きいのいえで (講談社の創作絵本)

著者 :
  • 講談社
3.83
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本棚登録 : 84
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061325463

作品紹介・あらすじ

「きい」と「私」は、ふたごの姉妹。ある日、お母さんに叱られたきいが家出をすると言い出した。ぬいぐるみや、お気に入りの物をどんどんリュックサックに詰めていく。どうしよう、本当にいなくなっちゃうの?
「ねえ、おかしたべてからいったら?」、「このえほん、まだよんでなかったね。」きいの家出を止めようと、行動にでる「私」。
 5歳くらいの女の子の、あたたかい家族の日常を描きます。やわらかいタッチと、登場人物たちのこまかな気持ちの変化をとらえた表現で、作品の世界に引き込まれるでしょう。第34回講談社絵本新人賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 突然「家出する!」から始まり、お母さんやお父さんの姿は出てこない。お姉ちゃんが妹をあの手この手で家出を止めるのだ。終わり方がとてもステキだ。ある意味ループものというか、明日は出て行くって言うけれど大丈夫かなあ、という終わり方が、もはや一流文学。余韻が完璧すぎる。頑固すぎる妹を説得しつつ、「その子」の怒りに優しくなれる気持ちを得られる、名作だと思う。

  • 注目の北海道出身の絵本作家、種村有希子さんの作品。
    色合いが優しく懐かしい雰囲気。
    子供さんはもちろんのこと大人が読むのもお薦めします。

    小さい時って何かって言うと「家出するっ!」って言うものですよね。
    小さい家出からちょいと大きな家出まで、「家出」を体験した大昔の
    ちびっこはかなりいるはず。

    「こんなときは私の出番」と困り顔しながらも双子の妹のきいちゃんの
    家出ゴコロを一生懸命そらそうとするおねえちゃんが健気です。
    タイトルが「きいちゃんの」じゃなくて「きいの~」なのは、お姉ちゃんの
    立場から見ているお話なのでしょうね。

    大人だって家出したくなるときがある。
    こんなお姉ちゃんみたいになだめたりそらしたりしてくれる人が
    大人になってもいてくれたらいいのにな。

  • 双子の姉妹、「きい」と「私」のおはなし。
    「きい」の家出をやんわりと引き止める「私」の行動が微笑ましい。
    作者の種村さんは、この絵本がデビュー作らしい。

  • ページをめくるごとに
    ムスッとした顔が、ゆっくりやわらいでいく描かれ方がステキです。

  • 2019.06 5-2

  • 双子のきいとうた。家出をするというきいにうたがとった行動は⁈不思議な物語を描く作家さんだなぁ。

  • 腹をたてて家出しようとするきいちゃん。
    おやつ食べてからにすれば~?と
    あれこれ引き留めるお姉ちゃん。
    丁寧で優しい雰囲気が好きです。

  • 大人が読むとかわいらしいな、と思える絵本。色彩がシックなのとドラマが穏やかなので、小さい子は飽きてしまうかも。

  • 何がこんなに愛らしいんだろう。
    家出するって決めたのに、「あれはいいの?」「これはいいの?」に流されてもういいやって。
    兄弟・姉妹って上手く誘導できちゃうんですよね。

  • お母さんに怒られて家出をしようとする双子の妹きい。
    大切なものをリュックに詰めて、庭から出て行こうとする。
    お姉さんの私はずっと一緒だったきいをなんとか引き留めようとする。
    おやつを食べたり、絵の続きを描いたり、まだ読んでいない絵本を読んだり…。
    おいしい夕飯を食べて、お風呂に入って眠る。
    明日にはいないからね、ときいは言う。

    妹の気を家に留めよう必死なお姉ちゃん。
    家にいれば出来ること、ごはんに引かれて結局は家出を延ばす妹。

    家出すると言ったものの、引き留められたから出て行かなかったんだからね、という言い訳。
    現実にもありがちで微笑ましい。

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著者プロフィール

種村有希子(たねむらゆきこ)
1983年、北海道釧路市生まれ。多摩美術大学美術学部絵画学科卒業。2011年、第4回グラフィック「1_WALL」ファイナリスト入選。2012年『きいのいえで』で第34回講談社絵本新人賞受賞。作品に『サンタクロースになるひ』、『だれのおとしもの?』、『かくれんぼ』、『ようちえんのおひめさま』、『きょう、おともだちができたの』、『あのこのたからもの』、挿絵に『まじょのむすめ ワンナ・ビ―』ほか。

「2020年 『まなちゃんはおおかみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

種村有希子の作品

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