地震はどこに起こるのか: 地震研究の最前線 (ブルーバックス 995)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061329959

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  • 1990年代前半の地震学の最前線。

  • 20年ほど前に刊行された地震の入門書。経過した年月の問題で内容は多少古くなっている(”モーメントマグニチュード”の一般化、震度5・6が強弱に分離、「地震のナワ張り」論の限界)ものの、大筋ではそれほど変わっていない。特に海洋地震計について書かれた本は未だにそう多くない。入門書にもかかわらず、先を見通して書かれた一冊だったんだな、と改めて実感する。

    どうでもいい話ですが、当時税込み800円だった本が消費税の増加(3%→5%)もあってか、値が高くなっている。デフレという割には、値が上がるものもあるんだな、と妙なところで歳を感じた(苦笑)

  • 地震は未知の世界、地球内部からの伝言とのこと。
     田老町の防潮堤について,「おかげで,その後は津波の被害を受けなくなりました。たいへんな投資でしたが,地震そのものは防げなくても,災害は備えがあれば防げるのです。」と書かれています。
     地震は防げても,津波は備えでは防げなく,避難によって逃れることができるという教訓を書き加えるとよいと感じました。

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著者プロフィール

1941年東京生まれ。東京大学理学部卒。同大学院修了。
理学博士。東大助手、北海道大学助教授、北大教授、CCSS(人工地震の国際学会)会長、北大海底地震観測施設長、北大浦河地震観測所長、北大えりも地殻変動観測所長、北大地震火山研究観測センター長、国立極地研究所長を経て、武蔵野学院大学特任教授。ポーランド科学アカデミー外国人会員(終身)。
自ら開発した海底地震計の観測での航海は、地球ほぼ12周分になる。趣味は1930-1950年代のカメラ、アフリカの民族仮面の収集、中古車の修理、テニスなど。

「2016年 『富士山大爆発のすべて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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