霊長類南へ (講談社文庫 つ 1-1)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061360105

感想・レビュー・書評

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  • 愛用する玩具はいつか壊れる。核ミサイルを維持点検するのは“使わないため”であったが…。米・ソは互いをある程度理解していたが、キューバ危機に“Khrushchevはヘタレやがって”と独自核開発した支那で毛沢東肖像のパンツを国内販売していたことから誤解の連鎖/ヒロシマの原爆投下直前、道行く人の全員に死相が顕れていたという/ヘリコプターの脚に掴まって嫌われ者は死にそうで死なない/有名な意見広告に一面真っ白な紙面の隅にcockroach1匹だけが描かれ“全面核戦争のあとには彼しか残らない”と一行書いたものがあった

  • カタストロフという単語が脳内に響きながら、著者が描く人間のエゴと暴走を読み進めた。ジャズと酒と女とナンセンスが融合した長編で、これまでのショートショートの集大成とも言える作品。中国の有り得な(くもな)い偶発事件から始まる核戦争が、第X次世界大戦の様相を呈する中で、エアポケットのように核弾頭が着弾しない東京周辺にいた新聞記者・澱口に焦点を当てつつ進行する物語は、世紀末と言うに相応しい大混乱だ。21世紀に東日本大震災を経験した我々だが、現実にはSFと同じようなパニックにならずに済んだのは幸いだった。

  • 行き違いで発生した核戦争から人類の滅亡まで。極地に立たされた愚かな人間の行動をコミカルに描いていて、最後は哀愁漂を漂わせて締めくくっています。少しグロいですが、さらっと読めてしまいます。

  • 「世界の終わりの終わり」
    中国が核ミサイルを間違って打っちゃった。
    報復とアメリカも。ソ連も。
    大気圏をミサイルが舞う。
    地球はボコボコww。
    汚染されていない町はなくなり、
    人間はどうなる?
    そもそも核という名のウイルスを持つ、
    人間という種は安全な地帯なんて、
    もうどこにもなかったけどね。

  • 2011.6.1(水)。¥100。
    2011.6.2(木)。

  • 人類滅亡のときってこんなもんかも…怖い。

  • ぼへぇー。人間コワイ。

    でもほんとにあんな風になっちゃうもんなのかなぁ。
    よくわかんないけど
    平和な世界であってほしいものです。

  • ひょんなことから核戦争が始まってしまい,わずか数日間でほぼ全人類が滅亡へと向かってしまう.いわゆるハルマゲドン(作中ではアーマゲドンと表記される)を描いた小説.もはやどうしようもないことを悟った時の人間の行動について,個人レベルから,大規模な群集レベルまで,さまざまなシチュエーションが想定され,シミュレートされている.そのリアルさには並々ならないものがあった.面白くて一気に読んでしまったが,一方で,あまりの救いの無さに,しばらく気分が沈んでしまった.

  • どこまでも馬鹿馬鹿しい。著者のセンスオブナンセンスが盛大に発揮された名著。

  • 中国が間違えて日本と韓国とロシアに原爆を落とし、世界的な核戦争に発展する。
    人々がパニックに陥る描写が生々しい。

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著者プロフィール

小説家

「2017年 『現代作家アーカイヴ2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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