いつ起こる小惑星大衝突―恐竜絶滅と人類の危機をさぐる (ブルーバックス 981)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061329812

作品紹介・あらすじ

6500万年前、恐竜は絶滅した。その原因として有力視されているのが小惑星の地球への衝突である。ではもし同じような規模の衝突が将来あった場合、地球はどのような打撃を受けるのか。人類が生き延びる手立てはあるのだろうか。そもそも、そのような大衝突はどのくらいの規模と確率で起こるのであろう。昨今ようやく真剣に考えられはじめたこれらの問題を、現代科学の英知を結集して検証してみようとするのが本書である。

感想・レビュー・書評

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  • 1993年出版と少し古いですが、
    小惑星衝突が恐竜絶滅の原因であると立証されるまでの過程が紹介されている。
    ある科学者がふとある地層のイリジウム量がおおいことに気づき、それは地球外から降ってきた隕石に多く含まれている金属だったので、世界中でその地層を調べると、多くの地域で基準値の数百倍のイリジウムが検出された。そうして巨大隕石衝突説が浮上してきて、次はその隕石が衝突したクレーター探し。
    月とか火星には、きれいなクレーターがあるのに、地球は?と聞かれるとそんなに綺麗なクレーターはありません。
    雨や空気や温度による風化によって大昔のクレーターは形をなしておらず大規模調査が必要だそうです。
    大規模調査を経て、巨大隕石が衝突した候補の場所は、ユカタン半島のチクシュルーブ・クレーターです。

    隕石衝突映画が昔流行って、隕石が衝突するとどうなるか映画である程度の予想はできますが、ある程度科学的に考察されると映画以上に迫力があります。

    直径10kmの小惑星衝突で
    ・津波の高さは4000m
    ・粉じんが巻き上げられ半年から一年は昼間は満月以下の暗さ
    ・気温低下が30℃~40℃ 氷点下ですね
    ・硝酸の雨、硫酸の雨 悲惨ですね
    などなど

    小惑星の直径と衝突エネルギー
    直径9m  0.02メガトン(TNT爆弾換算)→広島原子爆弾と同じ
    直径60m 20メガトン 広島の1000倍 これは有名なツングースカ
    直径10km 1億メガトン 恐竜絶滅時と同じ

    地球とニアミスする小惑星や彗星に関しての記述もあります。まだまだすべての小惑星の軌道計算は終わっていないので、地球に衝突する小惑星が近い将来あるのかは分かりません。
    また、小惑星の利用なんかはSF的でおもしろかったです。

    理系出身でなくとも、科学教養として読むべき一冊であると思います。

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