ダンガンロンパ/ゼロ(下) (星海社FICTIONS)

著者 :
  • 星海社
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本棚登録 : 877
感想 : 83
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061388154

作品紹介・あらすじ

"超高校級の希望"を地に落としめた私立希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件を契機にして学園の転覆を謀る謎の女子高生・江ノ島盾子。彼女が紡ぐ陰謀の糸に次第に絡め取られていく音無涼子と松田夜助の"愛"-。待ち受ける驚愕のラスト・シーンに、あなたは必ず"絶望"する!全ミステリファンを沸騰させた傑作ゲーム『ダンガンロンパ』の目眩く"前日譚"を、担当シナリオライター・小高和剛が自ら小説化。サイコポップ、ここに極まる-。

感想・レビュー・書評

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  • 本編につながる圧倒的な絶望に感服。ダンガンロンパ1作目に向かうすべてのパーツが揃う。先にゲームをやるべし。

    黒幕側の事情がよくわかる前日譚としての仕掛けもさることながら、本作単体でもミステリーとしてよくできた大きなオチがある。本編のような細かい捜査シーンはないが、色々な謎が徐々に見えてくる面白さは十分あり、キャラも魅力的。

    ところどころ、おじさん世代しか知らなさそうな固有名詞が出てくるのがご愛嬌。お前いくつなんだよw

    ネタバレを先に見てしまわないように、巻末のほうはあまりめくらないほうがいい。主人公は何故あの文体だったのか?カンのいい人はそこで気づいたかもしれないけれど――。

  • 下巻。

    頭のブッとんだ方しかいないのと、やっぱり文体が読みづらい。

    ゲームシナリオが本になるとこうなるのか、という感じ。

  • 「――妹様より優れた姉などこの世に存在しねえ!」~超高校級の絶望・談~

     まさにダンガンロンパファンにだけ向けられたご褒美的作品、完結。ネタバレ全開なので、(いないとは思うが)ゲーム本編から入り、当然ゼロ上巻から読むことをおすすめ。賛否両論の下ネタ野郎は相変わらずだし斑井さんはキワモノだけど苗木君が出るよ!
     そして何より断っておかなければならないこと――下巻の最大の魅力は、皆大好き残姉ちゃんであると言わざるを得ない。妹様と絡む残姉とかもう素敵すぎ! 何ナノ、アノ可愛イ生物ハ……?
     まあ残姉ちゃんも例外ではなく太ましい太ももをしているのであるが、なに、あれに蹴られるならむしろご褒美というもの……そもそも、残姉がスレンダーなのは乳だけでよいのである。文句があろう筈もない。
     ラストは予告通りに絶望的な終わり方。けれど、そんな妹様が絶望的に大好きなのです。カムクライズルについてはダンガンロンパ2で明らかになるのでしょうか、そちらも楽しみ。うぷぷ……(例の声で)

     さあ――ゲーム本編では語られなかった、残念なお姉ちゃんの知られざる魅力に絶望しろ!!

  • ゲームとのつながりがよく分かりました。展開や場面の過激さが強調されていました。

  • 上下巻読了。
    言わずと知れたゲーム「ダンガンロンパ」の前日譚。ゲームをやってない人は読まない方がいい。
    まあ、そんな人いないでしょうが。
    まあご想像通りゲーム本編の世界観を補完する内容で、ゲームと同じ方が書かれているとのことでストーリーや設定、雰囲気にブレがなく、本編との繋がりは悪くないと思う。
    ただ作品単体でみるとゲームの時は魅力であったサイコポップという志向が小説では少しうざったいと感じた。セリフの応酬が冗長で謎を引っ張る割に展開がなかなか進まず…
    ま、一応オチみたいなものはあったので☆2にしてみました。

  • 絶望に終わる、新たな絶望へと続く、絶望的な物語。最後のどんでん返しも普通に凄い。結局全て黒幕の掌で踊らされてたわけか。霧切親子、むくろにも焦点が当てられてて嬉しい。面白かった!

  • しっかり絶望しました。

  • 今からながらPSPを引っ張り出して、中古で購入したダンガンロンパ1と2をプレイ。
    見事にハマって一気にクリアしたので、小説のこちらも読んでみた。
    のっけから1のネタバレがすごいので、1クリア後に読むことをすすめる。私は2の後に読んだけど、2の前に読んでもいいかも知れない。(小説の登場人物を思わせるアイテムが2のゲーム中に登場するのて、知ってればニヤリとできる)
    正直文章が上手いとは思わないし、中二感がすごいので読んでて少し恥ずかしくなるけど、結末にはそこそこ驚かされる。
    挿絵イラストの女の子の尻と太ももに、すごいこだわりを感じる。メインネタ判明後にイラストをよく見ると「まぁ確かに同じ顔だわ…」と思ったけど、なんか霧切さんとかも同じ顔に見えてくるし、イラスト的にはあまり深く考えない方がいいのかな。
    ゲームのオマケ程度に気軽に読むのがオススメ。

  • 上巻を読んでから数年ぶりに下巻を読んだ。
    ゲームと同じノリの文章は読みづらい。
    途中でアレ?と思ったら、なかなか大掛かりな絶望準備でやっぱり狂ってるなあ。
    松田くん気の毒。

    アニメの生徒会同士のコロシアイはかなりグロかったのを思い出した。
    評議会の虹彩認証のために目玉をアレしたり。

  • 終わり方にはビビった。
    まさかとは思わなかった。

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著者プロフィール

シナリオライター・小説家。(株)スパイク所属。
シナリオを担当したPSP専用ゲーム『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』は、美しく、そして楽しい論理のアクロバットが冴え渡る展開で多くのミステリファン、ゲームファンを熱狂させ、「ファミ通 AWARDS 2010 ルーキー大賞」に輝いた。

「2011年 『ダンガンロンパ/ゼロ(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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