ガン回廊の朝 下 (講談社文庫 や 2-3)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061341425

感想・レビュー・書評

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  • 国立がんセンター総長の田宮猛雄がガンにより死去したあと、国家事業としてセンター設立を決定した時の首相・池田勇人が、咽頭ガンによりセンターに入院することになります。総長の比企能達をはじめとするセンターの医師たちは、マスコミ対応に苦慮しながらも池田の治療に専念し、池田自身の驚異的な体力も味方して、東京オリンピックの開会式への首相の出席を実現するに至ります。

    そのほか、胃ガンに比べて早期発見が難しいとされていた肺ガンの克服に向けて、ファイバー・スコープの改良に取り組む医者と技術者の二人三脚の様子や、ガンという病に対する医学の限界を誰よりもよく知っているセンターの医師たちが、みずからガンに侵されたときの姿を活写しています。医療は人間の生と死にどのようにして向き合うのかということについて考えさせられる作品でした。

  • 非常に面白かった。
    がんの難しさや、それを克服しようとする医師達の戦いが臨場感たっぷりに描かれていた。

  • ガン回廊シリーズ第2作。国立がんセンターを中心に、ガンの早期発見、根治手術の是非、学閥からの脱却、そして今でこそ当たり前となった数々の医療技術の開発。彼らの苦悩と挫折、そして成功が描かれています。そして自身もガンに冒されながらも最期までガンと闘い続けた医師たち。ドキュメンタリーを読んで泣いたのは久々でした。

  • 上巻を読んだら下巻も読んでしまうのは当然。癌と闘いながら癌に倒れる群像も。

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著者プロフィール

講談社ノンフィクション賞受賞作『ガン回廊の朝』(講談社文庫)

「2017年 『人の心に贈り物を残していく』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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