おぞうにくらべ (講談社の創作絵本 行事と食べもののよみきかせ絵本)
- 講談社 (2014年12月17日発売)


- 本 ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061325968
作品紹介・あらすじ
<行事と食べもののよみきかせ絵本>
お正月、おばあちゃんの家へ行ったきみちゃんは、いろいろなお雑煮にであいました。野菜がいっぱいのお雑煮、しょうゆ味のお雑煮、魚が入っているお雑煮……。どの家にも、受け継がれてきた大切な味があったのです。
感想・レビュー・書評
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講談社「行事とたべものよみきかせ絵本」の一冊。
読み聞かせ 2年生 10分程度(読後のお話含め)
三学期読み聞かせ始まりました。
年開け最初はお正月物を。
これは良い絵本。
皆さんはどんなお雑煮を食べましたか?
味噌?醤油?
何が入っている?
野菜の切り方は棒?半円?
お餅は焼く?焼かずに入れる?
家にある野菜をいれるから特に決まってないというのもあるかな?
そもそも「食べない」人もいる?
こちらの本は、それぞれの地域や家には色々な「食」があるんだなと感じ、自分の家のお雑煮のお話をしたくなりますよ。
まず本をめくると見返しには色とりどりの蓋付きのお椀たちが書かれています。
お話が始まると、お正月を楽しむ”きみちゃん”。初詣に行き、お友達とお雑煮を食べます。すると子供たちは自分の家のお雑煮の話をします。「うちのお雑煮はお味噌味」「うちは焼いた魚といくらが入っているよ」
”きみちゃん”は家に帰り、おばあちゃんとおかあさんといっしょにお雑煮を作り、お雑煮にはそれぞれの地域の味、家の味があることを感じるのでした。
そして最後の見返しには、最初の見返しのお椀の蓋が空いて、全国色々なお雑煮が!
甘い小豆(鳥取県など)、牡蠣を入れる(広島県など)、海藻たっぷり(千葉県など)、魚とイクラを入れる(ミヤギケンなど)、丸いお餅、四角いお餅…。
教室の子供たち、先生がたからも「うちのお雑煮には〇〇が入っている」「赤味噌/白味噌」「書いてあるお雑煮食べてみたい」などの声が上がります。「お雑煮は食べない」という子もいます。「絵本のお雑煮美味しそうだけど、うちのお雑煮が美味しい」という子もいます。
日本全国、そして家庭それぞれが受け継いできた味、特にお正月に食べるお雑煮は話題にしやすいですよね。
読んでからわいわいお話し合いしたくなるとても良い絵本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
色んなお雑煮が見れる1冊。地域によって、お雑煮もたくさんあるんだなぁ。
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ご当地お雑煮のお話です。わが子に郷土料理について知って欲しかったので。
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読み聞かせ(4分くらい)
お正月の行事をお雑煮メインに学べる。地域によってお雑煮の違いがあることもわかる。日本文化を知れる絵本。 -
「行事とたべものよみきかせ絵本」シリーズの一冊。家庭や地域によって、色々とあるお雑煮が分かりやすく優しいイラストで描かれています。同じシリーズ、同じ作者の「ひなまつりのちらしずし」とともに、子供が季節の行事をよく分かるようになってきたら再度読んであげたい絵本です。
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4歳6ヶ月の娘へ読み聞かせ
関東出身の私と
関西出身の夫と
たしかに初めて旦那実家で食べたお雑煮は
いろいろと衝撃的だった
そして転勤族の今
いろんな地方のお雑煮を食べたい!!
追記
9歳7ヶ月の娘
6歳7ヶ月の息子に読み聞かせ
おぞうに最近はずっと関東風を作ってたけど
今年は関西風にしようかな。
今は関東に住んでるから
すっかり丸餅みなくて寂しい。 -
主人公(多分小学生)の冬休みの様子から、日本のお正月の迎え方をさらりと伝えてくれます。商店街や神社の周りの露店など、そんな経験をしていない子が多くなったと思うのですが、少しでもこの絵本を通して知ってもらえればいいのではと思います。また、「それぞれのおうちの味」を何気なく盛り込んでくれています。見返しの部分も嗜好をこらしてあって、最後まで楽しめる1冊です。
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主人公(多分小学生)の冬休みの様子から、日本のお正月の迎え方をさらりと伝えてくれます。商店街や神社の周りの露店など、そんな経験をしていない子が多くなったと思うのですが、少しでもこの絵本を通して知ってもらえればいいのではと思います。また、「それぞれのおうちの味」を何気なく盛り込んでくれています。見返しの部分も嗜好をこらしてあって、最後まで楽しめる1冊です。
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地域で、家庭で、味や具が異なるお雑煮。
色々なお雑煮が出てくる絵本です。
調べものにもいいし、お正月にぴったりな一冊ですね。
とにかくおいしそうな絵本でした! -
お雑煮。
住んでいる地域によって入れる具材が違います。
味付けもしょうゆのとこもあれば味噌のとこもあります。
おしてお餅の形が違ったりするのです。
面白いですよね。
どれも美味しそうでお雑煮を食べてみたくなりました。
本作を子どもと一緒に読んだ後にお雑煮を一緒に作ってみるのも良いかもしれません。
いや、その地域に食べに行くのも素敵な思い出になると思います。
著者プロフィール
宮野聡子の作品





