- 本 ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061332973
作品紹介・あらすじ
たくさんのバクたちに囲まれた、謎の機械。実は、この機械には、みんなが今夜見たい「夢」が集まってくるのです。バクたちは、この機械を使って、それぞれ今夜誰に、どんな夢を届けるのかを決めていくのです。みんなの夢を作って配る、大事な仕事に今夜初めて挑戦するのは、ちょっと頼りない新人の「ピケ」。この道何十年の大先輩、「モーフ」に仕事を教わりながら、いよいよ夢を配りに行くことになりました。
たくさんのバクたちに囲まれた、謎の機械。実は、この機械には、みんなが今夜見たい「夢」が集まってくるのです。バクたちは、この機械を使って、それぞれ今夜誰に、どんな夢を届けるのかを決めていくのです。
みんなの夢を作って配る、大事な仕事に今夜初めて挑戦するのは、ちょっと頼りない新人の「ピケ」。この道何十年の大先輩、「モーフ」に仕事を教わりながら、いよいよ夢を配りに行くことになりました。
ところが、ピケはやる気はあるのに空回りするばかり。やることなすこと、どんどん裏目に出てしまい、みんなにいい夢どころか、悪夢ばかり配ってしまうのでした。
とうとう、「自分には向いていない」と落ち込んでしまったピケは、果たして楽しい夢を配ることはできるのでしょうか……!?
本作は、第34回講談社絵本新人賞佳作を受賞した澤野秋文氏の第三作です。澤野氏は、デビュー作『それなら いい いえ ありますよ』が、第6回MOE絵本屋さん大賞新人賞5位を受賞、2014年に刊行された『じつは よるの ほんだなは』が、第7回MOE絵本屋さん大賞27位を受賞するなど、読者・書店から支持を集めています。
絵の隅々まで楽しめる、緻密でユーモアにあふれる絵は見ごたえ抜群。子どもはもちろん、仕事に悩む大人にもおすすめしたい1冊です。 4さい~(総かな)
感想・レビュー・書評
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澤野秋文さんの絵本ですね。
『じつはよるのほんだなは』で、面白い作家さんだと思い、図書館で借りました。
なぜ ゆめを みるのか、あなたは かんがえた ことが ありますか?
じつは ふしぎな きかいと、バクたちの おかげなんです。
巨大なガチャガチャの機械から、夢のもとが出てきます。バクたちが、毎晩、夢を配って廻るのです。
新米のピケは、大先輩のモーフと一緒に夢を配る修行をします。慣れたかなと、ピケに任せるのですが、大変な事に……。
発想が豊かですね。『ほんだな』でもそうですが、澤野秋文さんの絵は、ここまで描くの?というくらいに、ものすごく描き込んでいるのですが、丁寧でユーモアがあふれていて、隅々まで見てしまいたくなります。あきれるくらいに愉しい絵本ですね。
バクたちの世界は現代風なのですが、なぜか夢を見る人々の世界は江戸時代風なのがユニークです。わんちゃんの夢が、ものすごい事になるのも愉快です。
ピケの暴走をモーフが優しく指導するのも、ぬくもりを感じます。
素敵なファンタジーの絵本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
子どもの頃、怖い夢を見た朝、母に教えてもらったこれを一所懸命唱えてた(笑
「見し夢を バクのえじきとなすからに 心も晴れよ 曙のそら」
悪い夢を食べてくれるバクではなくて
これは夢を配達してくれるお話し
しかもガチャのカプセルに当たった人に
ちっともいい夢を見ないなあ
特に恐ろしい夢も見ないけど
要するに「夢」をなくし、鈍感になっているのかな
ピケくん、お婆さんにも楽しい夢を届けてね
画面いっぱいの隅々まで楽しい絵
時代もハチャメチャです
見開きも うふふ
≪ 見習いの ぼくはがんばる ゆめがある ≫ -
夢のガチャガチャを見て、夢を配るなんて発想が自由で楽しい。和風な絵も雰囲気を出しているし、絵が隅々まで描かれていて眺めていても楽しむことが出来る。
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バクは夢を食べるんじゃなくて、夢を見るお手伝いをするんだ(笑)
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ゆめのガチャガチャがすごいとおもった。
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絵が沢山ギシッと色んな絵がつめこめられていて、何回読んでも楽しそう。
○未就学児~ -
細かく描かれていて楽しい。
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寝る前に読んで!と何回も持ってきました。
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ま ③20210911、②20210830、①20210827
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3歳5ヶ月の娘へ。
これからたくさんリピートします。
著者プロフィール
澤野秋文の作品





