マージナル・オペレーション 04 (星海社FICTIONS)

著者 :
  • 星海社
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本棚登録 : 231
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061388635

作品紹介・あらすじ

敵は、人民解放軍──。
西側諸国からの要請を受け、キャンプ・ハキムを根拠地に2000人の少年少女兵を率いる“子供使い”こと新田良太は、ミャンマー北部の国境地帯に位置する村々を怒濤の勢いで攻略していく。
それに対し、ついに中国は正規軍である人民解放軍を投入する。無人偵察機や攻撃ヘリなどの近代兵器を惜しげもなく繰り出す敵に対し、アラタは的確なオペレーションで大打撃を与えていくのだが……。
守護天使・ジブリールとの関係にも新たな季節が訪れる、熱誠の第4弾──!

感想・レビュー・書評

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  • 予想だにしなかったシリアスな展開だった前巻。4巻では一見、その影響がないかのように見えるアラタのようですが、節々に悔恨が見て取れます。ドライに感じる語り口調は、感情を必死に抑えて今目の前にいる子供たちを死なせないように、という心の表れなのでしょうか。

    それを起因としてか父性がますます強まり、ジブリールとの関係は妙にこじれてややこしくなって……アラタの鈍さに対するもどかしさもあって、かなりモヤモヤさせられます。読んでいて面白いんですけど。

    戦争に関しては、よりマクロな戦局になってきたこともあって、文章だけではそれがわかりづらくなったかも。以前までの局所的な戦いの方が、アラタの知略のスゴさが分かりやすかったように思うので、この点は面白さが少し減退しちゃったように感じました。

    今回の相手は多少歯ごたえがありそうで、エピローグでの爆撃された後の状況が気になるところ。戦争だけでなく、ジブリールとの関係も何かしら決着するんでしょうかね?

  • アラタの恋愛観に無理がありすぎる。ストーリー進行はわくわくする。あとがきはイラっとするので読まないほうがいいのかもしれない。作者のドヤ顔が浮かぶ。しかし良作である。

  • 子どもたちが24人から一気に2000人に。新しいキャラも増えて面白かった!
    ジブリールがこんなにかわいいのにアラタ鈍感すぎる!

  • 3巻からの4巻。
    進展しているようで進展しない関係。
    次巻で最終巻とのことだけど,どういう終わり方をするのだろう?
    とにかく気になります。

  • 戦争にまつわる話を書く以上避けては通れない話題満載な巻でした。人によってはこの巻で終わりの人もいるかも。だがしかし、芝村氏の後書きを読めば色々となっとくできる。
    次巻も楽しみだ。

  • 親ばかな「子供使い」のマジオペ第4弾。
    ジブリールの猛攻。いいぞもっとやれ。しかししぶといなー…。(主人公のことです)
    当初はこれが1巻になる予定だったそうで、そう思うと確かにちょっとオペレーションが地味目というか、地に足ついてる気がする。単に読み慣れちゃっただけかな。
    確かに時系列が分かりにくくなることを思うと順序はこれでよかったのだろうけど、ここから過去に戻ってイヌワシの過去がオタクなニートだった!みたいな驚きもちょっと味わってみたかったかもなーと空想してにやにやしてみたり。

  • 子どもたちが増えて賑やかになったけど、アラタの心はだいぶ抉られてるなーと思った。
    ジブリールちゃんがもっと守護天使っぷりを発揮してくれることに期待したい。
    あとがきで04から新章って書いてるけど、05で完結らしいので、それ新章っていうか終章やん・・・って。
    11月が楽しみ。

  • 内容以上に、人物紹介で爆笑してしまった。
    皆様も読む前に、sp田中で検索しておくといい、かも。

    内容としては相変わらずの芝村節で楽しめました。

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著者プロフィール

ゲームデザイナー、作家、漫画原作者。
第5回日本ゲーム大賞優秀賞、第32回星雲賞メディア部門を受賞した『ガンパレード・マーチ』をはじめ、『絢爛舞踏祭』や『ガンパレード・オーケストラ』三部作などを手がける。
その特異な世界観と研ぎすまされたシステムから、「芝村ゲー」と呼ばれ、高い評価と熱狂的なファンを多数獲得している。
小説の代表作に『マージナル・オペレーション』シリーズ(星海社FICTIONS、全5巻)があり、同作は『月刊アフタヌーン』でコミカライズが連載中。また、『マージナル・オペレーション』前史にあたる新シリーズ『遙か凍土のカナン』(星海社FICTIONS)もヒット中。近年は多くの漫画原作も手がけている。
現在、世界観設定などを担当したブラウザゲーム『刀剣乱舞』が大ヒット中。Twitterアカウント @siva_yuri

「2023年 『マージナル・オペレーション [F3]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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