おともだち できた? (講談社の創作絵本)

  • 講談社
3.44
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本棚登録 : 199
感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061333253

作品紹介・あらすじ

少女が引っ越してきたのは、縁もゆかりもない見知らぬ街。
お母さんは少女に言います。
「おともだち さがしてらっしゃい」
お父さんも少女に言います。
「だれかと あそんだかい」
近所のおばさんも少女に言います。
「おともだち できた?」
少女は答えます。
「うん できたよ」
その瞬間、世界は反転する。

直木賞作家・恩田陸と気鋭の絵本作家・石井聖岳が紡ぎだす、恐怖と妖美のコラボレーション!

感想・レビュー・書評

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  • ひっ!と、思わず声が出る、一冊。

    これはさすがに 先ずは強烈な絵にひっ!と声がでちゃう。

    さらっと読んで心を鎮めてもう一度読む。

    あー、なるほど…こういうことか。

    意味がわかるとなんだか単なる怖さで終わらない。

    きっとああなってこうなった結果がこれ…と、想像が膨らむ。

    たのしいよ…最後の言葉が物哀しさを誘う。

    子ども向けとは思えない絵本。

    • あいさん
      またまたこんばんは(^-^)/

      こちらもこのタイトルにその内容(笑)

      うちの図書館は今ネットで予約して受け取り、返却だけできる...
      またまたこんばんは(^-^)/

      こちらもこのタイトルにその内容(笑)

      うちの図書館は今ネットで予約して受け取り、返却だけできるんだ。
      今日は2冊借りてきたぁ。
      本当に早く落ち着いてほしいね。
      うちは今頃感染者が増えてきて怖いわ。
      2020/03/21
    • くるたんさん
      けいたん♪こんばんは♪
      これは忘れられない絵本だよ:(´ºωº`):

      うん、こちらもやっと今週から図書館は予約返却のみよ。
      そしてもうほぼ...
      けいたん♪こんばんは♪
      これは忘れられない絵本だよ:(´ºωº`):

      うん、こちらもやっと今週から図書館は予約返却のみよ。
      そしてもうほぼ全国感染広がってるよね。
      早く落ち着いてくれないと困るよね(--;)
      2020/03/21
  • なかなか怖い。ラストの絵がとくに衝撃。子供の見守り、やっぱり大事なのねと思った読後感です。

  • 短いのに!
    言葉は何も怖くないのに!

    意味がわかるととても悲しい怖い話でした

  • 絵本にしてこどもの読み物にするのはどうなんでしょう、、、ゾッとします。
    友だちって誰? 
    怖い本を探してるならおすすめします。大人が見るから細かい事もわかって余計に怖くなるのかなーー

  • 恩田さんの白の劇場で絵本もあると知って手に取りました。
    全体としてはかがみの中ほどではなかったが、とちゅうで息をのんでしまいました。
    完全にやられました。

    こどもが小さいならば、自分のこどもがどうしているのか気になってくる一冊かもしれません。そういう意味ではとても怖い。

  • YouTubeにて

    怖い絵本という噂は聞いていたので
    ずっと気になっていたら
    まさかこんな形で見ることになろうとは
    改めて絵本で見たいと思う

    ↓思いっきりネタバレ
    ざっくりとした解釈としては
    初めての土地で子どもだけで遊ばせるな
    ということなんだと思うんだけど
    気になる点がある
    お父さんが友達できた?と子ども部屋の外から聞くシーンで
    子ども部屋がなんだか雑然としている
    引越しの片付けがまだ終わっていないだけなのか?
    というかほったらかされている??
    という変な勘ぐりをしてしまった
    忙さにかまけて子どもを見守るのを怠っていると
    こんな取り返しのつかないことになるかも…
    子どもには1人でどこかに行っちゃいけないと教えつつ
    大人も改めて考えるきっかけになると思う

  • 恩田陸、なぜこの物語を出そうと思いついたのかその心中を伺いたい。

    全体を通して不穏な空気感と、そもそもこの家族の不安定さがありながら、後半の結末。

    あー、やるせない。大人向けの絵本ですが娘も怖いねっていってました。

  • 「oh・・・・」という感想。
    その後、色々考える。




    啓発本として、親御さんに読ませた方がいいのか
    本当の意味に気づかなくても、絵から多少何かを感じられる子供に読ませた方がいいのか。。。

    引っ越すと、その地域では当然な事も知らないわけで。
    知らない土地は怖い、というのを改めて感じる。
    海外旅行は気をつけるが、国内はなかなか忘れがちだし。

    子の女の子は自発的に独りでいたわけではないが
    一人ですぐどっか行ってしまう小学生なら、戒めとして読ませたいかも。

    具体的に、「~してはいけません。」と注意するより
    よほど印象深く、効果がありそうだ。。

    子どものときは絵があまりうまくない?絵本が謎だったけれど
    味があったり、効果的だったり、ピカソも上手だったからこそ形無しではなく型破りだったわけで。
    こういう作品にはピッタリ。。。

    まわりの人に読ませてみたい!!

  • 怖い絵本として紹介されていたので気になって。
    表紙から不穏な空気だし、裏表紙には思いっきりおばけがいるし。

    でも、いまいちよく分からなかった。

    新しい町にひっこしてお母さん、お父さんに友達は出来た?と聞かれる日々。

    近所のおばさんが友達出来た?と聞くあたりまでは生きている。
    その後、一人で遊んでいるところの後ろに黒い影が。
    犬が吠えたあとには白い顔で友達出来たという女の子。
    お母さんの顔色が悪く、悲しんでいる両親の横で半透明になりながらおばけと遊ぶ女の子…。

    黒い影は不審者とかで殺されて、他の殺された子たちとおばけ友達とかになったとか?
    女の子が死んだのは分かるけれど、死因が分からなくてもやもや。

    表紙の土いじりも女の子の死体が埋められているところ…??とか想像してしまう。

    どアップの白い顔は初見だとびっくりする。
    怖いわ。

    最初の方を見返すと、台所にいるお母さんや、夜の両親たちの雰囲気も最初からよくないので、円満な家庭ではないように見える。

    単純に友達が出来る絵本ではないので、怖い話として読まないとショックがありそう。
    大人向けかな。

  • 読了

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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