世界征服 2 03-08 (星海社文庫)

著者 :
  • 星海社
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061389496

作品紹介・あらすじ

独裁者には暗殺を、仇なす敵には絶望を。
“資本主義の怪物”金融界の首領・相羽からの協力提案を拒否した海斗とリザは、品川埠頭で謎の武装集団に襲撃される。絶体絶命の危機に陥った二人を救ったのはロシア対外情報庁(SVR)の特殊部隊だった。超大国の復権を目論み、仇敵たるブランフォート家の陥落を目的とするロシア政府から、リザは起死回生のプランを提示されるのだが……。 
事実(リアル)とフィクションが交差する「覇道」の世界征服、ここに完結!

感想・レビュー・書評

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  • 登録番号:11214 分類番号:913.6シ(3)

  •  忘れないうちに不平不満をだらだら書きとどめておく。
     氏の著作を読んで「ひどい」と思ったのはこれが初めてであるだけに、失望感が強かったのは非常に残念だ。もちろん、悪い意味での「ひどい」である。
     まず、表紙詐欺。一巻で非常に魅力的なキャラクターとしてストーリーの中核を担ったリンが描かれているが、彼女が登場するのは最後の最後にほんのすこしだけ、しかも敵方ブランフォート家のパーティーにお呼ばれしている格好で、である。もともとが1巻と2,3巻は別の話として書かれたもので、それを編集部の意向で一つのシリーズにまとめた、ということだが、別の作品としてタイトル変えて刊行しろ、としか言いようがない。普通に読み進めていれば、一巻、二巻とヒロインが二人登場したのだから、同シリーズであるならこの二人が結託して共通の敵ブランフォート家と対向する……というのが期待される展開だったはずなのだが、二人ともブランフォートと穏便に話をつけただけで、単に懐柔されてしまっただけのイメージが強い。無論、氏の主張するところを考えればブランフォートを善悪二元論で片付けてしまうのはナンセンスだったと思われるが、それでもわかりやすいものを好む我々大衆からすれば、不完全燃焼と言わざるを得ない。強敵と戦う姿勢をここまで見せておいて、結局は「支配構造には逆らえない」というオチ。
     次いで、リザとカイトのやり取り。最初から最後までまーったく同じ! 「何回やるんだ、このシチュエーション」という突っ込みを何回入れたかわからない。始終カイトがリザをベタ褒め、リザ「当たり前やん」の繰り返し……正直見ていて気持ち悪くなってくる。これが刷り込み効果か。何度か食事やデートのシーンに入るが、同じことしかやってないし言っていないので、「ここ描写する意味あるの?」というか、「ここ削って別のこと書けたよね?」と思うばかり。主体に据えたのが人間ドラマではないからといって、たまに思い出したように同じネタを繰り返すくらいならいっそ全カット、もっとドライな付き合い方でよかったんじゃあなかろうか。
     長くなったので最後に一番言いたいところを。
     クライマックスがひどい。というか、クライマックスに差し掛かるはずのページがクライマックスになってない。「いざ!」と意気込んで最終決戦に望んでみたら、途中から登場したキャラクターの裏切りによって全て水の泡。「は?」の一言に尽きる。途中からやけに描写挟むなぁ、とは思っていたが……展開としては何も考えてなかったでしょ、と言わざるを得ないほどお粗末。これがありなら中盤の相羽襲撃で死んでても納得する。相羽戦は非常に面白かったしスカッとした。善悪二元論で片付けられるレベルの敵なら燃えるんだけどね、って感じなのだろうか。
     他にもちょっと……というところはあるが、とりあえずこれくらいで。どうせ私文だし誰も読まんだろうが、読んでいる人がいたらガガガ文庫から出てる氏のシリーズは最高傑作だと思っているので読んでみてね、と宣伝。はいはい駄文駄文。

  • 独裁者には暗殺を、仇なす敵には絶望を。

    “資本主義の怪物”金融界の首領・相羽からの協力提案を拒否した海斗とリザは、品川埠頭で謎の武装集団に襲撃される。絶体絶命の危機に陥った二人を救ったのはロシア対外情報庁(SVR)の特殊部隊だった。超大国の復権を目論み、仇敵たるブランフォート家の陥落を目的とするロシア政府から、リザは起死回生のプランを提示されるのだが……。

    事実(リアル)とフィクションが交差する「覇道」の世界征服、ここに完結!

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著者プロフィール

小説家、会社経営者、投資家。
第7回講談社BOX新人賞・流水大賞を受賞し、『雷撃☆SSガール』(『世界征服』に改題し星海社文庫より好評発売中)にてデビュー。
著書に『大日本サムライガール』『東京より憎しみをこめて』『世界創造株式会社』(星海社)、『羽月莉音の帝国』(小学館)などがある。

「2017年 『勇者の武器屋経営 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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