モーターを創る: 教材用から超音波モーターまで (ブルーバックス 909)

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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061329096

作品紹介・あらすじ

モーターの設計・製造で世界をリードし、天才が活躍するのは、国が繁栄しているときだ。イギリスが世界一のとき、ワットは蒸気機関というモーターをつくり、産業革命を起こした。やがてアメリカにスタインメッツなどの異才が集まり、発電機と大型モーターの技術を確立した。今や日本が世界一の小型モーター生産国だ。超音波モーターの発明者・指田年生も大活躍中。本書は、モーターをつくることの意味をさまざまな角度から語る。

感想・レビュー・書評

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  • モーターの体格がちいさくなると、わずかの力をえるために大きな電力損失を伴うとのこと。 低速では損失が大きいが、圧電セラミックスでは低速度で高効率になることが分った。
    今後の課題としては、トライポロジー(摩擦関連)を参照とのこと。

    山洋電気の制御用小型モータ
    田村正四郎
    シンクロ(モータとトランスの合体)の江川克己
    HDD用スピンドルモータ 永守重信
    超音波モータ 指田年生

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著者プロフィール

見城 尚志(けんじょう たかし)
1940年静岡市生まれ。
東北大学工学部修士課程を経てTEACに入社。職業能力開発大学校教授,
日本電産株式会社モーター基礎研究所所長などを歴任,現在はTechnical Adviser。
東北大学では教養課程の数学と物理に新鮮・深遠さを感じ,新設された電子工学科を選び,
そこで知ったアインシュタインの光電子理論を契機に相対性理論に刺激を受けた。
モーターと発電機の電磁界理論から特殊相対論に入り,非ユークリッド幾何の側面から
一般相対論を追究し続け,その集大成が本書である。
相対論は思考の視野を広げるツールであり,文明史,経済,行政に関心をもつ読者も想定して書いた。
産業のコメとされるモーターはまさに相対論の産物であるが,啓蒙を超える領域は未完であり割愛した。

「2022年 『幾何で見える 必ずわかる一般相対性理論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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