ほしじいたけ ほしばあたけ (講談社の創作絵本)

  • 講談社 (2015年9月10日発売)
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本棚登録 : 924
感想 : 72
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  • 本 ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061332720

作品紹介・あらすじ

タマゴタケやキヌガサダケ……いろいろなきのこが暮らすきのこ村は、いつもにぎやか。そんなみんなから敬愛されているのが、ほしじいたけと、ほしばあたけ。ある日、村の子どもが谷から落ちてしまい、それを聞いたほしじいたけは、体を張って助けようとするのですが……。
個性ゆたかに描かれたきのこたちの魅力も満点の、ユーモアと驚きたっぷりの楽しいお話。
講談社絵本新人賞を受賞した著者デビュー作。

感想・レビュー・書評

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  • 【あらすじ】
    きのこの里に大事件! ほしじいたけとほしばあたけは、体を張ってなかまのきのこを助けるのですが……。驚きいっぱいの楽しいお話。

    ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

    いろいろなきのこが出てきて勉強になります。毒キノコとか、こわいものもたくさんありますからね、息子たちには、生えてるキノコに無闇に触ってはいけないことを教えました。

  • 〝キノコ村の外れ、ほだきの里に<ほし爺タケ>と<ほし婆タケ>が棲んでいました。「ええ天気じゃのう・・・」二人が一番好きなことは、日向ぼっこ。一番嫌いなことは、水に濡れることです・・・。 この里には、卵タケ、大笑いタケキ、箒タケ、ヌガサダケなど、いろんなキノコが暮らす、いつも賑やかな処です。そんな皆から慕われているのが<ほし爺タケ>と<ほし婆タケ>でした。そんなある日、村の子どもが谷から落ちてしまったことを聞いた、ほし爺タケは、体を張って助けようとするのですが…〟人助けを生きる喜びにしている老キノコ・コンビの、ユーモアと驚きにみちた絵本。

  • きのこむらのはずれ、ほだぎのさとにほしじいたけほしばあたけは住んでいます。
    好きなことは日向ぼっこ。嫌いなことは水に濡れること。

    ある日薪を拾いに出かけたおじいさん、困っているこどもたち(ホウキタケ、オオワライタケ)に遭遇。
    タマゴタケくんがころがって谷におちたという。
    大変!
    ほしじいたけはふうわり飛び降ります。
    ところが登ることはできません。
    「こまったのう、いたしかたあるまい。」
    そろりと水につかると
    「むにゅむにゅぷっくり。うおおおおお」
    若返ったおじいさん、タマゴタケくんを背負ってよじのぼります。
    そこに若返ったほしばあたけがつるを垂らして、ふぉうりぁあああっっっと引っ張り上げます。
    ほしいばあたけは娘っ子のころ「かいりきおたけ」と呼ばれていたんだって。

    めでたしめでたしで、日向ぼっこする二人。
    「やれやればさま、ばさまにもどれてよかったのう。」
    「ほんにじさま、じさまにもどれてよかったのう。」

    なんてほのぼのした山のお話。
    ほしじいたけほしばあたけは、のんびりゆったり過ごすのが幸せなんですねえ。

  • ドキュメント72時間

  • きのこむらのはずれ、ほだぎのさとに ほしじいたけと ほしばあたけが すんでいました。
    ふたりが いちばん すきなことは、ひなたぼっこ。
    いちばん きらいなことは、みずにぬれることです。

    きのこむらには、他にもいろんなキノコが住んでいて、困ったことがあるとふたりのことろに相談にきます。

    のんびりした空気が一変、一大事が!
    ばさまとじさまのカッコいいことと言ったら!!
    最後にほっこりするところがまた素敵。

  • きのこむら、ほだぎの里、タマゴタケ、オオワライタケ、ホウキタケ、ぬめりいぐち、キヌガサタケ、タマゴタケ落ちる
    水に濡れると若返るけどいたみやすいのではやくひなたぼっこ

    ほしじいたけほしばあたけの1冊目が読めてよかった。
    じじいばばあに戻れてよかったと思うのが新しい。

  • まず、じいたけとばあたけの区別がつかなくて焦るwでも話の進行に障りなかったw
    ほしじいたけが躊躇なく崖から飛び降りる心意気は、若返り後よりイケメンだな。乾物パワーの見せどころは迫力満点!
    シワシワのふたりにほのぼのして、タマゴタケくんの可愛さにも癒やされて、読後は気持ちがほんわか温かい。

  • 講談社新人賞デビュー作読み。干しじいたけがいればばあたけもいる。個性は強いが、頼りない乾燥っぷりの年寄りきのこが、こんなふうに活躍するなんて!

  • デビュー作とのこと。なかなか鮮烈な作品で面白い。絵は好き嫌いが分かれそうだけど、味があって私は好き。

  • 2024.11.20 1-2

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著者プロフィール

愛知県生まれ。京都教育大学特修美術科卒業。「子どもの本専門店 メリーゴーランド」の絵本塾で絵本作りを学ぶ。第12回ピンポイント絵本コンペ最優秀賞、第35回講談社絵本新人賞佳作受賞。第36回講談社絵本新人賞受賞作『ほしじいたけ ほしばあたけ』(講談社)でデビュー。シリーズに『ほしじいたけ ほしばあたけ じめじめ谷でききいっぱつ』『ほしじいたけ ほしばあたけ カエンタケにごようじん』『ほしじいたけ ほしばあたけ いざ、せんにんやまへ』がある。造形教室講師として、子どもたちに一緒に遊んでもらっている。

「2021年 『ほしじいたけ ほしばあたけ おにたいじはいちだいじ?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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