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本 ・本 (36ページ) / ISBN・EAN: 9784061325340
作品紹介・あらすじ
むかし、むかし。
やまの おくで、わかい おとこが、
たった ひとりで、
くらして いました。
ある さむい あさの こと。
りょうしが しかけた わなに
つるが いちわ ひっかかって、
くるしんで いました。
「ああ、かわいそうに。」
おとこが わなを
はずして やると、
つるは うれしそうに
こうーと ないて
とんで いきました。
その ばん、おとこの いえの とが、
ほとほとと おとを たてました。
とを あけて みると、そこに、
きれいな わかい むすめが たって います。
「みちに まよって しまいました。
ひとばん、とめて くださいませんか。」
娘はお礼にと。はたを織ります。
はたを織っているところを
「けっして のぞかないで ください。」
と言うのですが……。
聞いていて心地よい文章と美しい絵で、
冬の日の読み聞かせのぴったりの日本昔話です。
*なぜ「見てはならない」のかの解説つき。
*いちばん怖いものはなに? 短いお話「ふるやのもり」も収録!
*5・6歳から
感想・レビュー・書評
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4歳になる少し前から昔話に少しずつチャレンジ。
絵がとてもかわいいし、文章量もちょうどよい。
が、やはり日本の昔話をやや地味に感じてしまうようであまりリピートはしてくれなかった… -
罠に掛かっていた鶴を助けた若者。
その晩、美しい娘がやって来ていつしか女房となる。
女房が2日で織ってくれた布を殿さまが買い取ってくれ、更に織って来いと命令される。
すまなさそうに頼み、今度は3日掛かる。
更にもっと織って来いと命令される。
無理だと言っても聞き入れてくれない。
女房がなかなか出てこない、7日7晩織り続けて心配になって、少しは休んだら、と、覗いてしまう。
優しさから覗いてしまうのはいいけれど、本来の鶴の恩返しの趣旨から外れてしまっているような。
もう1つの話は「ふるやのもり」。
どろぼうがおおかみの背に乗って、お互いに相手をふるやのもりと勘違いして走り去る。
著者プロフィール
石崎洋司の作品





