2999年のゲーム・キッズ(上) (星海社文庫)

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  • 星海社
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061389441

作品紹介・あらすじ

この街は、「幸せの約束された完全都市」のはずだった。超未来の闇と光の群像劇、開幕!
“ヒト”が創造主と化したはるか未来。「塔」があらゆるものを管理し、完璧な幸福が実現しているはずの“街”に、“彼ら”は暮らしていた。髪、顎、鼻、唇、目、記憶、そして子供……。あらゆるものが取替え可能な閉鎖都市。嫌な記憶は消せばいい。めんどうな子供はスイッチを切ればいい。みんなそうしてる。だれも疑わない。誰にとってもいちばん大切なもの、それは“自分”だから……。はるか未来で繰り広げられる、人であって人でないものたちの、闇と光の物語。渡辺浩弐の伝説的傑作、ここに復刻。

感想・レビュー・書評

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  • 星海社のゲーム・キッズ愛蔵版、5冊目。今回は趣向を変えて、「塔」がそびえる不思議な「街」を舞台に展開する。

    2999年の未来世界。「塔」にあるコンピューターですべてが管理され、人々のカラダはパーツ交換が可能な無機物でありながら、DNAデータを持ち、今の人間と変わらぬ生活をしているという、なんとも不思議な世界観。本書の前半はこの街に住む主人公“シカ”を中心にした物語。管理社会ではあるが、イラストの力もあって、ディストピアというよりはどこかほんわかしたファンタジー味を感じる。しかし、街に潜む恐るべき謎に直面するシカの運命に引き込まれた。

    後半は、この街を舞台に、おなじみのショートショートが展開する。特殊な設定を土台にしているがゆえの(あまり関係ないものもあるが)、魅力ある物語群をたっぷり堪能できる。最後の話が最高に良かった!

  • この街は、「幸せの約束された完全都市」のはずだった。超未来の闇と光の群像劇、開幕!
    “ヒト”が創造主と化したはるか未来。「塔」があらゆるものを管理し、完璧な幸福が実現しているはずの“街”に、“彼ら”は暮らしていた。髪、顎、鼻、唇、目、記憶、そして子供……。
    あらゆるものが取替え可能な閉鎖都市。嫌な記憶は消せばいい。めんどうな子供はスイッチを切ればいい。みんなそうしてる。だれも疑わない。誰にとってもいちばん大切なもの、それは“自分”だから……。はるか未来で繰り広げられる、人であって人でないものたちの、闇と光の物語。渡辺浩弐の伝説的傑作、ここに復刻。
    『2013年のゲーム・キッズ』毎週火曜日更新中!
    http://sai-zen-sen.jp/

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著者プロフィール

小説家・ライター。1962年、福岡県生まれ。1980年代から、映像・ゲーム業界でライターとしてのキャリアを出発させる。『週刊ファミ通』での連載を経て1994年に刊行された『1999年のゲーム・キッズ』で、本格的に小説家としても活動を開始。以後も、デジタルテクノロジーを題材に未来の姿をシミュレートするSF小説集として〈ゲーム・キッズ〉シリーズを手がけ続けている。本書での取材をもとにした〈ゲーム・キッズ〉シリーズ最新作も2023年内に刊行予定。著書に『2020年のゲーム・キッズ →その先の未来』、『世にも醜いクラスメートの話 渡辺浩弐ホラーストーリーズ』(ともに星海社FICTIONS)など。

「2023年 『7つの明るい未来技術 2030年のゲーム・チェンジャー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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