
著者プロフィール
こみやゆうの作品





