ミシンのうた (講談社の創作絵本)

著者 :
  • 講談社
3.65
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本棚登録 : 61
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061325678

作品紹介・あらすじ

いつかの時代、どこかの国で、洋品店の見習いの女の子が、ふとしたことからミシンを動かし、いろんなお客に出会い、新しい運命がひらかれます。さわやかで、どこかなつかしい、ふしぎなお話です。
繊細な絵作りで評価の高いこみねゆらさんは、江國香織氏、朽木祥氏、石井睦美氏など人気作家と組んだ絵本作品も多く、業界からも高い人気を博している絵本作家のひとり。また人形作家としても活躍し、多くのファンを獲得しています。
自身が数年前にアンティークのミシンを手に入れ、日々愛着を覚えながら使っていくなかで、このお話しができあがりました。
2月下旬にはトムズ・ボックスの+ギャラリーにて原画展示予定。

感想・レビュー・書評

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  • ミシンが紡ぐ不思議な可愛いお話。
    個人的には最初は現実的なお針子の暮らしだったのに、
    最後にでてくる女の子がミステリーな雰囲気で
    謎のままでした。
    読み終わった後も針でつかれたように胸につんと残るのでまた読みたくなります。

  • [江東区図書館]

    図書館入口のコーナーから適当に借りてきた一冊。
    服屋の見習いの女の子がこっそり月夜の晩に作る洋服が、すぐに売れていくというお話。でもだからといって女の子が独立するとかではないし、ただ、静かに数回数夜のお話を描いたもので、"何か"を求める大人目線としては、何か伝えたかったことがあるのでは、この後どうなるのか、実は気づかないメッセージがある??とすこーし勘ぐって、でも恐らく勘ぐりは単なる勘違いで読んだ通りのお話で、やや消化不良をおこした感があった。

  • どこか物哀しく 優しい
    わたしも帰りたい

  • 結構不気味(笑)

  • ゾッとした

  • 絵も物語もファンタジックで可愛くて。私が失ったモノが全部詰まってる絵本です。

  • 5分くらい。

  • ミシンに導かれるように素敵な服を仕上げていくのも女の子に戻って明るい原っぱ目指してかけ出して行くラストも、夢のあるファンタジーとも取れるのに、報われない辛い現実からの逃避という薄暗さ、哀しさという印象を拭えない。
    どこか切ないお話。

  • そういえば、子どもがおおきくなってからミシンの出番がなくなったなぁ。
    自分のために何かつくるのもいいかも。

    ただ、このストーリーはなんだかなあ…。救われない物語葉なんだかつらい。

  • とある国の洋服屋に住み込みの見習いの女の子がいた。
    昼間は雑用ばかりでまだミシンを触ることも許されていない。
    ショウウィンドウに古いミシンが飾ってあった。
    女の子はそのミシンが気になって仕方がなかった。
    ある夜、女の子はミシンに導かれるように階段を下りてショウウィンドウの中に入ってミシンで洋服を作ってみる。
    ミシンが歌うとどこかの情景が浮かんできて、洋服が出来上がった。
    でも、その洋服は大きすぎた。
    翌朝、勝手に布を使って洋服を作ってはいけないし、こんな大きな洋服は売れない、と怒られてしまう。
    ところが、気に入ったお客さんが買っていってくれた。
    その後も女の子は細長すぎる洋服やパッチワークのような洋服を作ったがみんな買ってくれるお客さんがいた。
    あるとき、女の子は今度は小さな子供の服を2着作った。
    ところが、翌日になっても買いに来るお客がいない。
    お店の人も買いに来る客を待つが来ない。
    数日後の夜、誰かの声がしたような気がして女の子が下に降りると小さな子供がいた。
    この子があの子供服を買いに来た子なのだと思う女の子。
    でも、子供は1人しかない。
    すると、子供は女の子にも着るように言う。
    着てみるとなんとぴったり。
    女の子の体はいつの間にか小さくなっていたのだった。
    2人は手を取り合って、洋服屋を飛出し、子供服を作ったときに見えたどこかの野原へ帰ってゆくのだった。

    途中まではファンタジックだけれど、ラストがちょっと怖い。
    見習いの女の子は小さい子供になるし、どこかの野原へ行ってしまうし…。
    絵もちょっと暗め。

    大人向けと考えてもいい。

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著者プロフィール

こみねゆら
熊本県生まれ。東京芸術大学美絵画科、同大学大学院で油絵を学ぶ。1985年に渡仏、パリボザールに通う。1992年、初めての絵本『Les deux Soeurs』を出版。1994年に帰国後、絵本作家、イラストレーター、人形作家として活躍。『さくら子のたんじょう日』(作/宮川ひろ 童心社)で第10回、『ともだち できたよ』(文/内田麟太朗 文研出版)で第18回日本絵本賞、『オルゴールのくるくるちゃん』(講談社)で第47回講談社出版文化賞絵本賞を受賞。主な絵本に『ミシンのうた』(講談社)、『にんぎょうげきだん』(白泉社)、『しいちゃんふうちゃんほしのよる』(佼正出版社)、『花びら姫とねこ魔女』(作/朽木祥 小学館)、『もりのちいさなしたてやさん』(風濤社)など。装画に『すきまのおともだちたち』(作/江國香織、集英社)などがある。

「2018年 『こどもべやのおともだち アンナとビイプ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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