手作りスーパーコンピュータへの挑戦: テラ・フロップス・マシンをめざして (ブルーバックス 956)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061329560

作品紹介・あらすじ

手作りを可能にした「発想の転換」とは?

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  • 当時、普通に買う価格の100万分の1の価格、20万円で作られたスーパーコンピュータの開発秘話。
    完全主義を捨て、精度を犠牲にし極限ではそれぞれの描像に収束するような数学的形式を見つけるというトリックで解決することができ、それに対する数値解析上の理論も展開がされた。

    ハーフエンプティではなく、ハーフ・フルをよしとし完全主義を捨てたことでなし得た偉業。

    汎用機器は統合という面で重要な役割をするが、如何せんコスト、時間の制約がある。その制約の解決策として、用途をしぼった専用機の開発があった。

    考えてみると近代の産業化はそれぞれの企業の分業とそれらの国家ないし社会の統合でなりたっている。脳もまたしかりで、大脳皮質のいろいろな部位で分業し、どこかで統合されている。

    小さな力で何か新しいことをするのであれば、100%完璧を求めず、できるだけ不要な部分をそぎ落とし、必要な部分に特化するやり方が必用なのかと考えさせられた。

  • [ 内容 ]
    最高速のスーパーコンピュータを手元に置いて使おう!
    著者の研究室の片隅では、現在、市場に出ている最高速のスーパーコンピュータに匹敵する計算スピードの手作りスーパーコンピュータが、24時間休みなく銀河の衝突を計算している。
    なぜスーパーコンピュータを手作りしようなどと考えたのか?
    そんなことができるのか?
    手元に置いて何に使い、どんな可能性がひらけるのか?
    自らの体験にもとづいてこれらの疑問に答えつつ、さらに1秒間に1兆回の演算をこなすテラ・フロップス・マシンへの挑戦までを熱く語る。

    [ 目次 ]
    プロローグ 事の始まり
    第1章 柔らかい情報処理と硬い数値計算
    第2章 専用計算機を作る
    第3章 天文学から生命科学へ
    第4章 グレープの超高速化
    第5章 未来の計算機システム

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