クランボルツに学ぶ夢のあきらめ方 (星海社新書)

著者 : 海老原嗣生
  • 講談社 (2017年4月26日発売)
3.93
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  • レビュー :10
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061386143

作品紹介・あらすじ

「夢はあきらめるべきものであり、だからこそかなうものである」
本書は、「常識を疑う」ことを信条とする人事・雇用のカリスマが、「夢はあきらめると、けっこうかなう」という一見矛盾した結論を導いているキャリア論の古典にして決定版「クランボルツ理論」について、わかりやすく、また、小気味よく解説した講演の模様を160Pに濃縮したものです。お話の題材となるのは、今をときめくお笑い芸人たち。テレビやネットでおなじみの方々のキャリアをベースに、図やイラストをふんだんに使って説明していきますので、本を読むのが苦手な方にも、気軽に読んでいただけます。夢にとらわれず、こだわらず――夢と上手に付き合って、人生の難易度を下げる方法をいっしょに学びませんか?

【目次】
1 夢はいつだってまた見つかる。
「夢はかなわない」という論調
夢の種が手に入る5つの習慣

2 夢はけっこうかなう、という事実
誰もが認める売れっ子芸人たちの才能レベル
「あいつは運がいいだけ」という批判は、事のうわべしか見ていない

3 仕事での成功は難しくない
どの仕事でも、入った人の2~3割が成功を収める
「仕事」という勝負の、賭け金は何か?

4 夢の代謝サイクル
夢の生煮えは厄介
勘違いか、本物か、その見極め方

5 5条件取り扱い上の注意
無謀とチャンスの違い
進むべき道は、折々変わっても必ず見つかる

むすびに代えて  「才能と成功」の解
「タモリ論」ではことごとく見落とされた「恥ずかしい」話
もろく崩れやすかったラジオ時代のタモリ
繊細なキレ易さを逆手にとった近田春夫とのプロレス
「出るわけねぇだろ!」宍戸の一喝に声も出ないタモリ
たけしと康夫ちゃんの大乱闘、でやっぱり黙ったタモリ
後からできた偶像でトレースすると見落とされる「本当の姿」
元から天才は天才なのか、磨かれて天才となるのか
タモリだからできた部分と、タモリでさえできた部分
読者のみなさんへ
*以上、本書全目次項目より抜粋

クランボルツに学ぶ夢のあきらめ方 (星海社新書)の感想・レビュー・書評

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  • 計画的偶発性理論はいま考えていることとマッチしていてすっと腹落ちした。
    お笑い芸人のキャリアを例えにしている部分は拡大解釈な気もするけど例えってのはそういうものなのかな、と思う。
    夢はとりあえず代謝するといい。
    この部分が1番難しい話
    悲観は気分、楽観は意志

  • 【概要】
    クランボルツの「夢はあきらめると、けっこうかなう」って話を、人事・雇用のカリスマの著者が、お笑いのビッグ4の話をベースに解説していってる。
    そこまで理論って形よりは、ビッグ4の話だったりと、今の時代にあった内容が多目。
    【評価】
    56点
    【共有したい内容】
    ・「キャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される」
    ・「好奇心、持続性、柔軟性、楽観性、冒険心の5つの習慣が大事」
    ・「努力とは宝くじを買うようなもので、当たり券を買うことではない」
    ・「悲観は気分の問題だ。楽観は意志だ」
    【悪いところ】
    話が一貫してるというよりは、とびとびな感じがする。
    具体的な事例も悪くないけど、事例が芸能界と親近感はあるけど、自分ごととしてイメージはしづらい。
    【どういう時に役に立つか】
    後輩から相談を受けたとき
    人事の悩みを持った時
    【ターゲット】
    入社2年目以降
    役職ついた人
    人事
    経営者
    【自由記述】
    改めてぱらっと読むと結構読みやすく、一度目よりは参考になることが多い。
    ただ、何のために読むのかというところを意識しないとあまり役に立たない気がする
    【合わせて読みたい】
    嫌われる勇気
    チームのことだけ考えた

  • さんまさんの「努力は報われない」発言とともに、
    夢がある人にこそ知っておいてほしいこと。
    ただ、本のボリュームに対して価格が高くないですか?

  • あきらめさせたいのか、あきらめないでほしいのか。どっちを薦めているのか、というテーマで話が進む。諦め方ではない。タイトルと中身が全然違う。

  • 計画的偶発性理論の説明が分かりやすくされている。
    夢はかなえるものでなく、夢はかなうものであるというのが印象的。

    要約としては最後のまとめでも記載されているが、以下の通り。

    ⓪キャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決められる。
    ①出会いを大切にし、その出会いが新たな道を開いてくれる。その出会いをどれだけ持ち、大切にできるかが大事。
    ②夢は案外かなうものなのである。そのためには、好奇心、持続性、柔軟性、楽観性、冒険心が求められる。
    ③夢はきっちり消化し、代謝することが大切。

    ※無謀なチャレンジはだめ!
    生かし場があり、逃げ場がないものが良い。

  • 印象的な箇所のまとめ

    ・夢は変わるもの。子供の頃から変わらない夢は珍しい。
    ・夢が変わる原因は偶然の出会い。
    ・昔の夢に固執しなくていい。
    ・偶然の出会いを増やす。
    ・夢が変わるからといって、続けないのも問題。結果が出るまで続けることは大事。
    ・次の夢に向かうためには夢を代謝する。挑戦して結果が出なければ、偶然見つけた次の夢に向かう。
    ・天狗になると成長が止まる。
    ・天狗にならないためには人の意見を聞く。

  • 好奇心をもち、冒険して、大変でも楽観性を持ち、柔軟性を持って持続力する。これが夢を叶える方法である。クランボルツが提唱した、キャリアの計画的偶然性を起こすためのステップをわかりやすく説明している。

    夢はチャレンジしないと葬れない。だからやってみて、葬り、新しい夢を作る。この繰り返し。
    私も本当にそう感じている。この一年、もう直ぐ管理職という地位や信頼を捨てて新しい組織に行き、やってみて、見えたこと、分かったことがたくさんある。
    たまに運が良くて才能にも恵まれ、いきなり希望のポジションに行けたりする人もいるが、私はもっと地道。それでも、年々なりたい姿に近づいてきたし、想定と違って軌道修正もした。
    苦しんだ一年だったが、代わりにやりたい事にも近づけて、そのチャンスが多い会社に転職を決意した。

    私の課題は「楽観性」。意外と慎重だから、なかなか踏み出せない。繊細だからうまくいかないと傷つく。自分が嫌になり、ものすごく凹む。ただ、意外と適応性が高いから、最後はなんとかなる。

    下準備をしっかりできるという特性を生かして、持続して勉強してきたし、そういう自分に自信を持っていきたい。

  • 「オススメポイント」
    2つの意味からオススメ
    ①講演を新書にした事もあり、ユーザビリティの高い表現(アイコンやグラフ、見立たせるフォントなど)が多く読みやすい。
    ②”夢との向き合い方”という抽象度の高く人によって言うことが違うテーマだが自分なりに腹落ちさせることができた。
    「夢を諦めるな」「夢ばっかり見てんじゃねえ」どっちの言葉も世の中には溢れる中で、夢を自分の人生の中にどう落とし込むか考える機会になりまっせ。

    「学び」
    計画的偶発性理論は以下3つだが①しか理解してなかった。
    ①夢はもちろん日常の行動まで、偶然の出会いによって”変化”するもの
    ②ある程度の才能*ある程度の努力=ある程度の”成功”は誰でも収めることができる
    ③以上①②から、夢は抱くだけではなく”代謝”させることが重要である。素直に、謙虚に努力し続けてそれでダメなら消化させて次の偶然に身を任せる中でまた次の循環に入る。

    偶然からwillを拾い、計画に落とし込むことでmustを明確にし、継続することでcanを増やしていく。才能によってcanの伸びは違うからそれによってキャリアは分岐させればいいがcanがなくなるわけじゃないから、夢はなくなるんじゃなくて積み重なるってイメージ。

    分岐するかどうかの判断の一つは”10000時間従事して身についた専門性”かなと。

  • 人事・雇用のカリスマとも呼ばれる著者が、キャリア理論の基本中の基本(古典)の「クランボルツ理論」の本を出すと聞いて、発売前からワクワクしていた。が、本書を手に取った第一印象は、「あれ、この本(新書)薄くないか?」だった(笑)
    キャリア理論の古典と言われるクランボルツの「計画的偶発性理論」の5つ定理は、あまりに当然の話が書かれているので、現実的にどう解釈してよいか分から無いという難点がある。これを本書は、お笑い芸人やスポーツ選手など、有名人を例に分かりやすく解説。あまり理論ばっていないので、気楽に楽しめる。ただ、一味違うのは、人事ビジネスで生きてきた著者の解説が、専門の研究者とは違って重みを与えている点である。特に第4章以降に、そういったところが垣間見える。
    そういう面から見て、薄い本と感じた本書であるが、内容的にはコンパクトにまとまっていて、理論の解説書としてキャリアに悩んでいる人からキャリア問題に詳しい人にも勧められる良書だと思います。

  • 読了した本が30冊ほど、感想を書かれるのを待っている状態・・・
    なんとかゴールデンウィーク中にしたいなぁ~

    付箋部分を抜粋します


    ・夢とか趣味とか目標とかって、どんどん変わっていくということ(p29)

    ・偶然があるからですね。ということは、出会いを増やしていかなくては、人生に旬はできないということですよね。
     つまり、偶然の出会いがあなたを変え、それを前向きに受け止めることによって変化が生まれる(p34)

    ・偶然を計画手に増やす。だから「計画的偶発性」という言葉になるのです(p41)

    ・好奇心(面白い)→冒険(やってみよう)→楽観(大丈夫)→持続(納得いくまで)→柔軟(テングにならない)
     という流れが計画的偶発性理論と言えるでしょう(p46)

    ・いろんな知り合いがいろんなチャンスをくれるようになりますね。そうすれば良い機会に当たる確立も高まります。
     つまり、バッターボックスにちゃんと立ち続けたら、いい球が来る可能性が増えて、ホームラン打てる場面も増えてくる(p64)

    ・これまた多くの成功者が異口同音言うことがあります。それが「謙虚であれ」「初心を忘れるな」という言葉(p71)

    ・夢はチャレンジしなければ葬ることはできません。その結果、夢は終わり、次の夢に進める(p90)

    ・夢の代謝サイクルにしっかり乗った人は、次の夢にも行けるわけです。くだを巻く人はその逆でしょう。そうしてしっかり
     夢を代謝し続ける人は、どこかで成功にたどりつく(p93)

    ・自分から無謀な挑戦をしていくよりは、相手から声を掛けられた機会というものを大切にするべきという結論になります。
     そう、チャンスというのは、自ら紡ぎ続けるものではなく、相手からもらう。つまり相手あってのことであり
     だから偶然の出会いを大切にすべき(p119)

    ・楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行しろ(p127)

    ・コネクティング・ザ・ドッツ=夢は点であるけれども、点はつながり線になり、線はやがて実を結ぶ(p130)

    ・「先を見越して点をつなぐことはできない。振り返ってつなぐことしかできない。だから将来なんらかの形で
     点がつながると信じなければならない」(スティーブ・ジョブズ)(p136)

    ・そう、夢はきちんと消化し、代謝する中で、必ず本物にたどり着く(p138)

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