大日本サムライガール 3 (星海社FICTIONS)

著者 :
  • 講談社
4.10
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本棚登録 : 153
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061388444

作品紹介・あらすじ

マスコミ、公安、機動隊から監視されるなか、代々木競技場で開催された日本大志会・第一回党大会。憲法改正、国防戦略、社会政策…高らかに演説する日毬は党大会の最中、一人の男の才覚を見出だし、大志会隊員として抜擢する。芸能活動では日毬がプロデュースするブランドビジネスを、由佳里が主導する蒼通がメディアの力でブームを造り出す。全てが順調に進むと思われたなか、日毬の身に異変が…。目的は政治の頂点、手段はアイドル-。ますます加速する、至道流星の"政治・経済・芸能"エンタテインメント。

感想・レビュー・書評

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  • おもしろい!

  • 少し芸能・経済よりの内容かとは思いますが、日毬・颯斗双方の目標への道がしっかりと見えてきつつあると感じた巻。
    ただ、日本大志会の決起集会と隊員募集が特にそうですが、日毬の政治パートが断トツに面白いんですよね。エピソードがポンポン出てくるようなものではないと思いますが、もっとそこに力を入れてくれると嬉しいです。

  • 「か、神楽日毬(かぐらひまり)なのである。正しい右翼は、日本に私ひとりなのである!」

    マスコミ、公安、機動隊から監視されるなか、代々木競技場で開催された日本大志会・第一回党大会。憲法改正、国防戦略、社会政策……高らかに演説する日毬は党大会の最中、一人の男の才覚を見出だし、大志会隊員として抜擢する。
    芸能活動では日毬がプロデュースするブランドビジネスを、由佳里が主導する蒼通がメディアの力でブームを造り出す。全てが順調に進むと思われたなか、日毬の身に異変が……。
    目的は政治の頂点、手段はアイドル——。
    ますます加速する、至道流星(しどうりゅうせい)の“政治・経済・芸能”エンタテインメント!!

  • シリーズ3作目。自分のここまでの経験から
    この手の作品に飽きるか、続けるかのターニングポイント
    となる事が多い3作目w。
    今作は主人公である「日毬」がアイドルとしてその
    地位を確立していく中、日本唯一の右翼としての
    政治結社「日本大志会」の最初の党大会と、更には
    ファッションブランドの立ち上げ、その大掛かりな
    ファッションショーとの2本が平行していく。

    政治的な部分は...まぁ相変わらずな感じなのですが
    ブランドの立ち上げから、そのプロモーション戦略、
    さらにはその利権などの構図は流石、この手の業界に
    精通した作者ならではの、割とえげつない描写が
    個人的には...引き気味で読んでしまいました。
    実際にあるんでしょうが、「低IQ層」をターゲットに
    したマーケティングとか...あまりに代理店や、仕掛け側の
    人達の選民意識というか...同じ「低IQ層」にしか見えない
    彼等のゲスさに...辟易としてしまいますねw。

    政治・経済・芸能エンタメ作品と銘打ってますが
    やはりバランス的には10:20:70...という3作目。
    このバランスにまま続くなら...うーん。どうしようかな?

  • 目標は政治の頂点.
    目指す手段はアイドル.

    3冊目.
    日毬の政治団体の大会で優秀な男を見つけ出し隊員に任命.
    更に日毬デザインのファンションブランドも.
    メディアの力を見せつける.
    で,チラッと出てくるこちら側の世界で起った事件に似た案件.
    芸能人が応募者1000人を超える賞に初投稿で大賞受賞したあの件とか
    ニヤッとしてしまうな.
    その後の活動とかとんと聞かないし,
    どうなったんでしょうか.
    2作目とか出してるんですかね?
    そしてデビュー作が酷いって話題をよく聞くんだけど
    そういえば読んでないなぁ.
    ブッコフに100円で落ちてないかなぁ…
    でも著者の名前とか実はうろ覚えだしなぁ.
    本のタイトルは
    「SHIRANUI」とか「AKATSUKI」とか「KIRAMEKI」とか
    なんか炎系っぽい名前のローマ字表記だったと思うんだけど.
    (見えざる力で思い出せない)

    病気で倒れて,それでも無理しようとするのはなぁ.
    心配を掛けたくない,とかいうけど
    その無理が余計に心配を増大させるという事をちゃんと理解せよ.

    次はなんだか最強のライバルが登場するとか?
    キャラ丸かぶりだったりしてな.

  • マーケティングを自然に学べる本だなあ
    しかしここまできましたか!という姉。やっぱりいい人ばかり出てきて、いいなーと思う。
    政治番組は大いに心配なんだけれども。

  • 細かい問題はあるものの、概ね快進撃で進んでいくのでそろそろ谷が欲しいところ。メディア論は面白いですね。

    ここがロドスだ!ここで跳べ!

  • "大日本サムライガール 3"至道流星著 星海社FICTIONS(注意:2012/10/16発売)

    目的は政治の頂点、手段はアイドル――。マスコミ、公安、機動隊から監視されるなか、代々木競技場で開催された日本大志会・第一回党大会。憲法改正、国防戦略、社会政策……高らかに演説する神楽日毬は党大会の最中、一人の男の才覚を見出だし、大志会隊員として抜擢する。
    芸能活動では朝霧家の縫製工場を救うため、日毬がプロデュースするブランドビジネスを、由佳里が主導する蒼通がメディアの力を見せつける!!
    全てが順調に進むと思われたなか、日毬の身に異変が……。

    ・・・党大会で社会保障や軍事面の具体的な政策が示されたということで大きな進展のあった一冊でした。が、”日本のため”に各種経験を積んだ佐々倉壮司のような逸材が日本大志会の中枢部に入り、ひまりプロも手伝うというのはさすがに都合がよすぎるかな?(笑)

    中盤は日鞠プロデュースのブランド展開。
    日鞠のスケッチをゴーストデザイナーの川上がデザイン化。それを朝霧千歳の実家、ステッチライン社で縫製、資宝堂出資の店舗で販売。
    そうした一連の流れを蒼通が全力プロデュース!!

    力押しのプロデュースはもう古い!!(過去の失敗例の一つに”セカンドライフ”が上がってました。(笑))
    最初は”さくらにさくらと感じさせず販売協力させる”という作戦で。
    その後も各種戦略がブランドをお仕上げて行きます。

    最初はゴーストデザイナーが全てを、との話だったのですが、まぁ、日鞠の性格ではそれは許されない。
    日鞠自身が服飾の勉強をし多数デザイン画を作成していきます。
    その真摯な姿勢に打たれた、デザイナー川上の言葉もかっこよかったですね。

    が、それだけ力をいれた日鞠の負担は凄まじいもの。ついに身体に異変が。
    ここで今回表紙の凪紗が力を添えます。
    ”なのである語”・・・とか。(笑)

    ・・・次巻は冬発売予定。(2012年12月予定にはないので2013年の1月か2月か。)予告は”神楽日鞠に最強のライバルアイドル出現ー!?”

  • ここがロドスだ、ここで跳べ!

    "kagura"ブランドの立ち上げ話をメインにした巻。
    一巻の頃のキャラクターを前面に出した話運びから、二巻・三巻と徐々にシナリオベースの構成に変わってきているという印象。
    今後のストーリーまで全体にわたってある程度練られている感じがするので、読んでいて安心感がある。
    ラノベ特有の場当たり的なシナリオ展開もないので、とても完成度が高い。

    一方で、あまりにも話に波風が立たなさ過ぎているのではないかという印象も受ける。
    やることなすこと大体が上手くいっていて、順風満帆のサクセスストーリーという風に仕上がっているが、さすがに二巻三巻と連続すると少々鼻につく。
    とはいえ、作品が各一巻で完全にまとまっているという構成でもないので、一連の流れとして今後大きな波風が立ってくるということなのだろう。
    次巻では看板番組のスタートにライバルも登場ということなので、どのように話が進んでいくのか楽しみにしている。

    今の刊行ペース的には、早くて12月、少なくとも年明けには四巻が発売されるだろう。
    このペースは読み手としては実にうれしいので、著者にはぜひ無理しない程度に頑張っていってほしい。

  • 竹島&尖閣問題出なかったさすがに~!!
    残念っ!w

    それでも素晴らしいの一言に尽きる内容でしたね。
    すっげえわくわくしながら読めて勉強にもなる。
    これこそ理想のラノベw

    もちろん極端なこといってるしやってるわけなんですが、
    だからこそワクワクするんですよね至道流星は。

    次巻今冬?相変わらず筆はええな!w

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著者プロフィール

小説家、会社経営者、投資家。
第7回講談社BOX新人賞・流水大賞を受賞し、『雷撃☆SSガール』(『世界征服』に改題し星海社文庫より好評発売中)にてデビュー。
著書に『大日本サムライガール』『東京より憎しみをこめて』『世界創造株式会社』(星海社)、『羽月莉音の帝国』(小学館)などがある。

「2017年 『勇者の武器屋経営 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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