マザー・グース1 (講談社文庫)

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  • 講談社
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感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (133ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061331488

感想・レビュー・書評

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  • 色んなところで引用されてるので、聖地巡礼というか教養を深めるために買ってみた。
    小さな子向けの小説だと思って買ったんだが、歌集で驚いた。イギリスにある詠み人知らずの伝統的な歌集らしく、イギリスの人たちは小さい頃にほぼ必ず通ってくるものらしい。なるほどね。

    内容自体は明るくも暗くもなく、めちゃ面白いわけでもないけどなんか示唆的な感じがする不思議な歌が多いような気がする。たぶん幼い頃に通っているとなんとなく不気味だったりハッピーだったりな感情とともに覚えているんだろうな。あんまり刺さらなかったというかアラサーのおっさんは対象じゃない内容だったけど、読みながら、自分の友達はこの歌好きそうだな〜とか思ったのが不思議だった。
    おともだちのみんなによみきかせてあげようかな。

  • 「鏡の国のアリス」を再読する前に借りてみました。原詩を解説と照らし合わせながら読んで、やっと理解できるような不可思議な唄がたくさん。原詩のリズムや押韻が面白いです。(でも英語は読めません。もうフィーリングで)アリスに出てくる原題の唄をいくつか見つけては、なんか嬉しくなっていた一冊でした。

  • 「おもしろくってくそまじめ、ナンセンスまた奇怪千万、ユーモア、ペーソス、どたばたにやり……。あらゆるおかしさがひしめきあうへんてこりんな世界。いまや全地球的財産になった「マザー・グース」の軽妙絶妙の訳に、たのしい挿絵がついた。この巻にはハンプティ・ダンプティ等が登場して全96篇。全4巻。」

    『<読む>という冒険』佐藤和哉著 岩波ジュニア新書より:
    「ブックガイド:岩波少年文庫『よりぬきマザーグース』、谷川俊太郎訳のほぼ全てを収めているのが『マザー・グース1-4』講談社文庫。北原白秋の『まざあ・ぐうず』は青空文庫で読める。その他、マザー・グースいついては多くの絵本が出版されている。」

  • 一つの話がほぼ1ページで終わる。まさに奇怪千万。

  • 前から読むと谷川俊太郎の和訳、後ろから読むと原詩と解説。和訳を見てから原詩を見たり、その逆をしたりすごく楽しかった!イラストも絶妙で理解が深まる。

  • 英訳付き。そのむかし伯爵カインてマザーグースを題材にした漫画があった訳よ…

  • 日本語訳とは別に、原語版が記載されている。

    日本語で読むと、さすがに、何がいいのか分からないものが多数。

    挿絵があることで救われる。

  • 全4巻、読了。

  • 谷川さんっぽさが出てますね

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著者プロフィール

1931年東京生まれ。詩人。1952年、21歳のときに詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以来、子どもの本、作詞、シナリオ、翻訳など幅広く活躍。主な著書に、『谷川俊太郎詩集』『みみをすます』『ことばあそびうた』「あかちゃんから絵本」シリーズ、訳書に『スイミー』等がある。

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