10歳からの量子論: 現代物理をつくった巨人たち (ブルーバックス 701)
- 講談社 (1987年9月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061327016
作品紹介・あらすじ
20世紀初頭、ニュートン以来それまで確固としてみえていた物理学に「革命」といってよい大変動がおこった。アインシュタインの相対性理論と、そして、量子力学の誕生である。レーザー、超伝導をはじめ今日隆盛をきわめるエレクトロニクスなどの現代科学技術は、この量子力学の基礎のもとにできあがっていると言っても過言ではない。ボーア、ハイゼンベルグ、シュレーディンガー、ディラック…等々、1900年代前半にキラ星のごとく輩出した天才たちの生き方を通して描く量子力学誕生の物語。
感想・レビュー・書評
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プランクやボーア、ハイゼンベルクなど、量子力学の発展にたずさわった科学者たちのすがたをえがいた本です。
著者は、「講談社ブルーバックス」シリーズの看板作家で、多くの本を執筆しています。本書でも、物理学の世界の魅力を若い読者に伝える親しみやすい文章と構成になっており、わかりにくいところを読み飛ばしながらでも、たのしんで読むことができるのではないかと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
寝る前のフォトリーディング&起床後の高速リーディング。
10歳からのと書いてあるが、おそらく編集部が勝手につけた題名だろう。面白かったが難しい。でも他のブルーバックスシリーズの中にありがちな科学系の愛読者向けではなく、部外漢にも興味が湧くように書いてあった。
しかしながらやはりもともと興味の無い分野の速読は困難である。
下記に付箋を貼った箇所の要約をのせる:
19:我々は光に関して何の知識も持っていない、と言う謙虚さが必要。
34:長岡半太郎博士は日露戦争前に原子モデルを発表。昭和12年に文化勲章。津久野クレーターの名前にもなっている人物。
148:ラプラスの悪魔。不確定牲原理によって待ったをかけられた。 -
やはり興味がないものは、読んでいてもつらい。本当に10歳向けなのか、難しい気がした。
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870920