マージナル・オペレーション [F] (星海社FICTIONS)

著者 :
  • 星海社
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本棚登録 : 178
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061388987

作品紹介・あらすじ

英雄譚(オペレーション)は、終わらない──。
芝村裕吏×しずまよしのりのタッグが贈る大ヒットシリーズ『マージナル・オペレーション』の未収録エピソードや、その後を綴った短編5篇を収録。
これは、ただの外篇ではない!

感想・レビュー・書評

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  • 短編集。アラタやジブリール以外の視点は新鮮。まさか梶田さんがソフィに惚れていたとは……というのが一番の驚きでした。

    ハサンの話は、時系列的にいつの話なのかなぁ。まだ日本に行く前っぽいように思ったのですが、その時点ではまだハキムは参画したばかりだと思うので、ちょっと混乱。

    お話の内容としては、あとがきを読むとアラタのすごさを描いたとあるのですが、それはどちらかというと「ミャンマー取材私記」の方に感じました。

    他の短編は可もなく不可もなしの印象。ジニの話は著者のちょっとしたお遊びっぽく、チッタゴンのお話は本編とあまり変わらない感がありましたので。

    こうした短編では、できればアラタ以外のこどもたち視点のお話を読みたいかな。

  •  番外編その1。本編終了後の話、本編を別角度から見た話、そういうのはどちらも大好物なのですが……今回は、あまり期待していない角度から話を膨らまされた気がして、ちょっと満足度は低めです。

     実在人物混ぜるのはいいんですが、もうちょっとマジオペ世界に引き寄せた書き方をして欲しかった。マジオペ世界が膨らんだというより、メタい意味で余計な色づけがされてしまった気分です。
     別シリーズのキャラも知らない人なので、うまく感情移入ができなかったり(その人についての、私の知識が足りなすぎる)。
     作者の取材記をそのまま読んだらつまんなかろうと、マジオペキャラを媒介にして取材レポート書きましたっていう雰囲気の短編とかも。

     うーん。今回に関しては、私の好みとのミスマッチが起きちゃったなぁという気分です。ラノベ読む時は、もっと慎重に本を選ぼうと思いました。

  • 別視点から語られるアラタが面白かった。

    「チッタゴンにて」のようなアラタとジブリールの話がもっと読みたい!

  • マジオペ短編集。アラタ氏行方不明のため、今回本人チェックは入っていません。
    本編から外されていたエピソードを韓国語版から逆輸入!な「赤毛の君」とかアラタががんばっている「チッタゴンにて」とか。…がんばらなくてもいいのに。押せ押せジブリール。
    ハサン視点の「父について」好きだなあ。

  • 短編集ということで、後日談や過去の話、別の視点から見たものなどが収録されています。
    やや裏表紙のあらすじに誇張があるものの(笑)中身はマジオペなので面白いです。
    長編とは違った良さがありますね。今回割愛された別の話も読んでみたいと思いました。

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著者プロフィール

ゲームデザイナー、作家、漫画原作者。
第5回日本ゲーム大賞優秀賞、第32回星雲賞メディア部門を受賞した『ガンパレード・マーチ』をはじめ、『絢爛舞踏祭』や『ガンパレード・オーケストラ』三部作などを手がける。
その特異な世界観と研ぎすまされたシステムから、「芝村ゲー」と呼ばれ、高い評価と熱狂的なファンを多数獲得している。
小説の代表作に『マージナル・オペレーション』シリーズ(星海社FICTIONS、全5巻)があり、同作は『月刊アフタヌーン』でコミカライズが連載中。また、『マージナル・オペレーション』前史にあたる新シリーズ『遙か凍土のカナン』(星海社FICTIONS)もヒット中。近年は多くの漫画原作も手がけている。
現在、世界観設定などを担当したブラウザゲーム『刀剣乱舞』が大ヒット中。Twitterアカウント @siva_yuri

「2023年 『マージナル・オペレーション [F3]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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