萌えを立体に! (星海社新書)

著者 :
  • 星海社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061385733

作品紹介・あらすじ

この世で一番萌える立体、フィギュアの世界へようこそ!
かつては専門店に行かなければ手に入らなかった美少女フィギュア。近年オタクカルチャーが市民権を得たことで、美少女フィギュアは誰でも気軽に楽しめるアイテムとなりました。マンガやパソコンのディスプレイにしか存在しなかった〈平面〉(2D)のキャラクターが萌える〈立体〉(3D)となり、直に触れ、思う存分に愛でることができる時代が到来したのです。しかし、フィギュアを作る原型師について語られる機会はほとんどありません。本書では、爆発的な拡大を遂げたフィギュア業界と、その大黒柱として活躍する原型師たちの泥臭く血と汗と涙にまみれた最前線をお伝えします。これを読めば、あなたのフィギュアがもっと愛おしくなる!

感想・レビュー・書評

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  • ワンフェスことwf2016wでフィギュアに興味を持ち、初心者向けの読み物を探していたところ、本書に行き当たった。内容は商業フィギュア作成の一連の流れの説明と、原型作成体験記。
    本の内容はブログからの再編が大半を占めるため、1時間ほどで軽く読める。筆者はグッスマで広報を担当していただけあり、文章もすらすら読める。

    一体のフィギュアを作成するために約1億円かかること、企画から商品流通まで年単位の時間がかかることを知ることができた。予約により生産数を決めると知り、欲しいフィギュアはできるだけ予約して買おうと思った。フィギュアの予約から手元に届くまでタイムラグがあるのはそういう仕組みだったのね。

    素人のフィギュア原型制作も面白かった。フィギュア原型ってそういう風に作るんだ、という物珍しさもあるし、地獄のような削って盛っての繰り返しのマゾゲーな状況は端から見ていると面白い。フィギュア作成は職人の作品なんですね。

    フィギュアが好きで、その作成の仕組みをちょっと知りたいなという人にこの本はぴったりだと思う。これぞ私の求めていた内容だった。もっとフィギュアに思い入れを持つことができそうな本でした。

    フィギュアの写真集とか見たいなぁ。口絵のアルティメットまどか様は大変美しかったです\(^o^)/

  •  フィギュアの作り方をミカタン氏の悪戦苦闘と共に勉強できる本。売り上げについてや、原型師のインタビュー等載っているけれども、一番面白いのはミカタン氏自身が立体を作ってみて修正に次ぐ修正地獄を経験し、そのあと、見る目が鍛えられて変わったこと、フィギュアを内側から見られるようになったことが語られているポイントだ。原型師のアドバイスに「アホ毛ついてないです」は笑った。そして小説の校正と似ているとも思った。修正地獄は文章も同じなのだ。設定の矛盾を発見したりすると、どうしたらいいんだ……となる。それを超える一本の筋を見つける楽しさが、ミカタン氏の悪戦苦闘のモノづくりのレポートを読んで伝わった。でもこの本はフィギュアの本であり、ミカタン氏のように生きる人の本でもある。漫画家になりたかったけれども、なれなかった。そういう人間がどうやって世界を愛することが出来るのか。それがこの本にちゃんと語られているように思う。素晴らしい本でした。

  • フィギュアとの接点は少年ジャンプの広告で見るぐらいですが、読みづらさは感じませんでした。前半はフィギュア業界の話、後半は著者が実際にフィギュアを作っていく制作記、間にコラムとして原型師と呼ばれるフィギュアの作り手へのインタビューという構成です。需要に対して原型師の人数が足りていなかったり、フィギュアは予約販売が基本だったりと、前半の業界話は初耳なことばかりでした。この辺りの話はもう少し聞きたかったぐらいです。こういう本を読むことで、自分の将来を考えるきっかけができる人が増えるといいなと思います。

  • 表紙画像からは分かりませんが、本に巻いてある帯の、背表紙の部分に、鏡音リンちゃんがいたので、書店で衝動買いしました。
    好著です。作者さんの、造形という行為への深い愛情と、原型師さんに対する深い敬意が伝わりました。

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著者プロフィール

フィギュア製作ディレクター
千葉県生まれ。「フィギュアをもっと世に広めたい!」という思いから、当時勤めていた広告代理店を退職し、2006年グッドスマイルカンパニーに入社。広報としてネット動画やイベントの司会を担当し、『ねんどろいど雪ミク』や『桜ミク』などの人気商品の企画を手がける。フィギュア愛はとどまるところを知らず、グッドスマイルカンパニーを飛び出し、フィギュアの企画・品質チェック・販売までを一挙に手がける``フィギュア製作ディレクター``として再スタートをきる。「萌えて美しいフィギュア」を追求するため、自ら原型づくりにチャレンジするなど日々奮闘中。趣味はゲームとネット巡回。好みのフィギュアは、健康的でむちむちしている女の子。

「2015年 『萌えを立体に!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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