武器としての決断思考 (星海社新書)

著者 :
  • 講談社
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レビュー : 901
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061385016

作品紹介・あらすじ

2019年8月10日、瀧本哲史さん逝去―。代表作が本書となります。

本書は、著者がいま、京都大学で二十歳前後の学生に教えている「意志決定の授業」を一冊に凝縮したものです。今後、カオスの時代を生きていく若い世代にいちばん必要なのは、意思決定の方法を学ぶことであり、決断力を身につけることです。もう過去のやり方は通用しないし、人生のレールみたいなものもなくなってしまいました。「答え」は誰も教えてはくれません。となれば、自分の人生は、自分で考えて、自分で決めていくしかないのです。仕事をどうするか、家庭をどうするか、人生をどうするか?この本で私と一緒に「自分で答えを出すための思考法」を学んでいきましょう。きっと、あなたの人生を変える授業になるはずです。

感想・レビュー・書評

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  • 著者が亡くなったと聞いて読み出した。
    初めて聞いたディベートという言葉。
    議論する事で考えが纏り、洗練される事らしい。
    30代の私なら飛びついていたが、それをやって付いてくる人間は残念ながら少ない。
    結論無く議論する下地は今の日本の教育には無いと思う。
    前提に正解がない事を知らない。正しいと思って行動していると思っている。
    ココが覆らないと出発は無いと思う。

    しかし個人内なら可能だ。
    特に相場は売りと買いの立場を考え、議論して行動に移る。
    私は相場師としての著者の世界は好きだが、世の中を気持ちよく生きる事は難しい様に思う。
    まぁ正解は無いのだから、個人的な意見ですが。

  • 正しい主張の3条件
    1.主張に根拠がある。2.根拠が反論にさらされている。3.根拠が反論に耐えた。
    今の内閣に当てはまるものはあるのだろうか。

  • 投資家、そしてベストセラー著者瀧本哲史さん逝去

    8/10に逝去。ご冥福をお祈りします。代表作は、自分で答えを出すための思考法を学ぶ本書。

  • ディベートの技法を用いてメリット、デメリットを検討し、ロジカルに決断することを紹介。技法そのものもさることながら、若者に向けた筆者のメッセージや想いが重要。若い時にディベートを勉強しておけばよかったなぁ、という思いがある一方で、今だからそう思うのかも(つまり若い時には響かなかったかも)、と思う。いずれにしても自分の決断の質を上げることは大人になればなるほど求められるので、これから少しずつ勉強しようかな、と思った。そういう意味では影響を受けた一冊となる。

  • これまでの常識が通用しないカオスな時代を生き抜くための意思決定の方法を学び、決断力を身につける=「自分で答を出すための思考法」を学ぶことができる本

    とにかく論理的な考え方とはどういったものなのか
    感情的ではないきちんとした議論をするとはどういったものなのか
    とても勉強になる本である

    以下、読書メモ
    【各章のまとめから】
    ・「知識・判断・行動」の3つをつなげて考える。
    ・エキスパートではなく、プロフェッショナルを目指そう。
    ・「正解」はない。だから、自分で答を出す方法を学ぶ。
    ・正解ではなく「いまの最善解」を導き出そう。
    ・結論を出すことが大事。
    ・「知識・判断・行動」に加えて、「修正」の考え方を身につけよう。
    ・ゲリラとして最前線で戦うことを選ぶなら「ブレる生き方」をめざせ。
    ・議論(テーマ)は、「すべきか、否か」にする。
    ・問題が大きすぎて漠然としているときは、小分けにして考えよう。
    ・同時に複数の論題について考えることを習慣にしよう。
    ・どうでも良い議論に時間を欠けることはもうやめよう。
    ・「メリット」と「デメリット」を比較しよう。
    ・メリットとデメリットにはそれぞれ3つの条件がある。
    ・主張が3条件を満たしているかどうか、しっかりチェックしよう。
    ・反論は、メリット・デメリットの3条件に対して行う。
    ・読書は格闘技だ。
    ・論理的にツッコミを入れて、主張が正しいかどうか検討しよう。
    ・「正しい主張」には根拠がある。
    ・その「根拠」は、反論にさらされていて、なおかつ耐えたものだ。
    ・裏を取るな、逆をとれ。
    ・相手の主張の「推論」の部分に目を向けよう。
    ・情報を鵜呑みにするな。
    ・自分の頭と足を使って「価値のある情報」を取りに行こう。
    ・反論に耐えたメリットとデメリットを比較して決断して以降。
    ・どちらが重要かは「質×量×確率」で考えよう
    ・自分の人生は、自分で考えて、自分で決めていく。

    【本全体のまとめから】
    ・世の中に「正解」なんてものはない。
    ・正解がわからないから動かないのではなく「いまの最善解」を導き出して、とにかく行動することが重要だ。
    ・根拠を比較して得た結論を、とりあえずの「答え」にしよう。
    ・前提が間違っていたら修正して、また行動すればいい。それがさらなる最善解に近づくための「決断思考」だ。
    ・ディベートの手順なんて忘れてもいい。この本を読んで、一つだけ忘れずに心に留めておいて欲しいのは、「自分の人生は自分で考えて自分で決めていく」ということ。
    ・思考停止だけは避けるべきだ。
    ・決断思考を手に入れたら、明日からの人生を力強く歩んでいって欲しい。武器を持った君たちが、未来をつくるのだから。

  • 基本的な決断までのプロセスを解説してくれてます。
    最後は、当たり前と言えばそうですが、ここまでちゃんと考えて決断できている人は、本当に少ないと思う

  • 人生の問題を考える時には、漠然と考えるのではなく、行動の是非を決めることの出来るテーマの形式で問題を設定し、ディベートの手法でプロコンを積み上げて、そのうえで最後はエイヤって決めよう、という内容
    メリットの三条件は、内因性(現状に問題があること)、深刻性(その問題が重大であること)、解決性(テーマである行動によって損問題が解決すること)
    デメリットの三条件は、発生過程(テーマである行動によって新たな問題が発生すること)、深刻性(その問題が深刻であること)、固有性(現状ではその問題が生じていないこと)
    ディベートの議論組み立て方法を簡略にまとめてくれているのは役に立つ

  • バカと瀧本哲史
    http://ji-sedai.jp/special/lecture/bakatotakimoto/
    1時間の無料動画で理解できる。

  • 考える力をどう養うか。人生止まって考えられる時ばかりではない。走りながら考える。思考停止は死んだも同じ。その考え方のコツ、導き方、疑い方が示されている。
    自分の人生は自分で考えて決断して進め!


    ★「知識・判断・行動」プラス修正をつなげて考える
    ★その道のプロではなく全体を見て判断できる人になろう
    ★「正解」はない。だから自分で答えを出す方法を学ぶ
    ★正解ではなく「今の最善解」を導き出せ
    ★修正主義で「ブレる生き方」を目指せ
    ★結論を出せ、そこまでの道程が大事

    ★大きな問題は小分けにして考える
    ★同時に複数の議題について考える習慣を
    ★議題は「すべきか、否か」

    メリットとデメリットの考え方
    どちらが多いかを比較し、メリットが大きければやる

    ◉数字下の→はツッコミ上級編
    ★メリットの3条件
    ①内因性(なんらかの問題アリ)
    →①プランを取らなくても問題は解決する
    →②そもそも現状に問題はない
    ②重要性(問題が深刻か)
    →③質的に重要でない
    →④量的に問題でない
    ③解決性(その行動で解決するか)コレを重視しすると騙されない
    →⑤プランを取っても別の問題が発生するので問題は解決しない
    →⑥プランは問題の原因を正しく解決しない

    ★デメリットの3条件
    ①発生過程(それをした事で新たな問題が発生するか)
    →①プランだけではデメリット発生に至らない
    →②プランの影響はデメリット発生に至るには弱すぎる
    ②深刻性(問題が深刻である)
    →③質的に問題ではない
    →④量的に問題ではない
    ③固有性(現状はその問題は生じてない)
    →⑤プランを取ってない現状でも既に問題は起こっている
    →⑥プランを取らなくても、将来同様の問題が起きる

    ★意見主張には必ず根拠が必要で、根拠は反論に耐えれなければならない
    ★否定しているのは「相手の意見や主張」であり「相手の人格」ではない。
    ★「読書は格闘技」なぜならさらっと読んで終わらず咀嚼しながら読む。
    ★キチンと反論する為にはまず「相手の話をちゃんと聞く」事が大切。相手がなぜそう思っているのか「推論」の部分を攻める。

    ディベートの判定は★「質×量×確率」で考える
    論理客観で考えた後、最後は「主観で決める」

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著者プロフィール

瀧本哲史(たきもと てつふみ)
?(生年月日不明) ~ 2019年8月10日
京都大学産官学連携本部イノベーション・マネジメント・サイエンス研究部門客員准教授、経営コンサルタント。東京大学法学部で民法を専攻し、卒業と同時に同大学大学院法学政治学研究科助手に。アカデミズムで大変評価されていたが、マッキンゼー&カンパニーに入社を経て、投資家として独立。若い起業家を支援するエンジェル投資家として活動しながら京都大学で教鞭をとり、多くの著名人に影響を与えてきた。著書に、『僕は君たちに武器を配りたい』(ビジネス書大賞2012受賞)、『君に友だちはいらない』『ミライの授業』(以上、講談社)『武器としての決断思考』(星海社)など。2019年8月10日、47歳で逝去したことが16日に報じられた。

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