- Amazon.co.jp ・本 (407ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061330757
感想・レビュー・書評
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イギリスで再会したダルタニャン、ポルトス、アラミス、アトスの4人は、アトスの説得によりイギリス王チャールズ1世を助けようと奔走するも…英国王は無念の最期を遂げる。
帰国途中の船で母の復讐に燃えるモードントの奸計で4人は罠に嵌められそうになるが、ダルタニャンの機転で逆にモードントを陥れてしまう。
帰国後はマザラン枢機官の手下に捕らえられてしまう。ダルタニャン達は反対に枢機官を人質に取り太后に直談判する。フロンド派の暴動を鎮め、国王を護衛してパリまで送りとどける。
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はあ。これで一応『二十年後』は読み終わりました。ここまで5巻、でもダルタニャン物語は全部で11巻!!
まだ半分も終わっていない…こればっかり読んでると疲れちゃうので、他の本を読むはさみながら、なんとか年内に終わらせようと思ってます。
イギリス人はジャックと豆の木みたいなバカでも正直であることを良しとする傾向にあるけど、フランス人は狡賢くて要領がいいことを良ししている傾向にある。今同時進行でルパン読んでいるけど、やはりルパンもダルタニャンも要領良く狡賢い詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
フランスの騎士道精神と日本の武士道との違いがよく分かるなあという第5巻。ダルタニャンはその持ち前の交渉術を使って、半分脅しめいた感じで、仲間4人の安泰と名誉をアンヌ大后から勝ち取ります。
でもダルタニャン達は今までアンヌのために苦労してきたのだから当然かと思いますね。20年後の話はここで完結です。 -
第二部の最終巻。
復讐鬼とは、もちろん妖女ミレディーの息子モードントのこと。
乞食の総取締にはびっくり。
非常に印象的な登場の仕方で、いまでもいろんな小説や映画で使われるこの手法は、アレクサント゛ル・デュマの発明なのだろうか。
第二部まで読みおえたけど、第3部の「ブラジュロンヌ子爵」は、第一部と第二部を合わせてたぐらいの長さだという(文庫本で6冊)。
この物語からさらに10年後の話で、有名な「鉄仮面」はその中の一冊。
淡々と読み進めてきたけど、ダルタニャン物語はもうこれぐらいでいいかな。 -
三銃士から20年後の冒険も、ひとまず大団円。
どうなることかと思ったミレディの息子も一応は決着が付いた形だけど…、本当にもう今後に影響がないのかな?と第三部の長さを思って安心しきれない感じ。
なにはともあれ、4人それぞれがちゃんと自分の欲しかった物を手に入れられたようでなにより?
一番ホッとしたのはムストンかしらね~。 -
断頭台の露と消えた英国王チャールズ一世の最期。怪船「稲妻号」の爆沈。四銃士の命をつけ狙った復讐鬼モードントの断末魔。銃士の幽閉。マザラン枢機官の生捕りーー英仏両国を股にかけ、大冒険に命を賭ける四銃士。「二十年後」の部の掉尾にふさわしく、小説の醍醐味を満喫させずにはおかない、スリル満点、血沸き肉躍る圧巻。
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チャールズ1世を断頭台で首を切ったのがモードントで、4人を船もろとも爆破しようとしたそのモードントを殺したということが、復讐鬼の最後であった。実際はその後の話の方が多く、二部の20年後という物語がこの巻きで終わる。
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副題「復讐鬼」。