iKILL2.0 (星海社FICTIONS)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 53
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061388130

作品紹介・あらすじ

17歳の少年に3歳の一人娘を誘拐され、惨殺された父親のもとに届いた一通のメール。「あなたは、誰かを殺したいと思ったことがありますか。もし誰かを殺せるとしたら、その相手を一人だけ決めることができますか。」ウェブに渦巻く無数の"悪意"を源にして静かに稼働する処刑システム「i‐KILLネット」の謎の管理人・小田切明が仕掛ける衝撃のラストシーンが"あなた"を待つ。渡辺浩弐、渾身のライフワーク「iKILL」シリーズ。

感想・レビュー・書評

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  • ※横書きです。例によって、胸くそなシーン多々あります‥‥苦手な人は回れ右で頼む。作家を知っているなら通常運転。 受信メールを読むような感覚で半ば強制的に話は進んでいく。拒否権は無い。ゾクゾクさせる。指は自然とページを捲っている。止められないのだ。(いや、止めてるけど) つまり、そういうことなのだ。これは、実際に体験しないと分からないだろう。
    畳み掛けはリアルタイムで経験したかったorz

  • 17歳の少年に3歳の一人娘を誘拐され、惨殺された父親のもとに届いた一通のメール。
    「あなたは、誰かを殺したいと思ったことがありますか。
    もし誰かを殺せるとしたら、その相手を一人だけ決めることができますか。」
    ウェブに渦巻く無数の“悪意”を源にして静かに稼働する処刑システム「i-KILLネット」の謎の管理人・小田切明が仕掛ける衝撃のラストシーンが“あなた”を待つ!
    渡辺浩弐、渾身のライフワーク「iKILL」シリーズ!
    ▼試し読みはこちら
    http://sai-zen-sen.jp/fictions/ikill/

  • 思春期的なエグさ。確実に中学生時代の私は好きだった系統だと思うけど、今の私が読むと目を背けたくなる。でもそれだけ生々しいっていうことか…

  • ドコカで読んだことのあるような構成とストーリーですね。残念ながら、今回のバージョンアップは上手くいかなかったということでしょうか。でも次作には期待したいところです。

  • 良くも悪くも渡辺 浩弐らしい内容。物語の構成上あえて狙ったのもしれないが、物語性が薄くまるで携帯小説のよう。

  •  グロテスクな描写が好きだからそこそこ満足できたが、文字をでかくしてここを読めとばかりに強調してみたり、ただでさえ前作よりページ数が少ないのに開くと文字がすかすかだったり(ケータイで読んでいるという演出上の理由なのだろうけど)と、内容と関係無い非難が頭に浮かんでいた。もちろん好みの問題ではあるし、グロ目的で読んだから1巻ほどではないにせよ満足している。ストーリーの面白さのみに限って言えば1巻の方が良かったかも。

  • 前作とずいぶん変えてきたなぁ・・・というのが本音。
    そして、前作のがよかったなとおもう。

    このバージョンアップは危険すぎるらしいですが、
    作品としては下がったような気さえするのですが。

    携帯小説のような感じで、個人的には苦手でした。
    しかも、横書き・・・。
    メールを読んでいるという設定なのでしょうがないですがね。

    最初の処刑のオチは、
    まだ殺してやらない(蒼井上鷹)とかウルチモトルッコとかと被ります。
    物語として読むとどうしてもつまらなく感じてしまいました。

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著者プロフィール

小説家・ライター。1962年、福岡県生まれ。1980年代から、映像・ゲーム業界でライターとしてのキャリアを出発させる。『週刊ファミ通』での連載を経て1994年に刊行された『1999年のゲーム・キッズ』で、本格的に小説家としても活動を開始。以後も、デジタルテクノロジーを題材に未来の姿をシミュレートするSF小説集として〈ゲーム・キッズ〉シリーズを手がけ続けている。本書での取材をもとにした〈ゲーム・キッズ〉シリーズ最新作も2023年内に刊行予定。著書に『2020年のゲーム・キッズ →その先の未来』、『世にも醜いクラスメートの話 渡辺浩弐ホラーストーリーズ』(ともに星海社FICTIONS)など。

「2023年 『7つの明るい未来技術 2030年のゲーム・チェンジャー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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