仕事をしたつもり (星海社新書)

著者 :
  • 講談社
3.40
  • (77)
  • (181)
  • (241)
  • (67)
  • (18)
本棚登録 : 1623
レビュー : 273
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061385030

作品紹介・あらすじ

12時間働いて仕事をしたのはたったの2時間!?いつも忙しいのに成果が出ない。なぜだ。時間と労力の無駄は、もう終わりにしませんか。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 意味があるような、ない。そんな本でした、良くある若いビジネスマン向けの本。でもやる気が一日ぐらい湧くから好き。

  • 業務を実施する上で、目的意識を持って取り組むことは効率面でも、品質面でも重要である。しかし、実際に取り組んでみると、次第に目的意識が薄れ、業務の形骸化が起こることは少なくない。本書では、この形骸化の問題点を指摘し、それを克服するために、以下の4つの心構えを指摘している。

    1.Why思考により各作業の意味を吟味し、作業を最適化する。
    2.トライアンドエラーでブルーオーシャンを開拓する。
    3.孤独になることを覚悟する。
    4.こそ勉をして、将来に備える。

    特に新規性のある内容ではなかった。
    しかし、本書の中で紹介されているカメラマンの名取要之助さんと、著者の後輩A君の事例は、各自の仕事の本質を理解した上で、クライアントとの交渉のテーブルについており、共感を持てた。

  • 当たり前のことが書かれているが、考えるのをやめたら終わりだな。

  • 物事を深く掘り下げて考えながら仕事をしようという内容。
    うちの会社の上司のようなことをいう本だなと思った。
    物事は常に疑ってかかり、自分で調べながら深く自分の残す成果について掘り下げていく。成果に繋がらないならその仕事はやらなくてもいい。しかし建前もあるのでそんな仕事は適当に流してもいい。どうせやってもやらなくても変わらない仕事だから。

    正直新しいものは得られなかった。空いた時間に軽く読むものだなと思う。

  • 少し奇をてらい過ぎてる気もするが、身につまされる内容。
    安全策をとり無難に言われたことをこなすだけで仕事をした気になってしまうのは研究にも言えることだ。必要な場合には常識に捕らわれず自分の考えで勝負することも大切。

  • 知らず知らずのうちに作業や形づくりが目的となってしまうことはとても恐ろしい。そのことに気づくことができないのは何よりも不幸です。
    自分の目でものごとの本質を見定めるという部分はやはり重要であることを再認識できました。
    ハコモノ思考のところはちょっと極端な印象でした。

  • クタクタに仕事→成果は少し→典型的な仕事をしたつもリーマン
    一生懸命、非難する人はなし→感覚がマヒ
    IT、OA化で効率化した仕事 労働時間は長期化→やらなくてもいい仕事が増えた(きれいな会議資料→結論は次回に…→ムダ)

    ルールや体裁を整えることが自分の仕事と勘違い、疑問が湧かない状態

    旅館の夕食 とにかくたくさん出しておけば大丈夫との思い込み
    ☆大量のメール→徹底的に処分すること300616

    1枚型プレゼン 質問→応答 コミュニケーション 自分が言いたいこと、相手が知りたいこと=結論をベタ打ちで短くまとめる
    ×資料をつくるのに時間がかかる 〇考えることに時間を使う
    会議のメモ魔→量でごまかしている。 量の神話に侵された人は年代を問わず多く見られる→大切なことが埋もれて分からなくなっている。

    ビジネス書→読むことが目的ではない・役立てることが目的→1冊を完全に吸収する、咀嚼するような読み方☆ブクログ要見直し
    読書=著者にイチャモンをつけながら進める行為・ケンカ読法 著者の立場で反論、説明できない個所をメモ→他の個所を注視、書かれていなければ他の本へ疑問解決 時間を無駄にしないように疑問があっても読み進める

    世間では多読の高評価 年間100冊なんてすごい!→質は評価できないから
    本当に大切なことは何か?と考える→この行為から逃げているだけ・時間さえかければ誰でもできる量に走っている→他人からはその逃げている行為が称賛される☆自分と同じ状況・ブクログの見直し・新本絶ちをすること300603

    うまいラーメン・屋台の味→看板に意味なし・ラーメン屋と分かるだけ
    がんばろう!日本 街に氾濫する仕事をしたつもりコピー ハコモノ志向

    原宿、表参道、代官山あたりの初めて行くお店 St Ave等の多用→たどり着けない→見栄えのいいデザイン重視
    企業HP→待たされるトップページ 製作者の自己満足
    「1日200件のアポを取れ」→目標にした途端に意味なし ×統計では200件あれば捕まるはず… 〇アポ取りの重要なことは相手の素振り(そぶり)を感じること

    非営利部門は仕事したつもりだらけ→広報、法務、教育研修=ハコモノ型の仕事☆今の管理部門
    部長クラス=効率化を考える・提案コンテストをしろ!→課長クラス=部下に指示・結果はどうであれ1つ考えろ!→ハコモノ指令 無駄の連鎖に気づかない ☆ハコモノ指令は徹底的に黙殺300616 アンケート調査→人数が多い部署は大変のはず→どう対処しているか確認 文書の回覧→15人の部署のやり方確認

    子供虐待死の事例 役所の児童福祉司が日常業務に忙殺で対策できない→要注意のみ対応・軽度は優先度を下げる工夫
    全件訪問が必須→均等に訪問することが目的化してしまっている・訪問記録を提出すれば中身は問われない=超注意事案を見逃す危険 ☆無意味な供覧文書で手間を増やしている責任

    ハコモノ志向①考えることから逃げ(質を考えない)②量にこだわる③他人はその行為を称賛

    ユニクロ、スタバ、マックがあれば街は栄えるという幻想 本来、若者がいるから出店 中身=魅力とは何かを考えず大量出店→閉店へ☆自治体の誘致もあったはず

    トヨタの研修機関 取材で全部教えてくれる→教育プログラムだけ真似てもムダ 教え合い・競い合い・助け合い風土がなければ仕事には生かせない
    中身ではなくビジネスにだけ目が行く経営者のいる企業は失敗する。

    ホリエモン騒動時「テレビとネットの融合による新しいビジネスモデル」
    Tプロデューサー「中身は取り上げられなかった・2006年デジタルコンテンツを扱う第2日本テレビを立ち上げ」

    ビジネスモデルというと何か否定できない利益の源泉のように聞こえる→単なるモデル(形) 成功すれば他社はマネ・大資本家が参入

    数字を疑え やれば成果が上がるのか疑え → 中に何があるのかが大事

    一律タクシー禁止(都内では地下鉄、駅移動、乗り換えで時間はかかる) 時間とお金を節約するためのルールのせいで無駄な残業代 結局はムダな仕事をしたつもり☆他の庁舎に書類を届けるムダ・12月までのあと7か月だから改善はしないだろう。

    チャリティ番組 儲けていけない→多くの金を寄付する目的がないがしろ 成功体験があるので間違いを指摘されない
    目的の消失が仕事をしたつもりのはじまり
    得意先に顔出し 相手のニーズを読みとることが目的→×訪問すること自体は意味なし
    仕事の定石 目的・成果・手段の流れで考える なぜその行動が必要なのか? 「あいつを同席させると相手の起源がよくなる・☆ハニートラップ戦略」→収穫は?
    ☆〇〇〇〇工業さんの顔見せ「近くに来たから」→断りづらい雰囲気は醸成済み

    労働市場の定説 年収200万以下のワーキングプア1,100万人突破→扶養家族、高齢者でも勤労の人800万人を含む 世間のワーキングプアのイメージと異なる
    若者はかわいそう論 自分の持つ知識、経験と目の前のデータ、話を結び付けて、臭いを嗅いでみる→精度を高める。

    年賀状 メールか新年に会ったときに口頭挨拶 形式的な年賀状作りに費やす時間、手間を普段の感謝の気持ちに振り分ける。
    日々の関係性を年賀状だけで構築、維持、挽回しようと考えるほうが感じが悪い 横並び意識でやっていると思ったらその仕事をやめる→業務効率向上

    社内のどこかで成功→社内での横並び→競合他社が横並び
    上が決めたことだから・とにかく行動しろ・そうするのが当たり前だ→組織はヤバイ☆○○さん課内打合せをやりたがるが…→行動の期限を設定すべき・係員がいなくてできないと言わせない!

    マックでストローに包み紙をつけたまま刺す(バイトが考案)→本社導入
    弱き者の行動を強き者がまねるには必ずなぜそれが正しいのかを検証するプロセスがある。

    営業は車でという常識→バイク 効率向上 「ライダースーツで営業に行きます」→☆評価は逆に高いかも!

    商売も仕事も等価交換 客を怒るラーメン屋のおやじ
    過剰サービスという名の仕事をしたつもり 怒った客に物で収めてもらう→事態の収拾策のミス
    度を超えた要求 カスタマーハラスメント ☆〇〇さん・草刈れ20cm
    ファーストクラス 過剰に要望するならもう無理だからこちらはサービス提供を永遠にやめる・そうすると困るのはあなただ!
    電車の遅延・運休「運賃を返します」で十分 遅延・運休の起きない運行は神話☆災害が多い近年・旅行先での足止めも想定しておくべき!春夏秋→台風、冬→雪 地震で足止めは構わない・現地の混乱状況を勉強してくること

    デキる営業は顧客とどういう関係を築くか→対等
    ×デキが悪い分をその他の過剰なサービスでカバーしようとする。

    就職面接にありがちな安全策と奇策
    安全策→論理的に正しい・同じ行動をとる人多い→印象薄い アピールポイントは3つあります。…」
    奇策→印象に残る・相手のニーズ、本来の目的を無視した独りよがり 「おれ、おばあちゃん子なんです。…」

    写真家・名取洋之助 美術館の火事・探し物をする老人の写真→火事の本質は、大切なものを失うつらさ 評価された写真

    仕事をしたつもりは、実行する本人にとってつても甘い蜜→誰もムダと指摘できず定着

    トライ&エラーを通常業務と並行して行う→奇抜な行動に対して周囲から心無い言葉→抜けられない原因

    仕事をしたつもり・よく考えないことで量の神話がつきまとう

    仕事をしたつもりを半分にする→ムダと気づいて手を抜くこと 仕事しているようにポーズしさっと仕事を片付ける→成果は落ちない、浮いた時間を余暇へ、スタバでコーヒーでも飲んで疲れを癒す。

  • 耳が痛い!
    時間使って仕事をしていても、それは「仕事したつもり」になっているだけ!
    ビジネスマンのさまざまなシーンにおける
    「仕事したつもり」
    となっている事例をあげて、解説しています。
    ステレオタイプ的な事例もありますが、あるある、そうそうっといった事例もあり、耳が痛いです。

    その中で感じ取ったメッセージは
    「本質を見極めて、自分自身で考えて業務を遂行する」
    という事だと思います。

    今までの慣習に流されて、なにも考えずに、そのまま慣習に従って仕事をしてしまっていたり、いつの間にか手段が目的化しているのに気付かずに業務をしていたり。
    はたまた、ほんと、これってやる意味あるの?っていうものがあったりとか
    そういった「仕事したつもり」から抜け出すためには
    常識と言われることや会社のルールなどの当り前と思われることについて、疑問をもち、自分で考えるという事だと思います。

    しかし、それが一番難しい
    だから過去の慣習に流されて、ルールに従って、「仕事したつもり」という状態になってしまいます。

    ということで、言っている事は理解できるのですが、実践することは難しい(笑)

    そう言った意味で、思い出したのが
    「イシューからはじめよ」や「エッセンシャル思考」とかに書かれていること。
    どちらも本質、重要なことを見極め、確実に実行することをメッセージで出していたような覚えがあります...

    ビジネスマンの長年のテーマなのね(笑)

  • 1.「ある部署ではうまくいった」などと、何かしらの説得力を持った「仕事をしたつもり」が少しずつ蔓延する
    2.こうした成功事例や数字を並べられることで、右へ倣う人が増えていき、反対意見を述べる人が加速度的に減る
    3.蔓延過程で「社員一丸となって」といった権威付けが起き、社員は無思考に陥る
    4.こうして完成した「したつもり」は実行者にとっても甘い蜜。誰もムダだと指摘しなくなり、定着する

    4ステップで定着する「したつもり」ウイルスから抜け出すには、まず「つもり」を半分にすること。捻出した半分の時間を、「仕事をしたフリ」をしながら真剣に考えることに費やす。

    無思考でできる「つもり」から抜け出すには、相当な意志の強さが必要。継続する自信はない。自分なら競争心、優越感、問題意識とかで行動するんだろう。そういう環境を自分から作り出していこう。

  • 仕事をしたつもり=右にならえで人と同じ事をし、楽だし頑張っているように見える→大量の労力、時間がかかる。
    仕事をしたつもりをやめるには、限られた中で、自分なりに考え、トライ&エラーを、繰り返し地道な努力を続ける。

全273件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

雇用ジャーナリスト
1964年生まれ。リクルートグループで20年間以上、雇用の現場を見てきた経験から、雇用・労働の分野には驚くほど多くのウソが常識としてまかり通っていることを指摘し、本来扱うべき“本当の問題”とその解決策を提言し続けている「人事・雇用のカリスマ」。2008年に立ち上げた人材コンサルティング会社・ニッチモの代表取締役を務めながら、リクルートエージェント社のフェロー(客員社員)第1号としても活躍し、同社発行の人事・経営専門誌「HR mics」の編集長を務める。常識や通説、固定概念を疑うことを習慣とし、時間をかけて物事の本質に迫り、解を出すことを信条にしている。代表作に『仕事をしたつもり』(星海社)、『雇用の常識「本当に見えるウソ」』(プレジデント社)。

「2017年 『クランボルツに学ぶ夢のあきらめ方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

海老原嗣生の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
デール カーネギ...
ジェームス W....
ウォルター・アイ...
ウォルター・アイ...
タル・ベン・シャ...
ロバート キヨサ...
有効な右矢印 無効な右矢印

仕事をしたつもり (星海社新書)に関連するまとめ

仕事をしたつもり (星海社新書)を本棚に登録しているひと

ツイートする