名画はなぜ心を打つか: 感性にひそむ論理を探る (ブルーバックス 944)
- 講談社 (1992年11月1日発売)
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感想 : 4件
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- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061329447
作品紹介・あらすじ
「輪郭が私から逃げていく」といったセザンヌは、毎日僧侶が聖書を読むように、ミケランジェロの彫刻をデッサンしたという。そうまで苦しみながら、彼が自分の絵に表現したかったものは何だったのだろうか。彼の絵を「見る」ことにより、その世界をどう読みとればよいのだろうか。感性にひそむ論理は存在するのだろうか。本書で、法則のない名画の世界の探索の仕方を考えてみよう。
感想・レビュー・書評
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配置場所:摂枚新書
請求記号:720.79||S
資料ID:59202887詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読んでおいて損はない
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うーん、これはちょっとハズレかな。
日本社会の西洋絵画への理解不足、ひいては自己認識の甘さという指摘はよく分かるものの何だかなぁと思いつつ、締めの章でがっかり。
贋作についての指摘というか主張が、素人の当方から見ても少々浅いと思う。贋作を巡ってはもっと奥深い世界があるはず、日本人への警鐘という筋の中だけでの取り上げ方は正直言って感心しませんですわ。
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