オルゴールのくるくるちゃん (講談社の創作絵本)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 94
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061332751

作品紹介・あらすじ

オルゴール人形のくるくるちゃんは、ある日、外へ飛び出しました。カラスにさらわれ、犬に出会い、たどりついたその先には……?

感想・レビュー・書評

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  • オルゴール人形のくるくるちゃんはネジがまかれると、四人のお友達と一緒に踊ります。
    でもくるくるちゃんはセルロイドで出来ていて、陶器のみんなと同じようには踊れません。
    それでも楽しい日々を過ごしていましたが、ある日、陶器の新しいお人形が来て、くるくるちゃんは窓辺の籠が新しいすまいになりました。

    しーんとなるお話。
    見えない涙を流すくるくるちゃん。
    頁をめくってもめくっても、せつなくて、最後に絵も気持ちも温かくなってホッとした。
    Mは絵がかわいくて張り切って聞いていたけれど、最後までだまーって、無言のまま本を閉じた。

  • くるくるちゃん、さすらいの果ての再会。よかったですね。

  • ステラレタトコロがすき

  • レトロ感あふれる表紙。
    内容にドキドキするであろう子どもたち。
    私もドキドキした。
    よかったね、ミトちゃん♪

  • 息子6歳8ヵ月
    息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子がほとんど一人で読むようになってきて、母はサミシイ。


    〈親〉
    絵が好き ◯
    内容が好き ◯

    〈子〉
    何度も読む(お気に入り)◯
    ちょうど良いボリューム ◯
    その他

    オルゴールに興味をもって、箱を解体して遊んでいた息子。
    オルゴールつながりで借りてみました。
    内容は女の子向けなので、もしかしたら読まないかもとも思ったのですが、
    意外にも静かにじっくりと読み込んでいました。

  • 4-1 2015/12/16
    6-1 2015/11/24

  • 切なくて優しいおみねゆらさんの独特の世界。小さなものに向けられる優しいまなざしが感じられます。くるくるちゃんという踊る御人形の物語。レトロな建物にオルゴール人形、ページをめくるとメルヘンな可愛らしさにあふれています。うららかな午後に紅茶を飲みながら読みたくなります。

  • こういう思い出の品ってありますよね。
    私も大人になってから、小さいころに大切にしていたけど、お別れしてしまっていた物に、再び巡り合ったことがあります。
    なんとも暖かい気持ちになりましたが、物の方はくるくるちゃんみたいに、苦労をしたり悲しい思いをしたのかな?
    くるくるちゃんは、持ち主のもとに戻れて良かったです。

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著者プロフィール

熊本県生まれ。東京藝術大学美術学部絵画科、同大学大学院で油画を学ぶ。1985年に渡仏、パリボザールに通う。1992年、初めての絵本『Les deux Soeurs』を出版。1994年に帰国後、絵本作家、イラストレーター、人形作家として活躍。『さくら子のたんじょう日』(作/宮川ひろ 童心社)で第10回、『ともだち できたよ』(文/内田麟太郎 文研出版)で第18回日本絵本賞、『オルゴールのくるくるちゃん』(講談社)で第47回講談社出版文化賞絵本賞を受賞。絵本に『こどもべやのおともだち アンナとビイプ』『ミシンのうた』(講談社)、『もりのちいさなしたてやさん』(風濤社)など。装画に『すきまのおともだちたち』(作/江國香織、集英社)、『魔法のたいこと金の針』(作/茂市久美子 あかね書房)などがある。

「2022年 『ぼうし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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