20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書)

著者 :
  • 講談社
4.08
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本棚登録 : 2366
レビュー : 204
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061385108

作品紹介・あらすじ

どうすれば自分の気持ちや考えを「文章だけ」で伝えることができるのか?この授業のスタート地点はそこにある。そう、僕らは「話せるのに書けない!」のだ。人に口で伝えることはできても、それを頭の中で文章に変換しようとすると、とたんに固まってしまう。メールの一通すら、うまく書けない。「話すこと」と「書くこと」はまったく別の行為なのだ。決して「同じ日本語じゃないか」などと思ってはいけない。この授業では、現役のライターである著者が、現場で15年かけて蓄積した「話し言葉から書き言葉へ」のノウハウと哲学を、余すところなく伝えていく。学校では誰も教えてくれなかった"書く技術"の授業をいま、始めよう。

感想・レビュー・書評

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  • 文章というのはいつまでたっても上手くなった気がしない。うまくなるためには書く必要があるのだが、上手くないから書く気にならない。

    この悪循環を断つためには、どうやって書くか?という指針が必要なのだ。文章法の本はたくさんあるが、この本はその中でもカジュアルでとっつきやすい本の一つだと思う。

    著者は書くことは、頭の中をぐるぐると回っている考えを「翻訳」する作業だという。
    なるほど、他の言語で聞いたことを誰かに日本語で説明する作業には、「この相手にこう行ったら伝わるかな?」というフィルターがかかる。書くことは伝えることなのだから、こういう観点で書けばいいのか。

    本書には、その翻訳のためにテクニックが紹介されている。例えば、著者は取材から帰ると誰かに5分でもいいからその内容を話すことによって、「翻訳」の第一歩を行うという。sの中で、話の内容の再構築・内容の再発見・自分の反応の再認識を行う。自分の言葉で捉え直すことで「翻訳」ができる。これは絵や地図を言葉で説明することによってもトレーニングできるという。

    本書での「翻訳」のための文章テクニックは以下にまとめられる。

    1.読みやすい文章はよい文体(リズム)で構成されており、それはすなわち論理展開が明快だということである。

    2.起承転結、序論・本論・結論などの全体の文章構成を意識する。その中でも論理的な構成として、主張-理由-事実という3段階の構成を考える。

    3.読者の「椅子」に座って書く。すべての読者は素人だと思って書く。

    4.推敲は「何を書かないか」が大事であり、もったいないを禁句としてハサミを入れていく。


    1に関しては、端的にいうと文章ごとの論理的なつながりをきちんと意識して書くということである。リズムと言っても音の話ではなくて、すんなりと頭に入ってくる文章とは文章ごとにつながりが明確になっているということ。

    2は、多くの文章本で言われていることだが、改めて重要だと思った。「考える技術書く技術」で言われてるピラミッド構造がそれに当たるが、著者はもっとシンプルな「マトリョーシカ構造」と銘打って主張-理由-事実の段階構成を説いている。
    特に「すべての文章には主張が必要である。(出ないと読んでいて面白くない。)」というところには感銘を受けた。当たり障りない、批判されない文章を書いてしまう自分であるが、そんな文章は読むに値しないのである。

    3は、読者の「椅子」というのがポイントで、ただ立場に立つ意識ではなく、同じ目線で見ることを強調している。特に、読者を特定の一人を想像して書くという点は筆を進めるためには良いアドバイスだと思った。

    4の推敲については、特に新しさを感じなかったが、重要な点が強調してあると思う。どうしてもせっかく書いた文章を添削、特に削るのには抵抗があるので、思い切って削る勇気を持てるかどうかがポイントになる。書いてから少し時間を置くのもテクニックの一つである。


    全体としてさらっと読めるのは、内容の通り文体(リズム)が良いからであろう。しかし、文章を書く際に意識すべきことが詰まっているので、書けないときに読んで見る一冊、きちんと文章の書き方を学んでこなかった人にまず勧める一冊だと思う。

  •  文章を書きたい!書く!という人には是非読むことをオススメしたい本。
     文章を書くとき、多くの人はどんな風に書き始めたらいいのか、何を書こうかということで悩んでいるんじゃないだろうか。僕もこのレビューをどういう風に書いたらいいのかと思いながら書いている。そういうときに助けになるのがこの一冊だと思う。
     構成、リズム、視点、推敲、心構えなど、ライターである著者が培ってきた、文章を書くための方法が例などを使いながら分かりやすく書かれている。
     そんな本書を手元に置きながら文章を書けば、「書けない」という悩みも少しは解決するのではないだろうか。

    大学のレポートや日々のブログなどを書く人は特に、読んでおいて損はないと思う。小説を書く人も、文章における細部の大切さや、カメラアングルを意識せよ!ということは活かせるのではないかと思った。

  • イベント集客メール書いたり、書評まとめたりする時期があって、その時に役に立つのでは?と思って読んだ一冊。話すこと・書くことの意味は「3つの再」が一番のHitだった!

    【話すこと・書くことの意味】
    1. 再構築:アウトプットする過程で、自分の言葉にする
    2. 再発見:「こういうことだったのか!」という新たな発見を得られることがある
    3. 再認識:単に「いい話聞けた」という思考停止に止まらず、自分の琴線に触れたものを認識する

    ブクログ自体、このためにやっているといっても過言ではない。

    【読者の椅子に座る】
    読み手にとって価値ある文章を書くには、2つの座れる椅子がある。

    1. 10年前の自分:「あの時に知っていれば」というのはよくあること。そのときの自分に立ち返った時に伝えておきたいことをまとめることで、話す内容に思いが込められる。
    2. 特定の「あの人」:20代未婚の男性、ではぼんやりしすぎている。宮城県仙台市に住んでいて製薬業界の営業マン。年収はXX万円で週末も仕事に入ることが多い。休みの日には彼女とデートするか、自己啓発のためにビジネス書や関連セミナーにも月2回は参加...とか具体的なペルソナを描くことで話したいことが明確になる。

  • 文章を書く技術について、基礎的なことから、著者の経験から編み出された方法まで、余すことなく紹介してくれています。
    読みやすい文章の書き方を学びたければ、まずこの一冊を手にとることをオススメします。
    方法さえ分かれば、あとは経験を積むのみ。書いて書いて書きまくりましょう。

  • 単純な文章テクニックだけではなく、 著者が文章にかける哲学のようなものも語っておりなかなかおもしろい。
    すぐに読めるので、何度か読み返して自分の文章を鍛えたい。


    メモ
    "思ってることは言葉にすることで考えることにつながる"
    言葉にして初めて自分があんま知らなかったりとか詳しくなかったりとか、それについてどう思っているのかがわかる。書くことは考えること。

    第一講
    - 文章の流れは論理展開の正しさで決まる。
    - 一文一文は正しいけど、論理のつなぎ方が悪いと、論理が崩れるし、一文一文があってるから気づきにくい。
    - 論理的な文章は接続詞に注目して作る。
    - 感情は言葉で伝えるには、論理を使わないと伝わらない。
    -視覚的に見やすい文章は、改行/ひらがな、漢字/句読点
    をうまく使いこなす。
    -音読する際は、読点{、}の位置。言葉の重複の確認に使う。
    - 断定を使う際は、特に論理破壊が起きていないかをチェック。


    -導入の形(インパクト、寸止め、Q&A型)
    - 論理的な文章は、主張、理由、事実の3つで構成される。
    - 文章を書くことは、他人を動かす"力の行使"
    -

    3章
    -ある特定の読者を想定して、その人に向けて文章を書く。一番わかりやすいのは、自分に向けて書くこと。
    -小さい部分で嘘をつくと文章の世界観が壊れる。だから小さい部分にこそ神経を注いで、文章を紡ぐ。自分がわかってないことについては、書いても読者が理解するわけないから。書かない。自分の理解に収める。
    -すべて、『え』って言いたくなるような話だと文章としておもしろくない。
    共感、驚き、励ましを混ぜ合わせることが読者が欲しい情報。


    4章
    -長々と続いている文章は、なんかいいたいことがわからないとか、ちょっといらいらいしてしまう。そこはスパッと切り分けた方が、文章としてすっきりするし、見てる方も読みやすい。
    -論理性があるかどうか確認するには、文章を図にできるか考える。綺麗な図になれば、文章として論理性がある。
    -読者が文章を読んでいて、映像を思い浮かべるには、文章を詳細に記さないといけない。ただ、助長になりすぎるのは気をつける。
    -本当の天才は自分に才能があるかとか問わない。


    -自分の文章が完璧になってしまうと、それは主張ではない。一般論だ。

  • よくある「わかりやすい文章の書き方」ではない。
    「自分の思いを、どのようにして文章にするか」について書かれた本。
    私が探し求めていたものは、まさしくこれだった。

    もし、「話せるのに書けないのはなぜか?」というフレーズに興味を引かれるなら、騙されたと思って本書を読んでみてほしい。その答えと解決方法が記されている。

  • 20歳の、と書かれていて読んでいなかったけど、何歳のどんなレベルの人でも学べる1冊。書く仕事をしている私には「読みやすい構成」や「細部の大切さ」が参考になった。プロレスの話、漫画の話、海外のウィキペディアの話など、古賀さんならではの細部がこの本でも説得力を持っている。書き出すことで「ぐるぐる」した概念が可視化される。整理してから書き始めるのではない。この順番も大事。まず書け。

  • フリーライターが仕事をする中で身につけた文章術を講義形式で教えてくれる本。文章術といっても技術論ではなく、書こうという気持ちを煽ってくるような筆致で描かれています。

    一番印象に残ったのは、「断定」重視のスタンスです。本書がまさにそうであるように、言いたいことがはっきり伝わってくる文章は読みやすくおもしろい。批判を恐れてぼややんとした表現でお茶を濁す文章、あるいは情報だけが羅列されている文章はつまらない。ブログでもレポートでも、なんでもそうです。普段から玉虫色の文章を垂れ流している自分には耳が痛い指摘でした。

    ""面倒くさい細部"の描写によって得られたリアリティは、読者の理解を促し、文章の説得力を強化するのだ"(P.143)。これもおっしゃる通り。細部の描写って実にめんどくさい。でも誰かにメッセージを伝えたいのならば、その手間を惜しんではいけない。これも耳が痛いな。

    ただ、著者のあまりのストイックな姿勢にいささか引き気味になったのも事実です。著者は"反発が恐ろしいくらいなら、文章など書かないことだ"(P.136)と切り捨てておられますが、明確に主張を打ち出して、それを論理で補強するという作業はなかなか手間暇を要します。本書は「とにかく書こう」と言っている一方で、非常に高いハードルを課しているとも言えるでしょう。

    そんなわけでおもしろい本であることは確かですが、本書の主張をそのまま真面目に受け取ると、逆に手が動かなくなるようにも思います。プロ志向、あるいは「鍛えられたい」系の人におすすめします。

    (20160220)

  • P:276 抜き書き+感想:3391字 付箋数:11
    (対ページ付箋割合:3.99%、付箋毎文字数:308)主観加点+1 ★★★★

    ・聞いた話を、誰かに話す。これは“翻訳”の第一歩だ。実際、ぼくも取材が終わると、誰かを捕まえて取材した内容を(その日のうちに)話すように習慣づけている。
    >>/> 本当は、読んだこともそうした方が良い。

    ・日本語学者の金田一秀穂先生は、「絵や写真を言葉で説明する」というゲームも提案されていた。たとえば、1枚の絵を見ながら、「テーブルの上に、小さなグラスが置いてある。逆光に照らされ、白く輝いて見える。大きさはちょうど手のひらに収まる程度。容量にして180cc。使い古され、やや曇っている。曇りをよくみると、それは小さなキズの集まりである」というように、言葉で説明・描写していくのである。
    そして金田一先生は、このゲームのルールとして「自分の意見を一切入れないこと」を挙げていた。
    >>/> これだけで、美しいなあ。

    ・どうしてこんな支離滅裂な文章が生まれてしまうのだろうか?先の文章を分解してみるとわかりやすい。
    「企業のリストラが進み、日本の終身雇用制度は崩壊した」
    「能力主義の浸透は、若手にとっては大きなチャンスである」
    「若い世代の前途は明るい」
    「学生たちは自信を持って就職活動にチャレンジしてほしい」
    そう、こうやってパーツごとに見てみると、いずれの文も間違っていないのである。そしてパーツが間違っていないから、それをつなげても間違っていないと考えてしまう。論が正しく展開されているような錯覚を起こしてしまう。
    支離滅裂とは「ワニとは二足歩行の哺乳類である」というような、あきらかにおかしな文を指すのではない。文がおかしいのではなく、文と文の「つなげ方」や「展開の仕方」がおかしいとき、その主張は支離滅裂になり、リズムよく読めなくなるのだ。
    >>/> そうか。一文の美しさだけだと単語と言うか、文章と言うか。今それだけだと俳句だと一瞬言おうとしたけれど、俳句だって5→7→5の移り変わりが示すものにその短い文章の全てを賭けている。

    ・われわれにとっての「伝えるべきこと」、それは第一に、“自分の意見”だ。自分はこう思っている、自分はこんな提案をしたい、自分はあなたにこうしてほしい、といった“自分の意見”こそ、最大の「伝えるべきこと」である。
    そして大切なのは“自分の意見”が完全な主観であり、感情だということだ。われわれは“感情”を伝えたいからこそ、論理を使うのだ。“主観”を語るからこそ、客観を保つのだ。
    あなたの部屋をどう飾ろうと、それはあなたの自由だ。しかし、その部屋が入る建物には頑強な骨格が必要だ。われわれはいま、その骨格・構造の話をしているのである。
    >>/> 伝えたいあなたの主張が無い文なんて存在しない、それは動機だからという著者の言い切る信念。

    ・文体の妙、あるいは文章の面白さ。これらを決めているのは、ひとえに構成である。論理展開である。
    >>/> ああ、マンガも映画もそうだ。絵、またはシーンは大事だけれどそれをどう組むかなんだ、結局。

    ・文章は“面倒くさい細部”を描いてこそ、リアリティを獲得する。そして“面倒くさい細部”の描写によって得られたリアリティは、読者の理解を促し、文章の説得力を強化するのだ。
    >>/> 苦手な部分にこそ力が必要。

    ・結局、われわれが本当の意味でその「椅子」に座れる読者(文章を書くときに想定すべき読み手のこと)は、世の中に2人しかいないとぼくは思っている。次の2人だ。
    ①10年前の自分
    ②特定の“あの人”
    >>/> 知らない人、まだ気づいていない人にその事を伝えるということになりそう。ああ、だから本の魅力を伝えるのは難しい。文章を好きでない人に文章の魅力を伝える。。

    ・ぼくが文章を書くとき、いつも胸にとめている一節がある。
    この講義では、できるだけ他書からの引用を避けようと思っていたのだが、これだけは避けて通るわけにはいかない。ライターとしての座右の銘であり、ぜひこの場を借りて紹介しておきたい言葉だ。次のようなものである。

    “もともとひとつの本は、内容で読むひとを限ってしまうところがある。これはどんなにいいまわしを易しくしてもつきまとってくる。また一方で、著者の理解がふかければふかいほど、わかりやすい表現でどんな高度な内容も語れるはずである。これには限度があるとはおもえない。”―吉本隆明

    …ここからぼくは、次のように考える。伝わる文章を書こうとしたとき、われわれは「たったひとりの誰か」の椅子に座る。具体的な「あの人」に向けて書くからこそ、その言葉は説得力を持つ。
    …しかし、こうして専門性に溺れていくと、文章はどんどん雑になる。
    …じゃあ、具体的に、どうすれば専門性に溺れずにすむのか?第三の読者を想定することだ。椅子に座る「たったひとりの誰か」ではなく、自分でもなく、もうひとりの読者を想定する。早い話が「こんな文章で、うちのオカンは理解してくれるかな?」と考えるわけだ。
    >>/> 論理的正確性を重視するわけだから、おかんがまず読んでくれたとして、理解できるかどうか。うーん、鋭い。

    ・本を読み進めるに当たっては、好き嫌いにとらわれること。特に“嫌い”な文章のどこが嫌なのか、注目した方がよい。
    …“嫌い”のなかには、往々にして“好き”以上に根深い理由があるのだ。
    >>/> ああ、確かに。そこが大事なのか。ちゃんと分析しなきゃ。要素として項目を必要だと思っていて、そこに無理やり知らないことを調べて書いたような文は嫌い。生きてないというか。要素が面白い文(というか情報)もあるけれど、やっぱりそこから導かれる結論が今まで思った事も無いような文が好きだ。要素に関して知っている部分が多くても、結論で飛躍していれば。

    ・「大きなウソは許されるが、小さなウソは許されない」
    たとえばゴジラが街にやってくる。これはとてつもなく“大きなウソ”だが、物語上なんら問題にならない。むしろ大歓迎な大ボラである。そしてゴジラに自衛隊が応戦するのだが、戦車や戦闘機の攻撃がいっさい効かない。すべてがはじき返される。これも冷静に考えれば「どんだけ皮が固いんだよ」という“中くらいのウソ”だが、まあ許されるレベルだ。続いて、ゴジラの攻撃から逃げる主人公が、倒壊したコンビニ前にある公衆電話を使い、妻や子供たちの安否を確認する。
    面白いことに、観客はこうした“小さなウソ”を許さない。
    「いまどきコンビニの前に公衆電話なんか置いてねえよ」
    「コンビニは壊れてるのに電話線は生きてんのかよ」
    「携帯電話を使うだろ、普通」
    「この時代にテレフォンカード持ち歩いてるやつなんか見たことねーよ」
    「いいから早く逃げろ」
    などなど、容赦ないツッコミが入るし、物語のリアリティは一気にしぼんでしまう。
    >>/> た、確かに。自分も小さくツッコムなあ。あと、登場人物の感情描写とか、そう思ったり話したりする人いる?と思うともうアウト。

    ・仮に「最近のテレビ」をテーマに文章を書くとしよう。「最近にテレビ」に関連するキーワードが10個出てきたとする。ここまでの「キーワードを紙に書き出す」という作業は、一般的な文章術・企画術などでもよく語られる話だ。しかし、本当に大切な作業はこの先にある。
    まず、書き出した10個のキーワードをじっと眺めてみよう。おそらく10個には、なんらかの“傾向”がある。特に意識したわけでもないのに、ランダムに書き出したはずなのに、なんとなくの“傾向”があるはずだ。
    たとえば最近のテレビについて、「①つまらない」「②下品なバラエティ番組ばかり」「③歌番組が減っている」「④プロ野球中継も減っている」「⑤たまに見るNHKのドキュメンタリー番組は面白い」などのキーワードが出てきたとする。一見バラバラな意見のようだが、ここには“番組内容が中心”という傾向がみられる。
    …そこで次のステップだ。今度は、内容を“それ以外のこと”に限定して、つまり“番組の内容以外のこと”で、もう10個のキーワードを列挙してみよう(たとえば「最近は雑誌もつまらない」や「CDやゲームも買わなくなった」「インターネットばかりやっている」など)。
    …ここで大切なのは「自分を疑う力」なのだと、ぼくは思っている。自分に何重にも疑いの網をかけていくことで、ようやく書くべきことが見えてくる。見えてなかったものが見えてくる。
    >>/> これはとても実際的。

  • 文章を書くことに関しては、人よりちょっとできるかもって思ってた自負心が打ち砕かれました。
    もっともっと本気で書くことに向かいあっていかねばならぬ。
    文章を書くことって難しいけど、一度それを武器にしてしまえば一生モノになるなと思いました。

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著者プロフィール

フリーランスライター
1973年福岡県生まれ。かねて映画監督を夢見るも、大学の卒業制作(自主映画)で集団作業におけるキャプテンシーの致命的欠如を痛感し、挫折。ひとりで創作可能な文章の道を選ぶ。出版社勤務を経て24歳でフリーに。30歳からは書籍のライティングを専門とする。以来、「ライターとは“翻訳者”である」「文章は“リズム”で決まる」を信念に、ビジネス書や教養書を中心に現在まで約80冊を担当。編集者からは「踊るような文章を書くライターだ」と言われることが多い。多数のベストセラーを手掛け、インタビュー集『ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書』(講談社)はシリーズ累計70万部を突破。本書は単著デビュー作となる。公式サイト http://www.office-koga.com/

「2012年 『20歳の自分に受けさせたい文章講義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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