天使が消えていく (講談社文庫 な 2-1)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061360266

感想・レビュー・書評

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  • 傑作! ゆみ子が可愛くて仕方ない! もうそれだけで満点だが、謎もよく考えられていてそうだったのか、となること請け合い。真相も涙なくして読めない。通勤途中だったから困ったよ。兎に角、ゆみ子メロメロなのです。

  •  婦人会機関紙の記者である砂見亜紀子は取材で会った心室中隔欠損の赤ちゃん・神崎ゆみ子の笑顔に魅了され、記事にすることを決める。記事を読んだという謎の男性からの寄付も受けることができ、無事に手術を受けられたゆみ子だったが、亜紀子は手術日に病院にすら現れないゆみ子の母・志保の態度が信じられず、ゆみ子を不憫に思って退院してからも定期的にゆみ子の自宅まで様子を見に行っていた。そんな亜紀子に対して冷酷な態度をとり続けた志保だったが、ある日の夜中、突然亜紀子に志保から「ゆみ子が殺される!」という電話をかけてくる。駆けつけてみると、ゆみ子は無事であったが、志保が意識不明の状態で倒れており、病院に運ばれたがそのまま亡くなってしまう。

     言葉こそ出てこないものの、ネグレクトの疑いのある母親(※実際には違っていたが)との対立が描かれている。笑顔だけでここまでゆみ子に執着する亜紀子の心情は少し理解しがたいのだが、最後の告白まで志保にはすっかり騙されていた。実際には、”やっぱりやっていた”パターンの方が圧倒的に多いんだろうけど・・・(^^;

  • 6月の台風の夜、ホテル玄海で泊り客の男が殺され、あいついでホテルの経営者蟻川国光も不審な死をとげる。そして、重症心臓疾患児ゆみ子の母、神崎志保の凄惨な死。婦人記者砂見亜紀子は、ゆみ子への愛にひかれて事件の真相を探る

  • 母が、産休中家で暇してる私のために、自分が読んだ本を持ってきてくれた。その中の1冊。
    なんっだか眠たくなる話だった。
    登場人物のセリフが昔っぽいし、「〜ですわ」なんて言っちゃってるからってのもあるんだけど、なんか読みにくい話だった。
    赤ちゃんのゆみ子が出てくる場面は楽しく読めたけど、その他の刑事とか、亜紀子とかの話は読んでて疲れた。
    この2人がどういう人なのか、いまいちよくわからないんだもん。
    乃南アサとか東野圭吾とかだったら、登場人物の背景をしっかり書くから感情移入できるんだけど、これはその辺があんまり書かれてないから、「こいつが出てきたからってどうだっていうの」って思ってしまった。
    刑事なんて絶対超脇役かと思っていたのに、意外に登場回数多いしね。
    「ゴーゴーを踊る」とか、笑っちゃった。
    いつの時代の話なんだろ、これ。
    ゆみ子の母、志保が最後に手紙を書くけど、あの志保がこんなに理路整然と、漢字をいっぱい使って手紙が書けるわけねーだろ、と思ってしまうような内容だった。

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著者プロフィール

一九三八(昭和一三)年東京都生まれ。慶応大学在学中に長編『すれ違った死』が江戸川乱歩賞候補に選ばれる。七〇年『天使が消えていく』が再び同賞の候補になり、単行本化され作家デビューを果たす。七三年『蒸発』で日本推理作家協会賞、八九年に仏訳『第三の女』でフランス犯罪小説大賞、二〇〇七年日本ミステリー文学大賞を受賞。主な著書に『Wの悲劇』『』や「検事 霞夕子」シリーズなどがある。二〇一六年没。

「2018年 『77便に何が起きたか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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