憲法くん

  • 講談社
4.65
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061333093

作品紹介・あらすじ

■芸人・松元ヒロさんをご存知ですか
政治風刺のコントで人気を博したコント集団「ザ・ニュースペーパー」で活躍後、1998年に独立しました。それ以来、時の政権に批判的なネタを舞台にかけ続け、全国を飛び回っています。作家井上ひさし氏、落語家立川談志師、放送作家永六輔氏らが、はやくからその才能に注目し、応援を続けてきました。
■ひとり芝居「憲法くん」をご存知ですか
日本国憲法施行から50年目にあたる1997年の初演以来、松元ヒロさんが機会があるごとに演じているのが「憲法くん」です。日本国憲法を人間に見立ててユーモラスに描き、その大切さを訴える8分ほどの短いネタですが、最近は「憲法くん」を演ってほしいという要望がとても多くなってきたといいます。
■「憲法くん」が絵本化されたわけ
絵本作家の武田美穂さんも、松元ヒロさんの舞台を観つづけている古くからのファンのひとりです。今回、絵のお願いをさしあげたところ、ふたつ返事でご快諾いただきました。

感想・レビュー・書評

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  • 理想を現実に近づけるために、国民から国への命令書なのが憲法。
    ハッとさせられたよね。
    今の日本の政治はその真逆に陥ってる。
    国民主権って大事な言葉を忘れる所だった。
    この70年間戦争をしていないっていうことは世界に誇るべき功績なんだよ。
    子どもにも分かりやすいように憲法ってこんなことのためにあるってことが書いてある。
    今度春になったら持って行こう。
    子ども達にも憲法を正しく伝えよう。

  • 『未明の砦』の中で出てきた本。

    知人は、松元ヒロさんのファンで気になっていたそうです。

    学校で憲法を習ったときは、ひたすら暗記だった記憶がありますが、

    「憲法とは、国の力を制限するための、国民から国への命令書」
    だということ。

    そして、

    「わたし、憲法くんは、
     個人の自由がうばわれないように、 
     国をおさめる人たちが、
     自分勝手な政治を行わないように、
     歯どめを
     かけているんです。」

    という部分をしっかり教えるべきかな、と思います。

    小学生から大人まで、一読されることをオススメします。

  • 「未明の砦」で脇くんが読んでいたこちらの絵本。憲法がどのようなもので、どのように誕生したのかがわかりやすく描かれている。
    憲法改正のニュースを耳にすることはあっても、具合的にどのように改正するのか、改正することによってどんな変化が起こるのか、恥ずかしながら私は知らなかった。
    日本国民として、憲法に興味を持つきっかけに子ども大人問わずオススメな絵本。
    #憲法くん
    #松元ヒロ 作
    #武田美穂 絵
    #20240202 読了

  • 松元ヒロさんが好きだ。
    ここ数年、公演にはほぼ行っている。
    ずいぶん前、今はない安田生命ホールでヒロさんの公演を見たときが「憲法くん」の初見。そのときだったか、座席からやはり今は亡き談志師匠が出てきてヒロさんを絶賛した。特別なお墨付き感でさらにファンになった。

    それが本になったと知ったのはずいぶん経ってから。
    本にして問題提起をしたいね的な雑談をしたことはあったけれど、
    実際に形にした編集者がいた。
    こういうふうになるのね、と感慨深い。

    挿絵もかわいらしくてこの本らしい。
    途中で挿入される憲法の前文は、リズムが詩のようで美しい。
    公演でこの部分を一気にヒロさんがまくしたてると、
    客席はシーンとなって、やがて拍手が起こる。
    目で読むと、また違った趣きがある。
    企画の勝利。だと思う。

    憲法改正の動きについて、「現状と憲法が合わない」という意見が出てきていることに対して
    *理想と現実がちがっていたら、
    ふつうは、
    現実を理想に近づけるように、
    努力するもの
    ではありませんか。

  • 1997年に誕生した松元ヒロのひとり芝居「憲法くん」

    井上ひさし、立川談志、永六輔が絶賛した芸を
    武田美穂の絵で1冊にしたてた絵本

      わたしは、この七十年間、
      たった一度も、
      戦争という名前のついたおこないで、
      人を殺したことも、
      人に殺されたこともありません。

      わたしは、
      そのことを誇りに思っています。

    現代版『あたらしい憲法のはなし』ともいえる一書を
    施行七十年目をむかえた憲法記念日に

  • 図書館の新刊コーナーで。
    憲法について、やさしく、押し付けることなく、読み手に考えを委ねる感じにうまくできている。
    武田さんの絵もかわいい。

  • >「こんにちは、憲法です。70歳になりました。わたしがリストラされるといううわさを耳にしたんですけど、ほんとうですか」
    そんな科白からはじまる、芸人・松元ヒロ氏のひとり芝居『憲法くん』の舞台を、平和を愛してやまない絵本作家・武田美穂氏が絵本に仕立てます。
    憲法改正の動きが急な状況のなかで、本書は静かに、心をこめて、「日本国憲法」の大切さを訴えます。


    松元ヒロさん、政治風刺のコントで人気を博したコント集団「ザ・ニュースペーパー」の方だったんですね。
    本書は1997年初演のひとり芝居「憲法くん」が絵本化されたものだそう。
    2016年出版、小学生から大人までとあり、読みやすくまとめられていました。
    日本国憲法が人間になっていて話しかけてくれているのでとてもユニークで分かりやすいです。


    特に印象に残ったのは「みなさんは、憲法とは、国の力を制限するための、国民から国への命令書だということを、知っていますか?」というところです。

    >国をおさめる人たちが、自分勝手な政治をおこなわないように、歯どめをかけているんです。

    これはすごく大事なことだと思いました。
    たしかに、70年経ったら変える部分もいくつか出てきているのかもしれません。
    でも、国をおさめる人たちから国民を守っているのが憲法であるのなら簡単に変えていいようには思えないし、怖い気がします。


    紹介されている日本国憲法の前文をゆっくり読んでみると、とてもいい文章だと改めて感じました。

    憲法改正か?と話題になっている今こそ多くの人に手に取ってほしいと思いました。

  • 優しく語りかけてくれる憲法くん。わかりやすい言葉で説明してくれて、心地よい。子供から大人まで広く多くの人に読んでもらいたい。あとがきに誕生秘話が書かれていて、この絵本が現代の「新しい憲法のはなし」みたいになればいいなぁと。本当に私も心から思う。絵もとても可愛い。

  • 小1の娘が武田美穂さんの絵本が好きで、武田美穂さんの絵本を探しているときに見つけた絵本。

    とても良かった!!

    憲法について学んだのは小中くらい(?) 当時あまり興味がなく、そのまま曖昧な理解のままアラフォーになってしまいました。この絵本は簡潔に分かりやすく書かれており、大人にも子供にもいい本だと思います。

    日本国憲法は素晴らしく、全世界で共有できたら戦争なんて起こらないのに、そうではない悲しい現実。

    今まで戦争は起こらないと思っていたのが、ロシアのウクライナ侵攻で、日本もいつ戦争に巻き込まれるか分からない世の中になったのだなぁと思います。日本が戦争をしないと決めていても、他国から攻められる可能性はやはりあるわけで、その時どうするのか…。


    【メモ】
    憲法は、国の力を制限するための、国民から国への命令書だということを、知っていますか?
    強くて大きい国の力を制限し、国と個人の関係を対等にするには、とてもだいじなことなのです。
    だから、わたし、憲法くんは、個人こ自由がうばわれないように、国をおさめえう人たちが、自分勝手な政治をおこなわないように、歯どめをかけているんです。

    わたしというのは、戦争が終わったあと、こんなに恐ろしくて悲しいことは、二度とあってはならない、という思いから生まれた、理想だったのではありませんか。
    理想と現実がちがっていたら、ふつうは、現実を理想に近づけるように、努力するものではありませんか。

  • 憲法がとてもわかりやすく描かれている。
    でも現状を鑑みると、、かなり痛い。
    舞台も見たいなあ。

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著者プロフィール

1952年、鹿児島県生まれ。芸人。
法政大学法学部政治学科を卒業後、パントマイマーとなり全国を巡る。コミックバンド「笑パーティー」のメンバーとしてコントの世界に進出、1985年「お笑いスター誕生!!」で優勝。1988年、コント集団「ザ・ニュースペーパー」の結成に参加し、村山富市元首相を演じ注目を集める。その後、1998年に独立。政治風刺やパントマイムのソロライブで、全国を飛びまわっている。著書に佐高信氏との共著『安倍政権を笑い倒す』(角川新書)がある。 公演などの情報は、http://www.winterdesign.net/hiropon/ まで。

「2016年 『憲法くん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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