ちひろのことば (講談社文庫)

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本棚登録 : 69
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (102ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061383265

感想・レビュー・書評

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  • ちひろさんの絵本で育った世代なので、ちひろさんの絵の前では心が幼い頃に戻ります。
    幼い頃は、アンデルセン絵本が好きでした。特に
    『あかいくつ』『にんぎょひめ』などは、悲劇と儚さが淡い絵で増長されて印象的でした。
    大人になってからは『あかいふうせん』『ゆきのひのたんじょうび』が気に入っています。
    昭和の方だとばかり思っていたら、大正のお生まれで驚きました。そんな昔から時代を先取りした価値観をお持ちだったのですね。
    ちひろさんがイヴサンローランをお好きだったのは頷けます。
    ちひろさんご自身で絵と文を手がけられた絵本は10冊ほどあるとか。全ては読めていないので、機会を見つけて読みたいと思います。

  • [僕は儲かる仕事は一生しないって決めてるんです。だからこの6足の靴を一生かけて履くんです。]
    私たちはアンデルセンに出てくるおじいさんみたいな夫婦。
    [しょうがないさ。ママは芸術家なんだから]
    駄作でいいならいくらでもかけるわ。
    締め切りがなければかけない。

  • もっと自分の絵に泥臭さがなければと思い続けてきた...
    私は工場の労働者の生活は深く知らないかもしれませんけれど、母とこの姿なら知っています。私も、子を持つ母親だからです。

    あの子は風のようにかけていったきり...

    大人と言うのはどんなに苦労が多くても、自分のほうから人を愛していける人間になることだと

    「僕は一生お金のある仕事には就かないつもりです。ですからとても靴なんて買えるようにはならないと思います。だから、あの6足の靴を一生はこうと思います。

  • そういえば松本善明っていたなと思い出す。

  • とても良い本です。
    いわずもがな、絵は天才。これはもう、素晴らしくてため息のみ。

    絵も優しいけれど、言葉も優しい。謙虚で、ユーモアもある。
    例えば、次のような文章。

    「リボンのきれいなボンネットの帽子をかわいくかぶれたとしても、そんなころに私はもどりたくはないのです。ましてあのころの、あんな下手な絵しか描けない自分にもどってしまったとしたら、これはまさに自殺ものです。」

    この本に収められてるこの文章には、実は先日練馬のちひろ美術館で出会った。そのときも、今回も、噴き出しちゃった。

    「大人になること」というタイトルのこのエッセイの締めは、
    「大人というものはどんなに苦労が多くても、自分の方から人を愛していける人間になることなんだと思います。」

    ハッとした。
    逆に言えば、人から愛されているだけでは大人ではないということ。
    人を愛すること、人に優しくすること、それが大人になるということなのだ。

    昨日ラジオで、小川洋子さんが三浦綾子さんの『氷点』を紹介しながら、「人を愛することは、罪深い人間として生まれてきた自分の罪を軽くすることなんじゃないか」とおっしゃっていたのと合わせて、とても考えさせられた。

    人を愛すること。人を許すこと。
    きっと自分に欠けている点だと思った。
    手遅れでないならば、人に優しくなりたい。寛容になりたい。
    まっとうな大人になりたい。

    -----
    図書館で「あめのひのおるすばん」「ゆきのひのたんじょうび」などの絵本を見たいと思う。

  • 自分に正直なというか,そういうところが素敵だと思う。

  • 癒されるなあ。この絵。こころが安らぐ。

  • ★★★ いわさきちひろさんの絵が好きな方は、ぜひ☆彡

    いわさきさんの自伝のような本。
    自分の生きてきた道や、絵に対する想い、
    それぞれの本を描いたときのエピソードや気持ちなどが
    いわさきさん自身の言葉で書かれています。

    本の半分くらいがいわさきさんの絵で、とってもステキ。
    そしていわさきさん自身のお話と一緒に写真も載っていて、
    どんな方だったのかなぁって色々想像しながら読めました。
    とってもとってもステキな本です!!
    これからも大切にして読み返したいなぁ☆彡

    (2008.07メモ→2010.04ブクログ)

  • 良い。
    でもなんだか、古本屋で手に入れたものだから、前の持ち主さんが引いた線の方に気が向いてしまった感。
    彼女の絵と一緒に文字も入っていて、私は人の書く文字が好きだなぁと思った。絵も、そうだけど文字に人がにじみ出る気がする。

  • 09/07/28

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著者プロフィール

(1918-1974)福井県生まれ。東京で育つ。子どもを生涯のテーマとして描いた。1977年アトリエ兼自宅跡に、ちひろ美術館・東京開館。1997年安曇野ちひろ美術館開館。

「2020年 『ひとりひとり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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