- 本 ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061332720
作品紹介・あらすじ
タマゴタケやキヌガサダケ……いろいろなきのこが暮らすきのこ村は、いつもにぎやか。そんなみんなから敬愛されているのが、ほしじいたけと、ほしばあたけ。ある日、村の子どもが谷から落ちてしまい、それを聞いたほしじいたけは、体を張って助けようとするのですが……。
個性ゆたかに描かれたきのこたちの魅力も満点の、ユーモアと驚きたっぷりの楽しいお話。
講談社絵本新人賞を受賞した著者デビュー作。
感想・レビュー・書評
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【あらすじ】
きのこの里に大事件! ほしじいたけとほしばあたけは、体を張ってなかまのきのこを助けるのですが……。驚きいっぱいの楽しいお話。
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いろいろなきのこが出てきて勉強になります。毒キノコとか、こわいものもたくさんありますからね、息子たちには、生えてるキノコに無闇に触ってはいけないことを教えました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
きのこむらのはずれ、ほだぎのさとにほしじいたけほしばあたけは住んでいます。
好きなことは日向ぼっこ。嫌いなことは水に濡れること。
ある日薪を拾いに出かけたおじいさん、困っているこどもたち(ホウキタケ、オオワライタケ)に遭遇。
タマゴタケくんがころがって谷におちたという。
大変!
ほしじいたけはふうわり飛び降ります。
ところが登ることはできません。
「こまったのう、いたしかたあるまい。」
そろりと水につかると
「むにゅむにゅぷっくり。うおおおおお」
若返ったおじいさん、タマゴタケくんを背負ってよじのぼります。
そこに若返ったほしばあたけがつるを垂らして、ふぉうりぁあああっっっと引っ張り上げます。
ほしいばあたけは娘っ子のころ「かいりきおたけ」と呼ばれていたんだって。
めでたしめでたしで、日向ぼっこする二人。
「やれやればさま、ばさまにもどれてよかったのう。」
「ほんにじさま、じさまにもどれてよかったのう。」
なんてほのぼのした山のお話。
ほしじいたけほしばあたけは、のんびりゆったり過ごすのが幸せなんですねえ。 -
ドキュメント72時間
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きのこむら、ほだぎの里、タマゴタケ、オオワライタケ、ホウキタケ、ぬめりいぐち、キヌガサタケ、タマゴタケ落ちる
水に濡れると若返るけどいたみやすいのではやくひなたぼっこ
ほしじいたけほしばあたけの1冊目が読めてよかった。
じじいばばあに戻れてよかったと思うのが新しい。 -
講談社新人賞デビュー作読み。干しじいたけがいればばあたけもいる。個性は強いが、頼りない乾燥っぷりの年寄りきのこが、こんなふうに活躍するなんて!
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デビュー作とのこと。なかなか鮮烈な作品で面白い。絵は好き嫌いが分かれそうだけど、味があって私は好き。
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2024.11.20 1-2
著者プロフィール
石川基子の作品





