きみを守るためにぼくは夢をみる(1) (星海社文庫)

著者 :
  • 星海社
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本棚登録 : 322
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061389168

作品紹介・あらすじ

白倉由美×新海誠、魅惑のコラボレーション! 開幕!

十歳の誕生日の日、夕暮れの淡い光の中でぼくはきみに約束したね。「きみを守るためにぼくは夢をみる」と。そしてほんの短い眠りについた。目が覚めると、七年間が過ぎていた。ぼくは遠い浅瀬に残された。きみは完璧なセブンティーンになって、十歳のままのぼくをみつめていた。一度はなれた絆をぼくたちは取り戻せるだろうか――。ぼくたちのはじめての恋が、もう一度始まる。白倉由美×新海誠、魅惑のコラボレーション! 開幕!

感想・レビュー・書評

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  • 新海さんが表紙だったので読んだんだけど、この小説の空気はすごく好き。一方でかなりすごいストーリー。一巻完結の様な物語だったけれど、続巻がでた様なので読んでみよーと思います。

  • きれいな表現・言葉をつかって物語りをつくろうとする気持ちが
    現れているようなお話でした。
    人にお勧めしようとは思いませんが、私自信は続巻も読んでみようと
    思っています。
    もうちょっと主人公の年齢を上げて同じ話をつくったら
    もっと面白みがあったかもしれないと思います。

  • ★★★★男子受け。4巻出ていますが、1巻読み推奨。                         [NDC] 913.6[情報入手先] インターネット[テーマ] 高校生が読む!恋愛小説

  • 初めて読む児童小説。今読んでも面白いけど、成長過程にある学生の時に読めたら良かったな、と思う内容。行って帰り、何かを得る物語構造は分かりやすいので、きっと言葉にできなくても何かを感じただろうから。あと、表紙の新海誠さんのイラスト、素敵です。

  • 10歳の少年だった大江朔(おおえ・さく)は、はじめての恋人である川原砂緒(かわはら・すなお)とデートした日、不思議な「声」に呼びかけられて眠りに落ちます。やがて目をさました彼は、自分が知らないあいだに七年の時が流れていることを知ります。

    七年前と変わらないすがたで帰ってきた朔に、彼の家族をはじめ周囲の人びとは戸惑いをおぼえます。しかし砂緒は、彼との「約束」を心にいだきつづけたまま、彼との再会を待っていました。自分よりもずっと成長してしまった砂緒を見て、朔の心は複雑に揺れ動きながらも、彼女との心のつながりをたしかめようとして、七年間の遅れを経て成長への道を歩み出します。

    ストーリーのなかで柳田國男の『遠野物語』が言及されており、そこにモティーフを求めたことが明示しつつ、ジュブナイル小説らしいみずみずしい恋愛がえがかれている作品です。もともと続編の構想はなく一巻で完結する作品として書かれたためなのか、ライトノベルにしてはいろいろとストーリーを広げることのできる設定が活用されず駆け足の内容に感じてしまいますが、きれいにまとまった小説だと感じました。

  • 現実的に言えば七つの歳の差なんて、大人になればどうという事ないんだけどね~と、身も蓋もない事を思ってしまいましたが、その大したことない些細な事が重大かつ一大事になってしまうのが子供の子供たる所以かと。最もこの作品の主人公・朔の場合は特殊な事情で、本当に重大かつ一大事な訳ですが。
    いくら何でも朔のモノローグが少女漫画すぎるだろうとは思うのですが、この過剰な繊細さが持ち味の作家だしなぁ…

  • k

  • 文学作品に触れるのは何年ぶりだろうか。

    センター試験の問題みたいな、そういう類の読書(?)を除けば、僕が文学作品を読むのは村上春樹氏の『ノルウェイの森』を読んだ時以来で、そのときからはおよそ3年くらい経っていることになる。

    だから「今自分が生きているこの世界」を飛び出してみることがとても新鮮で、それだけに作品世界を堪能できた気がしている。


    序盤、それはもう桃色一色の、とてもウキウキとした展開。中盤からの葛藤。終盤、一気に動き出す時間。主人公の若さも相まってとても勢いのあるストーリーで、読んでいてとても心地がいい。その中にある不可思議さがいい具合に効いてきて、読んでいて全くストレスのない文章だと感じた。

    文自体は易しめな表現が多く、舞台が現代社会なので小中学生でも飽きることなく楽しめるだろう。大学生が読むには若干歳をとり過ぎた感が否めないものの、それでも充分に世界観に浸れる。


    少し医学生的な見方をすれば、登場人物の一人でキーパーソンでもある、ある小児科医の先生の人柄や描かれ方には、医学生としてとても惹かれる部分を感じた。医師の仕事は「患者さんを治すこと」ではなく「患者さんが治る手伝いをする」ことなのだが(というか僕はそう思っているのだが)、その理想像にとても近いように感じた。


    と、長々書いてきたけれど、このストーリーはまだまだ続きがあり、展開もとても気になるのでぜひ続編も味わってみたいと思いつつ。。。

  • かつて、僕の知っていた川原砂緒は、綿菓子のような少女だった。大学生の頃、いくつかの偶然が重なって出会った時、セーラー服姿の高校生だった彼女は、同級生の少女たちと笑いさざめき会いながら、バスキン&ロビンズの(いや、サーティーワンのと言い直すべきだな)チョコミントがお気に入りで、明るい色の、ふわっふわの猫毛な髪がチャームポイント。でも、その輝くような笑顔の向こう側には、なんだか暗い深淵が隠れているような、そんな色を覗かせるときもあった。
    そのあと、彼女は、僕とあまり変わらない年の不良作家に取り上げられたり、ビデオに出たりもしてた。そういった、彼女が関わったコンテンツを僕は追いかけながら、その中に描かれた彼女を見ているのが好きだった。

    ということで。

    白倉由美はなんでこのヒロインの名を川原砂緒にしたんだよ。こんなの砂緒じゃないよ。しかも絵を描かずに新海誠にカバーを依頼とか、がっかり要素にしかなってない。というか、太田が悪い。

  • 失ってしまった八月最初の水曜日。でも、夏休みはまだ続いている。
    (P.155)

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著者プロフィール

1965年千葉生まれ。
著書に「きみを守るためにぼくは夢をみる」(星海社)、「ネネとヨヨのもしもの魔法」(徳間書店)等がある。

「2016年 『僕らの惜春』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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