戦略的上京論 (星海社新書)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061385474

作品紹介・あらすじ

「東京」を使い倒そう!
進学、就職、転職、転勤……様々な理由のもと、毎年数万人が転居してくる街、東京。日本の人口の10分の1以上が集まるこの大都会で、あなただけの才能を光らせ、自分らしい人生を勝ち取るにはどうすればいいのか。本書は、投資家であり経営者である著者が、その実践的手法を凝縮したものです。
あらゆる種類の“プロ”が集まって覇を競うこの街で突出するためには、意識的に他人とは違う道を行く必要があります。飛躍の鍵になるのは、「行動」と「出会い」。そして、若いあなた自身が持つ絶対的資産「時間」の使い方―。
さあ今すぐ、“戦略的上京”、その第一歩を踏み出しましょう!

感想・レビュー・書評

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  • タイトルに惹かれて読んだのですが、残念な内容でした。前半が家をどう決めるか、東京での過ごし方などの上京論、後半はリスクを取りなさい、見返りを求めずに人に与えなさいなどのよくある自己啓発本のような内容です。しかも、前半の上京論も「論」というほどのものではなく、足を使って物件を探す、人気の駅の1つ隣の駅に住むなど、「え、それだけ?」と読んでいて思ってしまいます。著者が不動産会社で代表を務めている方ということなので、もう少し専門的な内容に踏み込んでほしかったです。タイトルが面白そうなだけに残念・・・

  • 本作の主論に真っ向から反対する。

    「凡人こそ東京を出ろ」

    と、日本の大多数であろう東京でぬくぬく育った奴らに言いたい。

    まだ会社人4年目に過ぎない自分が言うのもおこがましいが聞いてほしい。


    流れに掉さして生きてきた。

    もちろん、最近誤用の「水を差す」という意味ではなく本来の意味で。

    特に夢もなく中学高校大学大学院へ。

    二度とやりたくもない就活で、結局今の会社一社しか内定取れなかった。

    抗えない流れで20年以上住んできた東京を離れて長野へ行ったわけで。

    そこで腐ることなく普通に仕事してる程度で3年目の終わりにしてイギリスに短期留学させてもらえるくらいに引き上げてもらった。我ながら悪くない流れだと思う。

    ここで重要なのは舞台を田舎に移したということ。

    研究室時代に「俺って研究向いてないし、やるも気ない」という性格はわかっていたから、もし、就活で研究職や総合職に就いていたら埋没していただろうし、落ちこぼれていただろう。

    ここではまだ大学院生はそれほどいないから一目置いてもらえる。

    東京だと院生だらけだ。抜け出ることなんてないし、学歴なんて上を見ればきりがない。

    だから、重要なことはふたつ。

    ・なるべくいい大学に行くこと。

    なんだかんだで学歴で一番手っ取り早くその人のことがわかるから。
    名前も聞いたことが無いような大学はマイナスでしかない。

    ・田舎を舞台にすること。

    そこそこの学歴、それで田舎に行くだけで競争は格段になくなる。


    一流を目指す人は、確かに東京がいいだろう。

    だが、東京で抜きん出る人は少ないだろう。

    東京で埋没する凡人ならば、田舎を主戦場にすることを勧める。

    鶏口となるも牛後となるなかれ。


    更に一点付け加えるならば東京は住環境が劣悪だ。

    満員電車、終電までの残業、そんなものは田舎で働いている限り無縁だ。

    最近、驚いた雑学がある。

    「世界の全人口を南アフリカに集めても、現在の東京の人口密度には及ばない」

    東京はこんな環境だ。


    まとめると、大学は東京に出たほうがいい。それもなるべくいい大学に。

    そして、就職するなら田舎がいい。凡人でも埋没することがない。

    ただ、田舎に引きこもっていると人と会うことが無くなるから、週末は東京に戻って人の流れに乗るのも大事だ。
    週末はたいてい東京にいます。


    という、ここまでが自分の考えでした。

    さて、この本ですが最終的には働き方に主題が移り「東京関係ねぇ!」となるのがオチのつまんねー本でした。

  • 虎視眈々と、地方からいつかは東京へ、そして世界へ向けて一旗あげたい!

    なんて、秘かに野望を抱くあなたへの一冊。
    内容的には自己啓発本とかと、そんな変わんないかなーとおもったりするけど、東京生活向けに書かれている点では上京組には一読の価値があるかもしれない。

    ・東京の土地の特性(状況の目的に応じて住む場所を決めろ)
    ・家にこもるな、街に出よ!
    ・人と会え、サードプレイスを持て!
    ・人のために動け!

    ざっくりと要約するとそんな感じです。
    しかし、地方出身の僕には、この本を読むとますます東京にはなにか面白いことがあるんじゃないか!?と思うわけです。
    東京・・・行きたいなぁ

  • 誤字・脱字がとにかく多い。ちゃんと校正をかけているのか疑問…とまあその点は置いておいて。

    宣伝に力を入れていたのと、コンセプトが面白いので興味をひかれて購入してみたが、内容の薄さに読んでいる途中で辟易してしまった…。
    「新書だから雑多な内容を適当に投げ込んでおけばいい」と編集さんが思っているのなら非常に残念。
    上京を志す若者にわかりやすいよう、きちんと練った構成で、順を追って「戦略的」な上京論をのべてほしかった。
    章ごとにまとめを入れるとか、重要なところは太字にするとか、ありきたりな工夫をするだけでもこの本の見え方はかなり違っただろうにと思う。
    事例も著者さんの「私が大学生のころは~」「私が学生のころは~」という「オレがオレが」事例ばかりで少しうんざりしてしまった。
    いや、著者さんの言っていることはたしかにもっともなことばかりなのですが、こういった「私が若いころはこうした」という事例って、「じゃあ、そういうアンタはいったい何者なんだ」というところに、その言葉を信じる根拠を求めてしまうものです。
    大企業の経営者であるとか、ハーバードを主席で卒業したとか、「できる人」「すごい人」が語るからこそ、根拠が感じられる。
    でも、著者さんは代表とはいえ、一介の不動産屋さんなわけです。不動産のプロではあるけれど、人生のプロではない。
    そこはやはり不動産のプロとして、数々の上京してきた若者の物件選びを見届けてきたプロとして語るべきだったのではないか?と思ってしまいました。

  • 人に会うことでチャンスは生まれる。出会いのチャンスが多い東京という場所は最高の環境である。東京を生かそう。当たり前のことが書いてあるといってしまえばそれまでだけど、最近、仕事にかまけて新しい人との出会いをつくってないなあと思ってた矢先だったので、そんな自分にとっては良い刺激になった。社会人になりたての頃は、仕事は出来ないくせにやたらと人と遊んでいた。その頃に比べれば少しは仕事ができるようになった。だからこそ人に会いにいくべきなんだな。飲み屋へいざ。

  • 期待した内容ではなかったが、そのまま購入に至らず読み続け読了。ターゲットではなかったね。

  • 「東京」を使い倒そう!
    進学、就職、転職、転勤……様々な理由のもと、毎年数万人が転居してくる街、東京。日本の人口の10分の1以上が集まるこの大都会で、あなただけの才能を光らせ、自分らしい人生を勝ち取るにはどうすればいいのか。本書は、投資家であり経営者である著者が、その実践的手法を凝縮したものです。
    あらゆる種類の“プロ”が集まって覇を競うこの街で突出するためには、意識的に他人とは違う道を行く必要があります。飛躍の鍵になるのは、「行動」と「出会い」。そして、若いあなた自身が持つ絶対的資産「時間」の使い方―。
    さあ今すぐ、“戦略的上京”、その第一歩を踏み出しましょう!

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著者プロフィール

株式会社長谷川不動産経済社代表。東京都立川市生まれ。立教大学経済学部卒業。
旧リクルートコスモス(現コスモスイニシア)にてビル・マンション企画開発事業、都市開発事業に携わった後、1996 年に独立。
以来一貫して全国にて個人・法人の不動産と投資、賃貸経営に関するコンサルティング・ 顧問業務を行う。
自身も現役の不動産プレイヤーかつ投資家として、評論家ではなく常に現場と実践にこだわり続けている。
一方で、全国での講演活動やメディアへの出演を通じて、不動産全般や投資について高校生にでも理解できるよう分かり易く解説することを信条としている。
著書に『不動産 2.0』(イースト・プレス)、『家を買いたくなったら 令和版』『はじめての不動産投資』(共にWAVE 出版)などがある

「2022年 『50代、家のことで困ってます。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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