時間の不思議―タイムマシンからホーキングまで ムムッ、虚時間? (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社
3.05
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本棚登録 : 154
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061328730

作品紹介・あらすじ

相対論の第一人者キップ・ソーンによると、宇宙の虫食い穴を使えば未来へ行くことができるかも知れない、という。本当だろうか?また"車椅子の天才"スティーブン・ホーキングの理論では、宇宙の初めは"虚時間"だったという。虚時間って、何なのだ?いったい、なぜ、そんな時間を考えるのか?本書は、時間をめぐる七つのナゾをとりあげ、平易明解な説明を与える。物理ファン待望の書。

感想・レビュー・書評

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  • タイム・マシンは物理学的に可能なのかという問題からはじまって、ブラック・ホール、ビッグ・バンなど、一般の読者にとって興味深い宇宙物理学のテーマをとりあげ、解説している本です。

    著者は「あとがき」で、「本書で述べた時間の不思議は、宇宙の話から入る大きなロマンである」と述べています。本書は、宇宙物理学についてのよもやま話といった内容の本で、個々のテーマについて突っ込んだ説明がなされているわけではないのですが、わたくしのようなに理学についての知識に乏しい読者がそうしたロマンに触れることのできる本だと思います。

  • 2018/01/19 22:50:49

  • タイムマシンや時間について知りたくなったので手に取った本。しかしながら時間について真正面から書いているのは第一章のタイムマシンについての項目くらいで、それ以降は時間を話のさわりにして後は量子論や相対論といった物理の話がずーっと続きます。注釈もなく専門的な言葉が出てくるので、高校で微塵も物理をやっていない人間にはほんとに意味がわからなくて、ただ辛かったです。己の無学がつらい。勉強し直してからまた読みます。

  • 多分、宇宙も私たち生物と同じく呼吸をしているのだろう。私たちも宇宙の一部であるわけだし。
    この本を読んでそう思う人はほとんどいないかもしれませんが、虚時間がどうのとか、宇宙が拡張期から収縮期に移行すると時間が逆転するだとか、自分にとってはどうでもいいというか、間違えているとしか思えない訳で、あまり真に受けることなく、宇宙と自分の関係性に意識を向け、宇宙の呼吸と自分の呼吸を合わせることはできるかとやってみるのですが、まー全然無理なわけで、あんまり変なことやってると頭がパーな人と思われるだけなので、やめておくのです。
    さて、まあ、宇宙の始まりとか宇宙の終わりとかいうのは、ある意味、科学というより思想や哲学に近いような気がします。宇宙の始まりについてはそこそこ科学的に判明しているようですが、特に宇宙の終わりなんてさっぱり分かっていないということが理解できるのであります。また時間なんてものも科学的には1つの次元としてとらえているというだけで、どう扱っていいのか分かりませーんてことなのだろうと推測されてしまうのであります。
    科学なんてものは技術の発達がない限り限界を迎えるわけで、技術がないと計測しようがないから、まだまだ真理にはほど遠く、覚醒した個人の心の中で垣間見る世界を科学的に再現できるようになるのは何万年も先のことかもしれませぬ。

    レベル:320

    思ったより点数高し。

  • むつかしい。さっぱりわからん。

  • 物理学者は、想像力と計算式を駆使して、見えない分野を切り開いていくんだなあ。結局「時間って何か」はよく分からない。

  • 物理学者というのはとんでもないことを考えるなあ。ホーキングという名前は知っていましたがここまで突拍子もないことを考案した人だったとは。全てが新鮮でしたが、理解はしきれない。

  • 相対論的時間論を例を交えて分かりやすく解説。
    タイムトラベルやブラックホールなどについても触れており読んでいて面白い。

  • 解りにくい…

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著者プロフィール

1928年浜松市生まれ。海軍兵学校、旧制一高から東京文理科大学物理学科へとすすみ、同大学院では統計力学を専攻。物理学の全分野にわたって幅広い知識をもつ。横浜市立大学で教鞭をとり、同大学名誉教授。研究者ではあるが、専門分野以外でも多芸多才。国内の写真なら、一目見て何県何市かがわかるという。ブルーバックスの著作は『四次元の世界』『10歳からの相対性理論』『マックスウェルの悪魔』など17冊(うち共著1冊)。累計300万部を超える。2002年7月惜しくも逝去された。

「2019年 『トポロジー入門 奇妙な図形のからくり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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