ダルタニャン物語 4 謎の修道僧 (講談社文庫 て 3-9)

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  • Amazon.co.jp ・本 (447ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061330740

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  • マザラン派(王軍)のダルタニャンとポルトス、フロンド派(族軍)のアラミスとアトス、敵味方に分かれはしたが、4人は密かに会って交友を深めていた。

    アトスの養子ラウルは死にかけている老人に最後の懺悔をするため神父を連れてきてほしいと頼まれる。通りすがりの修道僧を見つけたが何やら怪しい風体。修道僧は老人の話をすべて聞いた後、息の根を止めた。この修道僧こそがかつてダルタニャン達に殺されたミレディーの息子、モードントだった。

    ダルタニャンとポルトスはマザランの命令で英国のクロムウェルの元へ遣わされる。その時英国側から案内役に派遣されたのはモードントだった。彼は母親の敵を撃とうと虎視眈々と様子を伺っている。

    一方アトスとアラミスは旧友である英国貴族ウィンター卿の依頼で英国王チャールズ1世を救うために渡英した。4人の仲間は海を越えた隣国でまたしても敵味方に分かれて遭遇する。そしてモードントの魔の手が迫る。
    ーーーーーーーーーーーーーーーー
    奇しくも英仏両国で内乱が起きてる時代、だけど内乱の様相が異なっている。この時のフランスは王族(政府)vs貴族だけど、イギリスは王族+貴族vs民衆。ダルタニャンやポルトスのような成り上がりものは、その場の状況でどちらにも転べるけど、由緒正しき育ちのアトスやアラミスは自ずと貴族側につく。

    「国は違っても貴族は仲間なんだ」
    アトスがダルタニャンに言ったことば。
    国同士で政略結婚する時代なので、王族は外国に親戚があって、場合によっては近くにいる国民よりも外国の身内のほうが頼りになる…なんて事もあり得たかもしれない。

    貴族も王族に準じてそういう風潮があったんだと思う。ただ、選民意識のようで…なんか感じ悪い。フランスで民衆が立ち上がるフランス革命が起こったのは、この100年後ですから。

    太陽王ルイ14世が宮廷をパリからヴェルサイユに移したのは、子ども時代にフロンド派の民衆が自分の寝室まで雪崩込んできて怖い思いをして、それがトラウマになっているからと言われている。本書ではその騒動にダルタニャンが一枚噛んでいる。勿論史実とは違うと思うけど。

  • マザラン枢機卿のフランスで起こるフロンドの乱。
    イギリスでは、英国王とクロムウェルとの戦い。

    二つの内乱を背景に、ダルタニャンと三銃士が活躍。
    妖女ミレディーの一子でダルタニャンへの復讐に燃えるモードントが絡んでくる。

  • ムースクトンかわいいよムースクトン。
    もうすっかりムストンと呼ばれなくなってしまったけど(笑。
    プランシェとバザンは道を分かれてしまったけれど、グリモーとムースクトンはやっぱり頼りになりますな~。
    そして話はミレディの息子との邂逅や、フランス王宮の迷走、更にイギリス王まで加わって混迷を極めて参りましたね。
    続きが気になる!ほんと一気に11巻まで突っ走れそう!

  • ダルタニャン物語の第4巻です。
    フロンドの乱にあたって王党派とフロンド派に分かれたダルタニャン・ポルトス組とアトス・アラミス組が、イギリスの清教徒革命に絡むことで再び団結するってお話。
    母の復讐に燃えるミレディーの息子が出てきて、いろいろと面白いよ~♪
    直訳ちっくで???って文もあるけれど、内容でぐいぐい読ませてくれます。
    どんどん先が読みたくなる~!

  • 四人の銃士はいまや打算と駆け引きの四十代。そして舞台は民衆の蜂起に騒然としたパリ。そこからアンヌ大后、マザラン枢機官らを救出したダルタニャンは、密命をうけて渡ったイギリスでアトスらと奇しくも敵どうしで再会する。その喜びもつかのま、旧友たちは無気味な修道僧姿の男に命を狙われる。

  •  ミレディの息子がクロムウェルの配下となって出現し、舞台はフランスとイギリスになってくる。さらに国王夫妻がパリを捨てて郊外の王宮に逃げたという場面もある。意外と史実をなぞっている。

  • 副題「謎の修道僧」。

  • 後に太陽王と呼ばれたルイ14世も今は幼く、政治はアンヌ大后とマザラン宰相が握っているフランス。一方イギリスではクロムウェルの清教徒革命のため国王が窮地に。フランス・イギリスを舞台にダルタニャン達4人は敵味方に分かれながらも大活躍。そしてミレディーの息子が母の敵と4人と狙ってきたりと、大忙しの巻です。
    敵だけど昔の仲間が捕まったら、助けるため頭を使うダルタニャンがいい感じです。

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