- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061389229
作品紹介・あらすじ
新しい季節が水晶のようにやってくる。そこは深く、暗く、迷いやすい森だった。誰もが一度は通る場所さ、と大人たちは気軽にいうけれど、彼方の空に星を数えて、ぼくはひとりで歩いていかなければいけない。ぼくの純粋な意味での子どもの時代は終わった。でもぼくはまだ完全な大人とはいえない。ぼくたちが未来に持っていけるのは、きみとの優しい思い出だけ。ぼくときみの初恋はふたたびめぐりあうことができるのだろうか-。白倉由美×新海誠の魅惑のコラボレーション、第二弾。
感想・レビュー・書評
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中学に進学した朔は、数奇な運命に迷い込んだ彼に対する周囲の人びとのまなざしに傷つきながらも、信頼する家族や三木・元幸・エリクソン先生、サッカー部でいっしょに練習をする仲になった宮下塔太(みやした・とうた)、そして彼の成長を待ちつづける砂緒に支えられて、たしかな足どりで成長への道を歩んでいきます。
そんな彼の隣家に、月読宮雨花(つきよみみや・うか)という少女が引っ越してきます。幼いころに父親と妹を亡くし、母親と二人で暮らしている彼女は、「もしも」の魔法をつかうことができるといって、朔に接近します。朔は、雨花の過去の秘密について知ったことで、彼女がどうして「もしも」の魔法をつかうことができると考えるようになったのかを理解することになります。
朔と弟の公彦(きみひこ)と、二人のほんとうの父親である工藤一志(くどう・かずし)との和解や、サッカーでの沢口睦義(さわぐち・むつよし)先生の振る舞いなど、ストーリーの荒さを感じてしまうところがあり、ストーリーの流れに入り込むことができませんでした。もうすこしゆっくりしたペースでていねいに朔との関係をえがいてほしかったように思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
k
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え、えー!!
そういうのは物語の最初にして欲しい。
言い逃げかよ!みたいな。 -
前巻に続ききれいなことばがたくさん並んだ、きらきらした作品。ことばが並んでるだけで、あまり内容がないような気がしてしまう。相変わらずうじうじ、そしてポエマーな主人公。すこしイライラするのに読んでしまうのは、ことばが好きだからなのです。人に勧めたいかどうかと聞かれると、微妙。でも嫌いになれないなぁ。
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ひらがなが多くて少し読みづらい
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ストーリーが綺麗すぎて読むのが辛い。切ない。うわー、早く3最終巻買いたい。
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児童文学、なはずなんだけど僕でもわからない...
子どもじゃないからわかんないのかな?
大人になるために捨てたもの、人とのつながり。
1巻の時には大人でも感動できる、って書いたけど。
大人でも読んで、もう一度考えるべきなのかも、って思った。
自分はまだ大人じゃないかも。 -
何年ぶりに出た続編。
数奇な運命を直向きに生きる少年が、優しくて強くて、それがちょっぴり切ないです。
そして何年経っても少年を思い続ける少女のまっすぐさが大好き。
3巻も楽しみにしていようっと。 -
表紙がステキなので、1巻に続き購入。
1巻から解決されていない謎の部分はそのまま2巻の終わりまで
解決されず。
主人公の心の成長を描いて終わった感じでした。
やたらと「美しい文章表現」が出てきて少し過剰だなと思いました。
それでもきっと3巻が出たら買って読むと思います。
著者プロフィール
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