脳の手帖 ここまで解けた脳の世界 (ブルーバックス)

  • 講談社 (1985年5月1日発売)
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本 ・本 (302ページ) / ISBN・EAN: 9784061326057

感想・レビュー・書評

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  • 「ニューロン説って何?」「脳とコンピュータはしくみが同じ?」といった、脳にまつわる104の問いかけに対して解説をおこなっている本です。

    「まえがき」には、「1980年頃から脳についての一般書が数多く出版されていますが、その中の一つに本書を加えたいと思ったのは、脳について間違ったことが書かれすぎているからです」とあります。本書は1984年刊行なので、その後の研究成果によって訂正の必要な個所もあるのかもしれませんが、素朴な問いかけに対して当時の脳科学の知見にもとづく解説がなされています。

    一方で、脳と心の関係や、人工知能の課題など、当時もいまも脳科学の研究者たちが向きあいつづけている根本的な疑問に対する答えからは、脳の見方にかんする時代的変遷がうかがわれるようなところもあるように感じました。

  • 【配置場所】工大新書B【請求記号】491.371||N【資料ID】19303864

  • obtnd

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著者プロフィール

1932年、大阪生まれ。京都大学名誉教授、医学博士。1957年に東京大学医学部卒業後、同大学院に進学。当時、脳研究の第一人者であった時実利彦教授に師事し、脳神経生理学を学ぶ。大学院3年目に米国・オレゴン州立医科大学に留学。J・M・ブルックハルト教授のもとで、脳科学における世界最先端の研究に従事。帰国後、東京大学大学院を経て、1967年に京都大学霊長類研究所神経生理研究部門助教授に就任。1973年、同教授に就任し、同研究所所長を歴任する。1996年、定年により退官、同大学名誉教授に就任。その後、日本福祉大学情報社会科学部教授、同大学院教授を経て、2007年より国際医学技術専門学校副校長に就任、現在に至る。特定医療法人大道会・森之宮病院顧問。日立製作所中央研究所(旧基礎研究所)顧問。ブレインサイエンス振興財団理事。2011年、瑞宝中授章受章。
朝4時半起きで仕事をする「朝活」を50年以上実践。ジョギングは30年以上、毎日続けている。
著書に「天才脳を鍛える3・4・5歳教育」(大和書房)、「あなたの脳が9割変わる! 超「朝活」法」(ダイヤモンド社)など多数。

「2016年 『くぼた式0ヵ月~12ヵ月の 脳を鍛える育児ダイアリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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