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本 ・本 (36ページ) / ISBN・EAN: 9784061324879
作品紹介・あらすじ
風うごく
雲ながれる
光みちる
空ひろがる……
詩人・長田弘が生みだした美しいことばの粒。かけがえのない一日一日の鮮やかさ。
絵本作家・荒井良二がかみしめ、味わって、一枚一枚の絵に描ききった珠玉の一冊。
※5さいから
感想・レビュー・書評
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ふと空の絵が見たくなり手にした本。
表紙は青空
絵本を開くとまず「あっ 雨」
「だん だだん だんだん 雨はつよくなる」
音が聞こえてきそうな稲妻
雨はやみ、空気がすきとおり、草花のうえの雫は宝石のように、きらめく。
夜空の星たちのおしゃべりが聞こえてきそうだ。
長田弘さんの詩に荒井良二さんの絵が、ぴったりのすばらしい絵本だった。
それでも私は表紙のような青空が絵本の中でも見たかった。少し残念だった。 -
素晴らしい絵本なんです。
荒井良二さんの、空の絵が、ページをめくるたび、ほう、、、とため息が出ます。
長田 弘さんの文章… 詩? もステキです。
全文、書き写したくなりますが、私の一番好きなところは、嵐を表現した描写の後の
だんだん
あかるくなってきて
みどりいろは みどりいろに
空いろは 空いろに
。 。 。 この文と絵の見開きページから
だんだん
空気が すきとおって
だんだん
なにもかも はっきりしてきて
。 。 。 この見開きページ
草花のうえの
しずくが こぼれて
水晶みたいに きらめいて
ばらばら落ちて ちらばって
。 。 。 この見開きページ!!
だんだん
光は きんいろに
だんだん
水のいろは ぎんいろに
。 。 。 見開き、美しい!!
だんだん
うつくしい夕方になって
山々のかたちが
空に くっきりうかんで
。 。 。 くっきりした山並みと、夕焼け空が、とても美しいです。このあと、星空になっていって、最後の見開きページ、
雨の星の 雨の神様
おやすみなさい
うさぎが ぴょん
かがやく月のなかにとびこんで
。 。 。 この見開きページの絵、大きなお月さまとちっちゃなうさぎ、うさぎがとてもかわいらしいです。
そしてページをめくれば…
だんだん ねむくなってきて
だんだんだんだんだん
だんだんだんだん
だん だ ん
。 。 。 だんだんの文字がだんだん薄くなっていきます……
文章の言葉のリズムが良く、絵が鮮やかに変化していきます。子供さんへの、読み聞かせに、ぴったりだと思いましたが、私、図書館で借りたのですが、手元に欲しくなった、とても美しくてステキな絵本でした。
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2025/03/15
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2025/03/15
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2025/03/15
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ページをめくると、表紙の青空から一転、雨粒が森に落ちてきます。
その雨がだんだん強くなり…。
自然のスペクタルを存分に味わえる絵本。
クレッシェンド(だんだん強く)からトランクィッロ(穏やか)に。
まるでドラムの音ひとつから、オーケストラの音楽が始まるように。
クラシックの音楽家はこんな風に自然からインスピレーションを得ていたのかな。
古代の人はこんな風に自然が織りなす劇場を洞窟から眺めていたのかな。
台風や嵐に興奮しちゃうお子さんは特に夢中になりそう。
音楽用語は付け焼き刃の知ったかぶりです。
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空模様がだんだん変わっていきました。
そのたびに、私の気持ちも動きました。
雨があがり、
“草花のうえの〜”のページが好き。
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梅雨だというのにここ数日は、カラッカラッの晴れ。
ちよっと、空の絵本を開けてみたくなった。
だん だだん だんだん 雨はつよくなり
から始まり、空の色が変わってゆく様子が絵だけでよくわかる。
青から灰色に横なぐりの雨は、銀色。雷の金色。
そして、明るくなり緑の色は、鮮やかで。
空もきれいな空色。
しずくが、水晶のようにキラキラ。
やがて、美しい夕焼けから白い月が、そっと顔を出し、だんだん夜空が広がってくる。
星たちのきらめき、またたき。
とてもわかりやすい絵で、空の様子、移り変わりがよくわかる。 -
森の絵本、水の絵本と同じシリーズ
シリーズの中ではこの本が一番好きです。
荒井さんの絵の感じと、長田さんの言葉がスーッと心に響きます!
空の描かれ方がなんとも言えず、とにかく大好き
毎日眺めたいです。 -
青い空から雨が降りだし、空の色が変わっていく。激しい雨の後、だんだん空や木々の色が元通りに移りゆく。その色合いがとても素敵だった。しずくの美しさ、雨上がりの夕焼けの美しさ。世の中には美しいものがすぐそばにあることを思い出した。夜になって、暗闇が覆い、星がきらめいていく。お月さまが輝いて、そして私たちはだんだん眠りについていく。絵本の終わり方が、とても穏やかだった。
長田弘さんの詩にぴったりの、とても素敵な絵本。-
2024/09/27
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2024/09/27
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詩人の長田弘さんと、絵本作家の荒井良二さんの創作絵本、二作目です。
本当は、一作目の「森の絵本」から読みたかったのですが、図書館になかったため、この作品から。
荒井良二さんの絵を見るのは初めてで、一見、大胆でラフな感じに見えますが、空の移り変わってゆく様子に合わせて、激しさや繊細さや美しさといった、情景の目まぐるしい変化を丁寧に描いており、そこに長田さんの言葉遊びに富んだ詩が一緒になって、正に、その言葉どおりに荒井さんの絵が変わっていくのを見ることで、ひとつの壮大な物語を感じられました。
また、雨が上がった後の目の覚めるような明るい空に変わるページをめくって見たとき、あまりの雰囲気の違いに、思わずはっとさせられたのですが、それは私自身の気持ちまで明るくさせてくれる、荒井さんの絵の魔力のようなものを感じ、とても印象的でした。
他にも、山の稜線がすっきり見えるのと対照的に、細かい色を散りばめた夕方の空や、鳥たちがかえってくる薄暮の細かい描写や、大きな月の下にうさぎたちが佇む夢に溢れた可愛らしい描写等、ページをめくる度に新たな驚きと喜びを発見できる、素敵な絵本です。
ひとつ欲を言えば、もうひとまわり大きいサイズで絵を楽しみたかったのですが、このサイズで子どもたちに気軽に読んで欲しい気持ちも分かるので、そこはあまり気にしていません。コンパクトで持ち運びにも良さそうですし。-
たださん、お久しぶりです。
たださんのレビュー、やはり素晴らしいですね。
昨日、この絵本、図書館から借りて読みまして、嬉しかったものですから...たださん、お久しぶりです。
たださんのレビュー、やはり素晴らしいですね。
昨日、この絵本、図書館から借りて読みまして、嬉しかったものですから、noteという場で一緒に創作活動している友人に、メールしたのです。そしたら、興味があるので、感想を教えて欲しいとの返信が。
私、私この絵本から受けた感動を、うまく書き表せない…。ぜひ読んで、絵を見て欲しいとしかいえない…。
たださんのレビューを読んで、ああ、こんなふうに、書き表せたら!私、本当に、たださんのレビュー、好きです。
頭の中の、ぼんやりした言葉を、うまく表現して書き表してくださっているみたいで、たださんの美文には、いつも気持ちの良い喜びを感じます。
良い週末をお過ごしくださいね (•ө•)♡
2024年6月15日 土曜日 りまの2024/06/15 -
りまのさん、お久しぶりです。
お元気そうで嬉しいです(^-^)
二年以上前になるものへのお誉めのお言葉、ありがとうございます!
図書館で借...りまのさん、お久しぶりです。
お元気そうで嬉しいです(^-^)
二年以上前になるものへのお誉めのお言葉、ありがとうございます!
図書館で借りたので、はっきりと思い出すことはできないのですが、荒井良二さんは今も様々な絵本を読むこともあって、自然に於ける感動を、そのまま彼独特の絵で表現していたのかなと思い、そこに長田さんの素朴で優しい詩が加わることで、より感慨が深まった印象だったのではと・・・絵と詩で表現方法は異なりますが、どことなく雰囲気がお二人とも似てますよね。
そういえば、りまのさんの本棚から気になった絵本として、バーバラ・クーニーの「ルピナスさん」、ようやく読みまして、この世界に生まれてきたことへの感謝の気持ちを抱かせてくれる、素敵な作品だと思いました。
改めまして、ありがとうございます。
また、りまのさんのレビューを読めること、楽しみにしております♪
それでは、良い週末を過ごされますように
٩(๑❛ᴗ❛๑)۶♡
2024年6月15日 土曜日 ただ2024/06/15
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天文台勤務の私としては、これ以上ない終わり方でした!
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2024/11/10
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2024/11/10
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私の本棚をフォローして頂いてありがとうございます。
この本を借りて御礼申し上げます。
私の方こそフォローさせて下さい。
これからも末永...私の本棚をフォローして頂いてありがとうございます。
この本を借りて御礼申し上げます。
私の方こそフォローさせて下さい。
これからも末永くよろしくお願いします!2024/11/13
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著者プロフィール
長田弘の作品






ただ、明日から連休なんですよね苦笑…。
早く読みたいなぁ。
ただ、明日から連休なんですよね苦笑…。
早く読みたいなぁ。
待つのも楽しみのひとつかも…
待つのも楽しみのひとつかも…
そうじゃなくても、今週1週間は図書館が整理休館でしたので、それに3連休がくっついた形です。
まぁ、ゆっくり待ちます。
そうじゃなくても、今週1週間は図書館が整理休館でしたので、それに3連休がくっついた形です。
まぁ、ゆっくり待ちます。