全国国衆ガイド 戦国の‘‘地元の殿様’’たち (星海社新書)

制作 : 大石 泰史 
  • 星海社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061385719

作品紹介・あらすじ

全国津々浦々、その数514氏! あなたの町にも国衆がいた!
''地元の殿様''といえば、江戸時代の大名を思い浮かべる人も多いでしょう。しかし、彼らの多くは江戸で生まれ育ち、参勤交代で国元は留守がち、おまけに領地替えもありました。一方、代々土地に根付き、戦国大名から自立した支配を行っていた戦国時代の国衆たちは、真の意味での''地元の殿様''と言える存在です。近世大名になった真田氏や井伊氏、天下に名乗りを上げた織田信長や徳川家康も元は国衆でした。ですから、戦国時代についてよりよく知るためには、国衆の研究は欠かせません。本書では、最新の研究に基づき、東北から九州まで514氏を掲載しました。さあ、国衆たちから、戦国時代を見なおしてみましょう!

感想・レビュー・書評

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  • 新書の形でこういう渋い参考図書を企画するのは凄いし、大阪を見たとき、コナミの上月氏も入っていて、本当に気合いと徹底がなされたガイド本だと思う。

  • オラが村のお殿様=国衆を全国津々浦々紹介している本。
    各氏族の成り立ちと歴史上のダイジェストが書かれていて、自分に縁のある地方の国衆を調べたくなる良書。旅する時のお供にしても楽しそう。

  •  新書?となるくらい分厚い本。辞書を読む感覚に近い。
    その土地に詳しい多数の研究家が共著した、読み応えのある内容。
    出典・参考資料が巻尾に一覧としてはっきり明記されているので、ここからより詳しく調べることもできる。
     今後の調べ物の手がかりの一つになりそうな本。

  • 情報量は豊富(でも一国衆当たりの情報はコンパクト)、便覧的に使うのがよいと思う本。

    ある程度基礎知識を持っている人でないとなんのことやらわからないが、主要な歴史偉人に飽き足らない人が周辺部に手を出し始める際にはいいかも。これをきっかけにさらに調べる足掛かりに。

  • 大河ドラマ「真田丸」関連図書として購入。
    500ページ弱もある厚い新書、初めて見ました。
    "ガイド"とあるためピックアップされた国衆の記事かと思ったら、514氏の国衆辞書。情報量多いです。文字のポイント数がとても小さい。
    大河に出ている出浦氏の扱いは、国衆ではないということなのだろうか。

  • 「埋もれた古城」のウモさんがtwitterでお勧めしていた本。確かにこれは凄い!中世史で「国衆」とか「土豪」とか「在地領主」とか呼ばれる家々を、全国から500以上集めて掲載している。この本に書かれている解説の1件1件は、簡略化されていて概要しか書かれておらず、この本だけでは不満があるかもしれないけれど、巻末に膨大な参考文献が付いているので、詳しく知りたい人はそちらを読めばいい。ただ、これだけの分量を集めてきても漏れてしまう家がたくさんあるわけで、やっぱり中世は奥が深いなぁと思う。

  • 総勢20人以上の専門家の共同執筆によって「国衆」と呼ばれる戦国大名より小規模な領主514氏が紹介されています。ただ、タイトルに惹かれたからといって、この本はAmazonで買わない方がいいです。ちゃんと、本屋で実物を見ることを強く勧めます。なぜなら、ボリュームが半端ないからです。新書なのに約500ページ、1ページの文字数は国語辞典並み。その事実を踏まえた上で買うべきだと思います。しかし、間違いなくコスパはいいです。1350円(税別)でここまで気合の入った本は中々ありません。

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