ん (講談社の創作絵本)

  • 講談社
3.42
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本棚登録 : 173
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061325555

作品紹介・あらすじ

ことばの可能性を極限まで追求した絵本。喜怒哀楽も自然の風景も、子どもが感じる森羅万象を詩人が、ひらがな一文字を主役にきりとり、表現力豊かにのびやかな絵の世界が広がる絵本。「ん」という平仮名一文字を詩人は、ことばの世界をたゆたうように、画家はビジュアル表現の素材のひとつとして、それぞれの思考を共鳴させた絵本の新しい形!ことばの表現とは、なんと自由で楽しいのだろうか、と気がつかせてくれる一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • ●ごはんも ごは。/ん がなきゃ。/ごめんも ごめ。/ん がなきゃ。

  • 大好きな山村浩二さんのおなじみの表情が、長田弘さんの透明な言葉に合わせて変化する。
    単純だけれども、ページが進むごとに自然と絵本の言葉と絵のリズムが流れ込んできて、一度高まり、静かに引いていくのが心地よい。

  • [ことばの可能性を極限まで追求した絵本。喜怒哀楽も自然の風景も、子どもが感じる森羅万象を詩人が、ひらがな一文字を主役にきりとり、表現力豊かにのびやかな絵の世界が広がる絵本。「ん」という平仮名一文字を詩人は、ことばの世界をたゆたうように、画家はビジュアル表現の素材のひとつとして、それぞれの思考を共鳴させた絵本の新しい形!ことばの表現とは、なんと自由で楽しいのだろうか、と気がつかせてくれる一冊です。]

  • いろんな表情がある!

  • 目と口のシンプルな絵で表情を表現していく。「ん」からはじまるのがミソ。

  • 息子6歳4ヵ月
    息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子がほとんど一人で読むようになってきて、母はサミシイ。


    〈親〉
    絵が好き ◯
    内容が好き ◯

    〈子〉
    何度も読む(お気に入り)◯
    ちょうど良いボリューム
    その他◯


    6歳にはもう物足りないかな、と思いましたが、
    予想に反して息子の反応が良い。
    シンプルな作品で、すっと入ってくる。

  • 長田氏のことば に 山村氏 が 絵を付けて、絶妙な世界になっている。「ん」という言葉から始まるイメージの広がり。朗読しても面白いかも。いろいろなイントネーションが付けられる。

  • 長田弘さんの作だから、しんみりするかなあと思ったら、ほわって笑っちゃう絵本だった。日本語も、表情も、ちょっと違うだけでこんなにも違うんだよね、面白いよね。

  • 2歳半の子供が食いついた。
    ただそれだけ。
    それが良かった。

  • 978-4-06-132555-5 32p 2013・9・20 1刷

  • ん と、線の顔。こどもは好きかなぁ。

  • 無駄なものなんてないの
    イッツシンプル

  • 2015年3月4日

    装丁/祖父江慎+小川あずさ(cozfish)

  • タイトルが「ん」です。間違えないでください。ん、ってどんな存在ですか?相槌だけじゃないその用途、長田弘さんのステキな詩と共に見つけてみてください。(はま)

  • ★★★☆☆
    ん。
    いろんな、ん。
    ゆる~く、ゆる~く。
    (まっきー)

  • 2014.4月 市立図書館

  • ん で百面相。
    こんなに”ん” って個性的な言葉なんだって思いました。

  • 見返しに「声に出して読んでみよう」とありますが、なにげに関西弁まじってます(笑)。これぐらいならいけるかな?あか?ちゃうわ、あかん?(笑)

  •  いろいろな表情の“ん”が、とってもかわいい。

  • 2分☆ことばも挿絵も私好みではなかった。

  • ん、いいよ。
    ん、わかった。
    ん?
    んー。
    んん。
    ん…。

    みーんみーん。
    しーんしーん。

    「ん」がなければ「ごはん」は「ごは」になってしまう。

    「ん」の大切さ。
    発言の頭に「ん」を付けるだけで柔らかくなる。

    白っぽい背景に目と顔がぽつんとあるだけの絵。
    本全体が顔になっているような感じでかわいさがある。

  • 「~『最初の質問』 『ことばのかたち』刊行記念~
    『だんだん ことばに なっていく』」

    ジュンク堂書店 池袋本店
    開催日時:2013年09月17日(火)19:30 ~
    この7月末、詩のことばで綴られた絵本が2冊、講談社より刊行されます。
    1冊は、長田弘さんの詩を、いせひでこさんが絵本化した『最初の質問』。
    もう1冊は、おーなり由子さんの『ことばのかたち』です。
    デジタルメディアの発達により、かつて以上にさまざまの、刺激的な言葉が飛び交っている現代。
    お二人の本は、違う角度からではあるけれど、どきりとする鮮烈で美しい視点を与えてくれます。
    長田弘さんは長年第一線の詩人として、おーなり由子さんは少女まんがから出発し絵本作家へと進まれるなかで、
    感じてきた言葉や言葉の向こう側にある景色について語りあっていただきます。
    ふたつの感性のクロスオーバーは、どんな質問、どんな形の「ことば」を産み出していくでしょう。
    ぜひお楽しみに!

    ★入場料はドリンク付きで1000円です。当日、会場の4F喫茶受付でお支払いくださいませ。
    ※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
    ※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111)

    ■イベントに関するお問い合わせ、ご予約は下記へお願いいたします。
    ジュンク堂書店池袋本店
    TEL 03-5956-6111
    東京都豊島区南池袋2-15-5

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    「ことばの可能性を極限まで追求した絵本。喜怒哀楽も自然の風景も、子どもが感じる森羅万象を詩人が、ひらがな一文字を主役にきりとり、表現力豊かにのびやかな絵の世界が広がる絵本。「ん」という平仮名一文字を詩人は、ことばの世界をたゆたうように、画家はビジュアル表現の素材のひとつとして、それぞれの思考を共鳴させた絵本の新しい形!ことばの表現とは、なんと自由で楽しいのだろうか、と気がつかせてくれる一冊です。 」

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著者プロフィール

長田弘(おさだ・ひろし)
1939年、福島県福島市生まれ。早稲田大学第一文学部独文専修卒業。詩人。65年、詩集『われら新鮮な旅人』でデビュー。98年『記憶のつくり方』で桑原武夫学芸賞、2009年『幸いなるかな本を読む人』で詩歌文学館賞、10年『世界はうつくしいと』で三好達治賞、14年『奇跡―ミラクル―』で毎日芸術賞をそれぞれ受賞。また、詩のみならずエッセイ、評論、翻訳、児童文学等の分野においても幅広く活躍し、1982年エッセイ集『私の二十世紀書店』で毎日出版文化賞、2000年『森の絵本』で講談社出版文化賞を受賞。15年5月3日、逝去。

「2022年 『すべてきみに宛てた手紙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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